クロスキバホウジャク
Hemaris affinis
鱗翅目スズメガ科Hemaris属。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。
▲昨日の午後、よねざわ昆虫館のある三沢コミュニティセンターの駐車場前の花壇に来ていたクロスキバホウジャク。
▲ホウジャク類はブッドレアの花の蜜が大好き。クロスキバホウジャクは花に両前肢を掛けて蜜を吸う。
▲昨日の夕方、自宅の庭で採集したクロホウジャク(Macroglossum saga)。最近、時々キキョウの花に来ていたのだが、ホシホウジャクかクロホウジャクか分からなかったので捕獲してみた。クロホウジャクは灯火に飛来するので夜行性だと思っていたのだが、これで昼間も活動している事がわかった。たまたまかも知れないが、花から蜜を吸う時、クロスキバホウジャクは両前肢を、クロホウジャクは右前肢だけを花に添えていた。ホシホウジャクは前肢を使っているのを今まで見た事がない。クロホウジャクもスズメガ科で、幼虫はユズリハ属木本の葉を食べる。年2化で、成虫での越冬が確認されている。この個体はこの後標本にはせずに釈放した。
▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエゾシモフリスズメ(Meganoton analis scribae)。幼虫はモクレン属木本の葉を食べる。年1~2化で蛹態越冬。スズメガ科。
▲エゾスズメ(Phyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。
▲ヒメサザナミスズメ(Dolbina exacta)。幼虫はモクセイ科木本の葉を食べる。蛹態越冬。年2~3化と云われている。よく似たサザナミスズメとは腹部下面の模様で見分けられる。スズメガ科。
▲エビガラスズメ(Agrius convolvuli)の雌。雄はもっと翅の模様がはっきりしている。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べるが、ヒルガオ科の植物で見つかる事が多い。年2~3化で蛹態越冬。成虫の口吻の長さは日本最長。
▲オオエグリシャチホコ(Pterostoma gigantinum)。幼虫はマメ科木本の葉を食べる。年2回発生し、蛹で冬を越す。シャチホコガ科。
▲セダカシャチホコ(Euhampsonia cristata)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。シャチホコガ科。
▲シロヒトリ(Chionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。
▲キバネモンヒトリ (Spilarctia lutea japonica)の雄。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。スジモンヒトリの可能性も。
▲キハラゴマダラヒトリ(Spilosoma lubricipedum)の雄。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。
▲キドクガ(Kidokuga piperita)。幼虫は広食性。年1化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。
▲ネグロトガリバ(Mimopsestis basalis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。
▲ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria cretacea)の雌。幼虫は広食性。年2〜4化。蛹態越冬。シャクガ科。
▲リンゴツノエダシャク(Phthonosema tendinosarium)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。
▲コカマキリ(Statilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科。コカマキリは少なくとも3匹は来ていた。
▲これもコカマキリの雌。体色には個体差がある。
▲エゾツユムシ(Kuwayamaea sapporensis)の雌。キリギリス科。
▲コクワガタ(Dorcus rectus rectus)の雌。鞘翅目クワガタムシ科。
▲ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)。昨晩は4匹来ていた。コガネムシ科スジコガネ属。
▲コガムシ(Hydrochara affinis)。ガムシ科。