2022年3月31日木曜日

胎生植物

 


スキミア
「ファイチー」
Skimmia japonica “Fuaichi”
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑灌木。



   ▲スキミアの「ファイチー」の実をよく見たら、赤い果皮を破って緑色の芽が出ていた。







▲ほら、ここにも。

    たまに柑橘類で実の中の種子が発芽している事があるけど、スキミアもミカン科だから似たような性質があるのかも知れない。




2022年3月30日水曜日

花笠こけし

 


梅木直美さんの
花笠こけし




   ▲山形市在住の蔵王高湯系こけし工人、梅木直美さんの「花笠こけし」をメルカリで入手した。出品者様は東京都にお住まいの方。高さ約5寸の可愛いサイズで、お顔は割れ鼻の岡崎長次郎型。胴には桜崩しの模様。







   ▲笠の上面にはビリカンナで菅笠の質感が表現されている。でも花が描かれてないので、花笠こけしではなく、単なる笠こけしなのかも。






2022年3月29日火曜日

丸葉金縷梅と刺蛾

 


マルバマンサク
Hamamelis japonica  var. discolor f. obtusata

マンサク科マンサク属の落葉小喬木、あるいは落葉灌木。



▲母が生前に植えた庭のマルバマンサクの花が咲き始めた。今年は積雪が多かったので少し開花が遅かった。









▲マルバマンサクの枝に付いていたイラガ(Monema flavescens)の繭。イラガは前蛹で越冬して春先に蛹化するらしい。もう繭の中では蛹になっているのだろうか。






2022年3月28日月曜日

白鼻芯




ハクビシン
Paguma larvata

ジャコウネコ科ハクビシン属。



   昨晩、玄関で大きな物音がしたので見に行くと、猫が隅の方の何かに向かって唸り声をあげていた。懐中電灯で照らしてみたところ、そこにいたのはハクビシンの子供だった。「なにこれかわいい」と思って触ろうとしたら「しゃー」と威嚇された。ハクビシンは追い詰めると臭い匂いを出すので、とりあえず外に出してやったが、後になってよく思い返してみると、おなかをすかせて弱っていたような気がする。猫の餌でも少しくれてやれば良かった。ハクビシンは外来種だと勘違いしている人が多いが、外来種だという決定的な証拠があるわけではない。日本のハクビシンは台湾のそれとDNAが一致するらしいが、日本の海岸に打ち上げられる漂着物の中には台湾からやってきた物が少なくない事を考えると、大きな流木などに乗って自力でやって来た可能性もある。北海道から九州まで日本全国に生息していて、人が住まない山奥でも見付かる事がある。既に日本の生態系の一部になっているので、むやみに駆除なんかしてしまったら、かえって自然のバランスを崩してしまうのではないだろうか。






2022年3月27日日曜日

丸三郎の左刃

 


丸三郎
B型剪定鋏 200mm金止 左刃



   ▲メルカリで丸三郎の左利き用剪定鋏を入手した。出品者様は茨城県の方。「丸三郎」は山形市円応寺町の「今井製鋏所」の商標。







▲刃を開いた状態。丸三郎銘の普通の右利きのB型も持っているが、そちらの方が皮止だったのに対し、こちらは金止。







   ▲鏡面仕上げされた切刃の平には丸三郎の刻印。左のホッペタには楕円で囲まれた責任付の刻印。少し刻印が不鮮明で一部欠けたように見えるのは、比較的新しい製品だからかも知れない。







  ▲裏から見たところ。仕上げが少し粗いように感じる。あちこち表面に鉛が付着したままになっていたので、焼入れに鉛バスが使用されているのが分かる。






▲この辺りにも段差があって、いかにも手作り然としているのが、かえって丸三郎らしいと言えるのかも。







2022年3月24日木曜日

ステノカクタス

 

    サボテン科ステノカクタス属(Stenocactus)の花がいつの間にか咲いていた。



▲「縮玉」(チヂミダマ)




▲「五刺玉」(ゴシギョク)。





▲「竜剣丸」(リュウケンマル)。ピンぼけ。






▲「震武玉」(シンブギョク)

     名称は入手時のまま。ステノカクタス属はメキシコ原産のサボテンで、昔はエキノフォスローカクタス(Echinofossulocactus)と呼ばれていた。冬の間は全然水をやってないのに、時期が来たら開花してしまうのだから面白い。















2022年3月22日火曜日

マジック・マルロー

 


スキミア
「マジック・マルロー」
Skimmia  japonica “Magic Marlot”
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑灌木。



   ▲昨年11月に東京都あきる野市の「花と球根の店 Better  Gardens」さんから取り寄せた斑入りのスキミア「マジック・マルロー」の花がやっと咲き始めた。スキミアとしてはかなり小型の品種で、その割に花数が多くて可愛い。






   ▲一緒に買った「ペローサ」は、もうほとんど満開になっている。どちらも雄株で、買った時のまま3号のプラ鉢に収まっている。









2022年3月21日月曜日

五光の剪定鋏 その2

 


五光
B型剪定鋏 200mm



   ▲昨年11月にメルカリで入手した五光の中古の剪定鋏。出品者様は愛知県の方。「五光」は山形市宮町にあった「横倉鋏製造所」の商標。五光のB型については、昨年2月にデッドストックを入手した時に投稿しているので、今さら取り上げる必要はないと思っていたのだが、最近製造元が判明したのと、ひとつ気になる部分があったのとで、再び投稿させてもらう事にした。












   ▲気になる部分というのは、右のホッペタにある「責任付」の刻印。以前入手した未使用品にはこの刻印は無かった。そしてこれと似たような刻印は、どこかで見た事がある。








  ▲2019年3月に謎の剪定鋏として投稿した「商標 横綱」の銘がある剪定鋏。我が家にかなり昔からあった物で、誰がいつどこで購入した鋏かは不明だが、これにも同じ位置に「責任付」の刻印がある。






▲全体の形状の比較。左が「横綱」。真ん中が今回入手した中古の「五光」。右が以前入手した「五光」の未使用品。肩幅とかワッシャーの大きさとか微妙に異なる部分はあるが、全体の雰囲気はよく似ている。ちなみに3梃とも元々は立バネが付いていたのを虫バネに交換している。





▲刻印の比較。左が「横綱」で右が「五光」。「責任付」の刻印が全く同じ位置に打たれている。まだ確信とまではいかないが、「横綱」の剪定鋏の製造元は、「五光」と同じ横倉鋏製造所である可能性が高いと思う。何より横倉と横綱で横つながりという点も根拠のひとつと言えるのでは。






















2022年3月20日日曜日

ファイチー

 


スキミア
「ファイチー」
Skimmia japonica “Fuaichi”
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑灌木。



▲昨年の12月に大阪府豊中市の「緑の風yamashoku」さんから取り寄せた実付きのスキミア「ファイチー」。まだ赤い実が付いたままで、観賞期間が結構長くて嬉しい。ピラカンサとかオモトとかは、とっくに実が腐り始めてるのに、これはみずみずしい状態を保っている。








   ▲よく見ると、もう花が咲き始めている。雌株なので雄株に比べると、やはり花数は少ない。でも実と花が同時に見れるのも、なんか嬉しい。






2022年3月18日金曜日

雪椿の盆栽

 


ユキツバキ
Camellia rusticana
ツバキ科ツバキ属の常緑灌木。



▲盆栽のユキツバキの花が咲いた。






▲たしか2016年頃に家の近くの山林で発見した株で、普通のユキツバキより花弁が多く、15枚位ある。後で枝を何本か持ち帰って挿し木にしたのだが、これまで生き残ったのは2株だけで、そのうちの1株が初めて開花した。もう何年も育てているのに背丈が10cm程しかないのは冬場に暖かい所に置いていた為。ユキツバキはしっかり寒さに当てないと成長のスイッチが入らないようだ。






     ▲もう1株にも蕾が付いているので、そのうち咲いてくれるはず。







2022年3月17日木曜日

沖縄裏白樫 その5

 


オキナワウラジロガシ
Quercus miyagii

   ブナ科コナラ属の常緑喬木。日本固有種で、奄美大島、徳之島、沖縄島、久米島、石垣島、西表島に自生する。別名ヤエヤマガシ、カシギ。



▲昨年11月にメルカリで購入したオキナワウラジロガシのどんぐりのその後の様子。背丈は30cmを超え、葉の長さは大きいもので15cmに達している。すでに新梢も生えてきて、休む事なく成長を続けている。

    昨日2022年3月16日23時36分、福島県沖北緯37.3度、東経141.6度、深さ57kmを震源とする地震が発生した(2021年2月13日の地震と同じ位置)。マグニチュードは7.4、最大震度は6強で、東日本の広い範囲で停電し、震源に近い地域では建造物への被害も出た。走行中の東北新幹線が脱線し、乗客が4時間程車内に留め置かれた。山形県南部の我が家周辺は震度5弱程度で済んだのでたいした被害も無かったのだが、警報もなくいきなり発生した地震は久々で正直驚いた。最初に弱い揺れがあり、それが収まったと思ったら次に大きな地震が来て、それがなかなか終わらないし、その後も何度か余震があって11年前の記憶が甦った。でも我が家では停電や回線の不通等も無かったし、被害と言ったら本棚に並べてあったこけしが倒れたり落ちたりしたのと、本の山が崩れてこのオキナワウラジロガシが下敷きになった事位だった。幸いにもオキナワウラジロガシは植木鉢が倒れて培養土が少しこぼれたものの、怪我はしていなかった。









2022年3月16日水曜日

富士鹿の剪定鋏

 


富士鹿
A型剪定鋏200mm 




   ▲メルカリで「富士鹿」のA型剪定鋏を入手した。富士鹿(フジシカ)は兵庫県の「冨士鹿刃物製作所」の商標。そう言えばこの鋏の出品者様も兵庫県の方だった。





▲鏡面仕上げされた切刃の平に打たれた「登録  富士鹿」の刻印。





▲刃の部分は真鍮で鑞付けされている。





▲受刃も同様。






▲受刃には「特製」の刻印。

   メルカリでこの鋏の画像を見た時、製造元はおそらく工藤製鋏所だろうと思ったのだが、届いた品物を検分してみて、自分の予想が外れている事に気付いた。では、どこで作られた物かと言うと、








▲なんと「最上川製作所」だった。





▲全体のフォルムも同じだし、






▲柄の内側のディテールも共通している。






▲やはり実物を入手してみないと、真相に迫る事は出来ないものだなあと痛感したのだった。















2022年3月15日火曜日

タンズリーさんの宝石

 


スキミア
「タンズリー・ジェム」
Skimmia japonica “Tansley Gem”
ミカン科ミヤマシキミ属の常緑灌木。



▲昨年11月に大阪府豊中市の「緑の風 yamashoku」さんから取り寄せたスキミアの雌株3種のうちのひとつ「タンズリー・ジェム」の花が咲き始めた。テンプテーションに比べると背丈も葉も花も小さい。人工受粉がうまくいけば赤い実をつけてくれるはず。
   品種名は、イギリスの植物学者アーサー・ジョージ・タンズリー卿(Sir Arthur George Tansley,1871~1955)にちなんでいる。タンズリー卿は「生態系」“Ecosystem”という用語を提唱した人物。








2022年3月14日月曜日

沈丁花の白花

 


沈丁花
「前島 なごり雪」



▲昨年12月にタキイネット通販から届いたジンチョウゲの園芸品種「前島なごり雪」が開花した。黄覆輪の名品「前島」から改良された白花種で、登録名は「前島 立石 白」。花芽が出来てから挿し木にしたようで、地上から直接花が咲いたみたいになっている。ジンチョウゲ(Daphne odora)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑灌木。













2022年3月13日日曜日

ナチュール青森のプリン

 


あおもりプリン



▲これも近所のヤマザワで売っていたプリン。「あおもりプリン」は青森市のプリン専門店「ナチュール青森」で販売しているプリン。原材料は、牛乳と鶏卵と砂糖だけ。カラメルが入ってないので、好みによってメイプルシロップなりフルーツソースなりを自分でかけて食べても良い。内容量90gで、129kcal.。ナチュール青森の創業は2012年。


ごちそうさまでした。





2022年3月12日土曜日

中洞牧場のプリン

 


なかほら牧場ぷりん



▲これも近所のヤマザワで買ってきたプリン。原材料は生乳と卵と有機ブルーアガベシロップと塩。砂糖の代わりにアガベシロップを使っているのが珍しい。あと、塩が入っているのでちょっとだけしょっぱい。内容量90gで110kcal.。製造元の中洞牧場は、創業者の中洞正氏が岩手県岩泉町で1984年に始めた牧場。2000年に有限会社中洞牧場として法人化され、2003年には株式会社中洞牧場になっている。2009年からは株式会社企業農業研究所が経営。飼育されている乳牛はジャージー種とその交配種が主で、ホルスタインは10頭程だという。日本では珍しい山地酪農をおこなっていて、一年中放牧した牛に牧草だけを食べさせて育てている。


ごちそうさまでした。




2022年3月11日金曜日

風信子三色

 


ヒヤシンス
Hyacinthus orientalis cv.

キジカクシ科ヒヤシンス属の多年草。



  ▲昨年1月に近所のコメリで買ったヒヤシンスに今年も花が咲いた。寄せ植えになっていた球根4つを昨年の秋に4鉢にひとつずつ植え替えて、そのうちの1株はもう花が終わり、残りの3株が少し遅れて咲いてきた。綺麗だし、香りも良いけれど、やっぱり花房が小さく咲いてしまったのが残念。今年の秋にはもっと大きな鉢に植えてみようと思っている。









2022年3月10日木曜日

竹鶏のプリン

 


「竹鶏のたまごぷりん」



▲これも近所のヤマザワで売っていたプリン 。食感はしっかり系。原材料は、牛乳と卵と砂糖と香料。内容量90gで116kcal.。製造元の「有限会社竹鶏ファーム」は、宮城県白石市の養鶏場。昭和40年(1965)創業。「竹鶴」ではなく「竹鶏」なので間違えないように。

   今日は3回目のコロナワクチン接種。1~2回目と同じファイザー製だった。今のところ特に副反応とかは見られない。


ごちそうさまでした。







2022年3月9日水曜日

ブランドォレのプリン

 


ブランドォレ
「なめらかプリン」



    ▲近所のヤマザワで購入したブランドォレのなめらかプリン。原材料は、牛乳と生クリームと卵ときび糖とバニラ香料。余計な物は何も入っていないとろ~り系プリン。内容量100gで184kcal. 
   株式会社ブランドォレは山形県長井市の洋菓子店。2011年設立。


ごちそうさまでした。



2022年3月8日火曜日

ペローサ

 

スキミア
「ペローサ」
Skimmia japonica “Perosa”

ミカン科ミヤマシキミ属の常緑灌木。



  ▲昨年11月に東京都あきる野市の「花と球根の店 Better Gardens」さんより取り寄せたスキミアの斑入りの雄株2品種のうちのひとつ、「ペローサ」が開花した。





   ▲直径5mm位の小さな花。赤い蕾だが、花弁の内側は白い。ミカン科なので良い香りがするのではと思っていたが、香りはほとんど感じられない。でも、この雄株が咲いてくれたので、先日咲き始めた雌株の「テンプテーション」に実を付けさせる事が出来るかも知れない。







2022年3月7日月曜日

中位のこけし

 



    山形市在住の蔵王高湯系こけし工人、梅木直美さんこけし



    ▲メルカリで久しぶりに梅木直美さんの伝統こけしを入手した。高さ6寸の岡崎長次郎型で、胴には桜崩しの柄が描かれている。
   メルカリに出品した方の説明文には29センチ位となっていたのに、実際に届いた物はずいぶん小さくて、正直がっかりした。意図的に騙そうとしたわけではなく、単純なミスだと思うが、もう少し気を付けてもらいたいものだ。でも品物自体は素晴らしい物だし、直美さんにも罪はないので、これもひとつの縁なのかな、と思う事にした。
  それにしても、直美さんのこけしって、何でこうも美人なんだろう。