新国光
A型剪定鋏 8吋 金止
最近ヤフオクで入手した剪定鋏。
「新国光」は、山形県山形市宮町の「東北打刃物株式会社」の商標。
▲切刃は鏡面仕上げになっていて、平の部分に新国光の刻印が入っている。
▲裏返すと受刃に「吉正作」の刻印。
▲柄の内側は平らで凹んでいない。そのせいでかなり重量がある。
▲刃はろう付けされている。
▲昔近所のコメリで買った新国光のA型7吋との比較。左が7インチ、右が8インチ。どちらもろう付け。7インチの方は購入後に立バネを虫バネに交換している。
▲楽天で買った「萩の月」の刻印があるろう付けA型との比較。左が萩の月、右が新国光。同じ形をしているのが分かる。やはりこれもバネを交換しているが、元々は立バネが付いていた。「萩の月」は、山形県山形市花楯にある「花楯産業株式会社」の商標。花楯産業は東北打刃物から昭和52年に分離独立した会社。
▲結局この新国光の鋏も虫バネにしてみた。
おそらくこれらの剪定鋏は「飛庄」(飛塚製鋏所)で作られたものだろう。現在の飛庄のA型は改良型で、柄の形状が異なっているが、これらは改良前の旧A型だと思われる。残念ながら飛庄の刻印のある旧A型を所有してないので絶対とは言えないが、そのうちなんとか入手して確認したいと思っている。(その後の考察で小松製鋏所製である可能性も浮上してきた)
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