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2025年8月23日土曜日

蜂雀二種




クロスキバホウジャク
Hemaris affinis

鱗翅目スズメガ科Hemaris属。幼虫はスイカズラ科やアカバナ科の植物の葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。成虫は昼間活動し、花の蜜を吸う。



▲昨日の午後、よねざわ昆虫館のある三沢コミュニティセンターの駐車場前の花壇に来ていたクロスキバホウジャク。






▲ホウジャク類はブッドレアの花の蜜が大好き。クロスキバホウジャクは花に両前肢を掛けて蜜を吸う。






▲昨日の夕方、自宅の庭で採集したクロホウジャク(Macroglossum saga)。最近、時々キキョウの花に来ていたのだが、ホシホウジャクかクロホウジャクか分からなかったので捕獲してみた。クロホウジャクは灯火に飛来するので夜行性だと思っていたのだが、これで昼間も活動している事がわかった。たまたまかも知れないが、花から蜜を吸う時、クロスキバホウジャクは両前肢を、クロホウジャクは右前肢だけを花に添えていた。ホシホウジャクは前肢を使っているのを今まで見た事がない。クロホウジャクもスズメガ科で、幼虫はユズリハ属木本の葉を食べる。年2化で、成虫での越冬が確認されている。この個体はこの後標本にはせずに釈放した。






▲昨晩、自宅の外灯に飛来したエゾシモフリスズメ(Meganoton analis scribae)。幼虫はモクレン属木本の葉を食べる。年1~2化で蛹態越冬。スズメガ科。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。
 




▲ヒメサザナミスズメDolbina exacta)。幼虫はモクセイ科木本の葉を食べる。蛹態越冬。年2~3化と云われている。よく似たサザナミスズメとは腹部下面の模様で見分けられる。スズメガ科。






▲エビガラスズメ(Agrius convolvuli)の雌。雄はもっと翅の模様がはっきりしている。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べるが、ヒルガオ科の植物で見つかる事が多い。年2~3化で蛹態越冬。成虫の口吻の長さは日本最長。






▲オオエグリシャチホコPterostoma gigantinum)。幼虫はマメ科木本の葉を食べる。年2回発生し、蛹で冬を越す。シャチホコガ科。






▲ホソバシャチホコFentonia ocypete ocypete)の雄。幼虫はブナ科木本の葉を食べる。年2化で、蛹越冬。シャチホコガ科。






▲セダカシャチホコEuhampsonia  cristata)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化で蛹越冬。シャチホコガ科。






▲シロヒトリChionarctia nivea)の雄。幼虫はタデ科やタンポポ、オオバコ等の草本の葉を食べる。年1化。幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。





キバネモンヒトリ (Spilarctia lutea japonica)の雄。幼虫は広食性。年2化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。スジモンヒトリの可能性も。






▲キハラゴマダラヒトリ(Spilosoma lubricipedum)の雄。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲キドクガKidokuga piperita)。幼虫は広食性。年1化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。





▲ネグロトガリバMimopsestis basalis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2回発生し、蛹で越冬する。カギバガ科。






▲ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria cretacea)の雌。幼虫は広食性。年2〜4化。蛹態越冬。シャクガ科。





▲リンゴツノエダシャクPhthonosema tendinosarium)の雄。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年2化。蛹で越冬。シャクガ科。






▲コカマキリStatilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科。コカマキリは少なくとも3匹は来ていた。





▲これもコカマキリの雌。体色には個体差がある。





▲オオカマキリ(Tenodera aridifolia)の雄。カマキリ科。





▲エゾツユムシ(Kuwayamaea sapporensis)の雌。キリギリス科。





▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。鞘翅目クワガタムシ科。





▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。昨晩は4匹来ていた。コガネムシ科スジコガネ属。





▲オオクロコガネPedinotrichia parallela。コガネムシ科。





▲コガムシHydrochara affinis)。ガムシ科。









2025年8月18日月曜日

地図紋青尺蛾

 


チズモンアオシャク
Agathia carissima carissima

鱗翅目シャクガ科Agathia属。幼虫はコイケマやガガイモの葉を食べる。おそらく年2化。越冬態は不明。



▲昨晩、自宅の外灯に飛来したチズモンアオシャク。






▲オオアヤシャクPachista superans)の雄。幼虫はモクレン科木本の葉を食べる。年2化で幼虫越冬。シャクガ科。






▲フタテンオエダシャク(Chiasmia defixaria)。幼虫はネムノキの葉を食べる。年2化。幼虫越冬。シャクガ科。






▲ヨツボシノメイガTalanga quadrimaculalis)。幼虫はガガイモやイケマを食べる。前蛹で越冬する。ツトガ科。






▲オオクワゴモドキOberthueria falcigera)の雄。幼虫はカエデ類の葉を食べる。成虫は何も食べない。年2化で、蛹で越冬する。カイコガ科。






▲ゴマフボクトウZeuzera multistrigata leuconota)の雄。幼虫は多様な樹種の木部を食害する。1〜2年1化で、幼虫で越冬する。ボクトウガ科。





▲キンイロエグリバCalyptra lata)。幼虫はツヅラフジ科の植物の葉を食べる。トモエガ科エグリバ亜科。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。






▲アゲハモドキEpicopeia hainesii hainesii)の雄。幼虫はミズキ属木本の葉を食べる。年2化で蛹態越冬。アゲハモドキガ科。





▲同じアゲハモドキの裏側。







▲コカマキリ(Statilia maculata maculata)の雌。蟷螂目カマキリ科






▲エンマコオロギ(Teleogryllus  emma)の雌。直翅目コオロギ科エンマコオロギ属。





▲エンマコオロギの雄。






▲ドウガネブイブイAnomala cuprea)。昨晩は3匹来ていた。鞘翅目コガネムシ科スジコガネ属。





▲サクラコガネAnomala daimiana)。コガネムシ科スジコガネ属。





▲コクワガタDorcus rectus rectus)の雌。クワガタムシ科。








▲コガムシHydrochara affinis)。ガムシ科。













2025年7月23日水曜日

四眼枝尺蛾

 


ヨツメエダシャク
Ophthalmitis albosignaria albosignaria

鱗翅目シャクガ科属。幼虫はオニグルミやクロモジの葉を食べる。年1〜2化で、蛹で越冬する。




▲昨晩、自宅の外灯に飛来したヨツメエダシャクの雄。






▲カギシロスジアオシャク(Geometra dieckmanni)の雄。幼虫はブナ科木本の葉や新芽を食べる。年2化。幼虫で越冬する際に宿主植物の冬芽に擬態する。シャクガ科。







▲ゴマフボクトウ(Zeuzera multistrigata leuconota)の雄。幼虫は多様な樹種の木部を食害する。1〜2年1化で、幼虫で越冬する。ボクトウガ科。






▲ホソトガリバTethea octogesima octogesima)。幼虫はコナラ属木本の葉を食べる。年2化で、幼虫越冬。カギバガ科。







▲イラガ(Monema flavescens)。幼虫は毒針毛を持ち、広葉樹の葉を食べる。年1〜2化。前蛹越冬。イラガ科。







▲ナシイラガNarosoideus flavidorsalis)。ピカチュウに擬態している。幼虫は広食性で様々な広葉樹の葉を食べる。年1化。繭中にて前蛹態で越冬する。イラガ科。





▲キドクガKidokuga piperita)。これもピカチュウに擬態している。幼虫は広食性。年1化で幼虫越冬。トモエガ科ドクガ亜科。






▲スジベニコケガBarsine striata striata)。幼虫は地衣類を食べる。年2〜4化で、蛹で越冬する。トモエガ科ヒトリガ亜科。







▲キハラゴマダラヒトリ(Spilosoma lubricipedum)の雄。幼虫は広食性。年3化で幼虫越冬。トモエガ科ヒトリガ亜科。






▲モモスズメMarumba  gaschkewitschii echephron)。幼虫は主にバラ科木本の葉を食べるが、他にハコネウツギ、ニシキギ、ツゲなどを食べる事もある。年2化で蛹態越冬。スズメガ科。






クチバスズメ(Marumba sperchius sperchius)。幼虫はブナ科やアオイ科シナノキ属の葉を食べる。蛹態越冬。暖地では年2化。成虫は口吻が退化し、何も食べない。スズメガ科。






▲エゾスズメPhyllosphingia dissimilis dissimilis)。幼虫はオニグルミの葉を食べる。年2化で、蛹で越冬する。スズメガ科。







▲コフキコガネ(Melolontha japonica)の雌。鞘翅目コガネムシ科コフキコガネ属。








▲コガムシHydrochara affinis)。ガムシ科。






▲ガムシ(Hydrophilus acuminatus) 。ガムシ科。








▲多分ヒメゲンゴロウRhantus suturalis)。ゲンゴロウ科ヒメゲンゴロウ属。







▲現場での撮影だけでは同定に自信がなかったので持ち帰って写真を撮り直した。やはりヒメゲンゴロウで間違いなさそうだ。