2020年12月1日火曜日

桑子

 
クワコの繭


    ▲家の近くの桑の木でクワコ(Bombyx mandarina  )の繭を見つけた。実はクワコの繭を見たのはこれが初めて。今までも時々探してはいたのだが、桑の木の根元近くしか見ていなかったので発見出来なかったのだろう。今回見つけた繭は自分の背丈より高い枝に付いていた。





    ▲表面の薄い繭を剥がすと、中にベージュ色で紡錐形の繭があって、二重構造になっている。元々こういう色だったのか、変色したのかは分からない。同じ木で4つの繭を見つけたが、その内2つは羽化しており、他の2つは蛹が何らかの原因で駄目になっていた。おそらくは寄生虫か糸状菌に殺られたのだろう。昆虫の世界も生きていくのは大変なのだなあと思う。


  クワコ(クワゴ)は、鱗翅目カイコガ科カイコガ属。カイコの原種と云われている。

2 件のコメント:

さんのコメント...

見てみたい!小さいですね。
ヤママユの繭は蚕の繭より大きいけれど、クワコの繭はずっと小さいのですね。
今度桑の木をよく見てみます。

かねぽん さんのコメント...

春さん、どうして今まで見付ける事が出来なかったのか不思議です。桑の葉が落ちて繭だけが枝に残ってると結構目立ちますが、葉と一緒に落ちてしまうとなかなか見つからないのかも知れません。