2022年3月4日金曜日

米織小紋

 

鷹山堂の「くまじろう」



▲「くまじろう」が我が家にやって来た。くまじろうは米沢市の「鷹山堂」で販売されているクマのぬいぐるみ。「米織小紋」という名の、綿100%の生地で出来ていて、全部で6色のバリエーションがある。大きさは座った状態で約35cm、立つと約49cmなので、だいたい新生児位のサイズ。
   鷹山堂は山口道子さんが代表取締役を務める米沢織の織元「山口織物鷹山堂 有限会社」の直営店で、自社生産の雑貨や小物を取り扱っている。






   ▲頭を上から見たところ。様々な模様が一見パッチワークのようになっているが、実際は一枚の生地を色々な模様に織り分けている。数えてみたら12種類の模様が織り込まれていた。そう、通常は小紋というと捺染で作られている物が多いが、米織小紋は織で表現されている。昔ながらのジャカード織機だと紋紙を作る手間がかかるのだが、今は電子ジャカードなので、コンピュータに入力するだけで小紋だけでなく写真や絵画まで比較的容易に織物で表現出来るようになっているらしい。もっとも新しい機械の導入には費用もかかるだろうし、特許の問題もあって、どこででもこういった生地が作れる訳ではないと思うのだが、鷹山堂では自社で全て生産出来る所が凄いと言える。











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