2020年12月28日月曜日

クラッフェンフォーゲル

 
Maschinen Krieger
Strahl Demokratische Republik
KRACHENVOGEL
FNS465


     株式会社ウェーブから「クラッフェンフォーゲル」の1/20スケールのキットが発売された。クラッフェンフォーゲルは、マシーネンクリーガーに登場するシュトラール軍の反重力無人偵察機「ノイスポッター」に武装を搭載した強襲型である。




▲いつも通りパッケージのイラストは原作者である横山宏氏が新たに描き下ろしたものだ。







▲パーツ構成は御覧の通り。





   ▲その内、日東製金型によるパーツはランナー4つ分。頭部と台座と、お馴染みエディ君。







▲下半身と武器やレーダー類のパーツはウェーブ製金型で出来ている。







▲塗装見本のカードとデカール。どちらも新しくなっている。









▲箱の裏にも塗装のバリエーションが印刷されているのがありがたい。



    思っていたよりもパーツ点数が多くないので、組み立てにそんなに時間はかからないのではないだろうか。ただ、完成した後で地震で倒れて壊れるのが目に見えているので、何か対策を考えておく必要があるだろう。



2020年12月27日日曜日

無常の月

 

最近読んだ本


ハヤカワ文庫SF
ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン
「無常の月」
ラリイ・ニーヴン



2018年3月15日発行
株式会社 早川書房


    アメリカSF小説界の大御所、ラリイ・ニーヴンの作品を集めた、日本独自の短篇集。1979年にも同タイトルの短篇集がハヤカワ文庫から出ているが、今回出版されたのはその再版ではなく、収録作7篇の内、重複は2篇だけ。それ以外の4篇は他の短篇集に収録されていた作品で、残る1篇はSFマガジンに掲載されていたもの。つまり、新訳は全くない。自分にとって初めて読む短篇は2作品だけだったにもかかわらず、全ての作品を楽しんで読む事が出来た。ラリイ・ニーヴンの小説はやはり何度読んでも面白い。


2020年12月26日土曜日

ドーントレス

 
世界の傑作機
No.198
SBDドーントレス

FAMOUS AIRCRAFT  OF THE WORLD
No.198
SBD DAUNTLESS


令和3年1月5日発行
株式会社 文林堂



文林堂から隔月で発行されている「世界の傑作機」シリーズ。毎回特定の飛行機について、専門家の詳しい解説やその機体に直接関わった当事者の体験談、実機の貴重な写真や細部の図面等が載っており、資料としても役立ち、読物としても楽しめる他に類を見ない出版物だと言える。

    SBDドーントレスは1939年にアメリカ海軍に制式採用された艦上偵察爆撃機。ノースロップ社で設計された機体を基にダグラス社で開発が進められ、生産された。エンジンはライト社で製造されている。ダイブブレーキを兼ねたフラップに丸い穴が空けられているのが特徴的な機体で、その卓越した急降下爆撃能力を生かして大日本帝国海軍の艦船を多数撃沈している。同型の機体がアメリカ陸軍にも採用されていて、A-24バンシーの名が付けられている。その性能はほとんどの面で当時大日本帝国海軍で運用されていた九九式艦上爆撃機を凌駕しており、それに加えて機体の頑丈さや操縦のしやすさが多くのパイロットに愛されていた。まさに傑作機と呼ぶに相応しい飛行機だったのだろう。

   因みにドーントレスとは、不撓不屈の、という意味らしい。

2020年12月25日金曜日

頭文字牛

 

BOUDAI

イニシャル赤べこ



     最近メルカリで見つけた張り子の牛。気になってコメント欄で出品者様に詳細を問い合わせたが、詳しい事は何も分からないとの事。そこで取り敢えず思いきって購入してみると、届いた牛のおへそには「BOUDAI」のロゴのシールが貼ってあった。
 
   「BOUDAI」は、滋賀県近江八幡市の「西川庄六商店」のオリジナルブランド。製造は福島県西会津町の「野沢民芸品製作企業組合」で、2013年に発売されたコラボ商品らしい。脇腹に書いてあるイニシャルにはいろんなバリエーションがあるようだが、かねぽんのKの字になっているのは偶然か運命か。








2020年12月24日木曜日

猿のなる樹

 

ホンドザル

Macaca fuscata fuscata




霊長目オナガザル科マカク属。





隣の家の柿の木に猿の群れが来ていた。












  ▲みんな口の周りが柿の実の色になっている。

























▲これは今年産まれた子猿かも。






▲母猿が我が子を心配して上を見上げているように見えるが、単におこぼれを待っているだけかも知れない。







▲さて、この写真の中に猿は何匹いるでしょうか?







2020年12月23日水曜日

剥茸

 
ムキタケ

Sarcomyxa serotina



ガマノホタケ科ムキタケ属

   庭のソメイヨシノの枯れ枝に生えていたムキタケ。ムキタケの子実体は16℃以下になると生えてくるらしい。ムキタケは腐朽菌としてかなり強力な方なので、このままにしておくとソメイヨシノが枯れる可能性もある。






    毒キノコのツキヨタケと紛らわしいので、半分に裂いて断面を見てみた。ツキヨタケなら黒いシミがあるので、ムキタケで間違いないようだ。でも、やっぱり不安だから食べるのはよそうと思う。







2020年12月22日火曜日

また四十雀

 


シジュウカラ

Parus minor minor 



スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属。

    今朝、家の中に入って来て出られなくなっていたシジュウカラ。手で捕まえて窓から出してやった。ブログの過去の記事を見返してみたら、今年の2月にもシジュウカラが迷い込んでいた。まさか同じ個体ではないとは思うけど。






2020年12月21日月曜日

越年蜻蛉

 


オツネントンボ

Sympecma paedisca



蜻蛉目アオイトトンボ科オツネントンボ属。

   トンボの仲間では珍しく成虫で越冬する種類。部屋の中で何匹か見つけたが、死んだようにじっとしているものと、本当に死んでいるものがいた。越冬に失敗して春が来る前に死んでしまう個体も多いようだ、よく似たホソミオツネントンボは、翅を閉じている時に前翅と後翅の縁紋が重なっているが、オツネントンボはずれているので、じっとしていれば判別は難しくない。







2020年12月20日日曜日

尉鶲

 
ジョウビタキ(♂)
Phoenicurus auroreus


スズメ目ツグミ科ジョウビタキ属。
   
  ヒタキ科とされる事もある。日本では冬鳥として知られる。

    先日急に積もった雪の重みで倒れた木を2日かけて片付けて、門の前の道はなんとか通れる位にはなった。その時切り落としたノイバラの枝にジョウビタキがやって来て実を啄んでいた。人が近付いてもあまり逃げようとしないのは、警戒心が足りないのか、それとも縄張り意識が強いせいか。こんな小さな鳥が大陸から海を越えて飛んで来るのだから畏れ入る。ふてぶてしくも可愛い鳥だ。






2020年12月19日土曜日

招福干支牛

 

2021年の越後製菓の鏡餅
招福干支うし  ミルク


     餅の上にのっているフィギュアは「ねんドル」として有名な岡田ひとみさん(40)が原型を担当している。全部で4種類あるはずだが、残念ながら近所のヤマザワには1種類しか置いてなかった。この時期にしか売ってないので買い逃すと後で入手するのは難しいのだ。でも今年は身内に不幸があったので、どのみち鏡餅はお供え出来ない。


岡田ひとみさんは群馬県出身のタレントでねんど職人。1980年11月7日生まれ。血液型はO型。NHKのEテレで放送されている「にゃんチュウ!宇宙!放送チュー!」に「おねんどお姉さん」として出演中。


越後製菓株式会社(ECHIGO SEIKA,Co.,Ltd)は新潟県長岡市の食品製造・販売会社。1947年創業。





2020年12月18日金曜日

黒牛

 

野沢民芸

開運べこ(黒)



    福島県西会津町の野沢民芸品製作企業組合で作る張り子の牛の新製品のひとつ。これも来年の丑年に因んで発売された製品だと思うが、良いデザインなので定番商品になるかも知れない。いや、分からんけど。

2020年12月17日木曜日

白牛

 

野沢民芸

開運べこ(白)



   福島県西会津町の野沢民芸品製作企業組合の張り子の牛の新製品。来年は丑年なので、それに合わせて販売された物だと思うが、丑年限定なのかどうかは分からない。今、赤べこは注文が殺到していて、生産が追い付かない位売れているらしい。2ヶ月待ちだとか。


   ところで、今年は親戚の不幸が2件もあったので、来年の年始の挨拶はひかえさせてもらいます。




2020年12月16日水曜日

大雪警報発令中

 

   朝、新聞を取りに外に出たら、車庫の近くに立っていたネムノキの枯木が倒れて門の前の通路を塞いでいた。急に積もった雪の重さに耐えられなかったのだ。


    この枯木にはノイバラやフジの蔓が絡まっていて、特にノイバラは初夏に物凄い数の花が咲いて、それはそれは見事だったし、その芳香は様々な虫を引き寄せてもいた。





▲ノイバラの赤い実。




さて、これをどうやって片付けたら良いのだろう。出入口を塞いでいるから、なるべく早くどける必要がある。自分ひとりでやるとなると、剪定鋏と鉈と鋸を使って、何日もかけて片付けなければならない。とりあえず自分で出来る処までやってみて、手に負えなくなったら誰かに頼もうか。






▲開花期のノイバラの姿。




   ※ノイバラ (Rosa  multiflora) は、バラ科バラ属の落葉蔓性木本。














2020年12月15日火曜日

しぶとい女郎蜘蛛

 
ジョロウグモ

Nephila clavata


蜘蛛目ジョロウグモ科ジョロウグモ属。

    外は雪だというのに、軒下のジョロウグモはまだしぶとく生きている。室内に入れて餌を与え続けたらどのくらい生きるのだろうといつも思う。多分暖かい地方でも1年以上生きるのは稀だろうが、やってみなければ分からない事が世の中には沢山あるのだ。でも面倒くさいからやらないだろうな。美しいクモだから海洋堂あたりでフィギュアを出してくれたら買ってしまうかも知れないけど。



    ところで昨日の夜、Googleに不具合が発生して、ブログの書き込みが出来なくなった。自分はいつもスマホで書き込んでいるが、さんざん試行錯誤した後、電源を一度切って再起動させたらやっと元に戻った。一時期はどうなるかと思ってちょっと焦ってしまった。







2020年12月14日月曜日

シュトゥルマンスキーのクロノグラフ

 

シュトゥルマンスキー
アビエーター・ライン
ガガーリン・アニバーサリーモデル
31681/1743458



Штурманские
Ю.А. Гагарин
31681/1743458


   2001年に「シュトゥルマンスキー」からガガーリンによる有人宇宙飛行40周年を記念して、ロシアの戦闘機ミグ29のダイキャストモデルと抱き合わせで販売されたクロノグラフ。999本限定という事だが、似たような時計が何種類か発売されているようだ。文字盤の中心には時針分針とクロノグラフ針があり、3時位置に30分積算計、6時位置に24時間計、9時位置にスモールセコンド、そして4時と5時の間に日付表示がある。ケースはステンレス製の30m防水。直径39mm、厚さ14mm。ケースの側面10時方向にはインナーベゼル用の竜頭がある。風防は無機ガラス。






ムーブメントはポレオット(パリョート)製「31681」で手巻き式。これはバルジューの7734とほぼ同じポレオット製3133に24時間計を追加したもの。25石、6振動/秒。日差は-20~+40秒。パワーリザーブは42時間だが、クロノグラフ機能を使うと37時間になる。



  「シュトゥルマンスキー」( Штурманские ) は、ロシアの「モスクワ第一時計工場」のブランドのひとつ。モスクワ第一時計工場は2004年に解散しているが、発売年からするとこのモデルは解散前に製造された物だと思われる。現在シュトゥルマンスキーの製品はボストーク社で作られている。


この時計はメルカリで販売されていた中古品で、今回も格安で購入出来た。









2020年12月13日日曜日

狐の毛

 
    この前、狐が寝ていた場所に、毛が沢山落ちていた。


    よく見ると、毛の中に大きなフケのような、角質化した皮膚の断片が混じっている。これは典型的な疥癬の症状だが、後で顕微鏡で見てみたものの、ヒゼンダニは発見出来なかった。もう少し早く気付いていれば良かったのかも。

   昨日、叔父の家に行く機会があって、この狐の事を話したら、叔父が興味深い逸話をしてくれた。叔父の祖父、つまり自分にとっては曾祖父に当たる人が狐を飼っていた事があるらしい。毛皮目当てに母狐を鉄砲で撃った時に、遺された子狐を引き取って育てたのではないかと言う。その狐はこの家の床下を寝床にしていたらしいのだが、今でも床下に眠っている狐の骨は、もしかしたらその狐の亡骸なのかも知れない。









2020年12月12日土曜日

また小蟷螂

 


コカマキリ(♀)

Statilia maculata




蟷螂目カマキリ科Statilia


   天気予報によると明日の夜には雪が降ると言う。それに備えて薔薇の枝を剪定し、鉢を他の場所に移動していたら、鉢の陰になっていた所にコカマキリがいるのを見つけた。。もう何度か霜が降りているというのに、なかなかしぶとい奴だ。去年は記録的に雪が少なかったが、今年は初降雪がそのまま根雪になる可能性があると言う。多くの生き物達が白い雪に埋葬され、春になっても目覚める事がない。小さく儚い命にとっては、冬は永遠に等しい長さなのだ。








2020年12月11日金曜日

また北黄蝶

 
キタキチョウ (♀ 秋型)

Eurema mandarina



鱗翅目シロチョウ科キチョウ属。

幼虫はマメ科の植物を食べる。成虫で越冬する。


    クリスマスローズの葉を刈っていて見つけたキタキチョウ。葉陰で越冬するつもりだったようだ。寒さで動きが鈍いので、最初は死んでるのかと思った。





クリスマスローズはもう蕾が出来ている。

2020年12月10日木曜日

またまた本土狐

 

ホンドギツネ

Vulpes vulpes japonica



食肉目イヌ科キツネ属。





   また今日も狐が現れたので、今度は二階の窓から前回とは別のカメラ、別のアングルで撮影した。







    尻尾の毛がむしれているのは、おそらくヒゼンダニかハジラミ、あるいはその両方が原因だろう。







   暫くウロウロした後、丸くなって寝てしまった。



    そのまま30分位寝ていただろうか。ちょうど正午頃、突然目を覚ましてこちらをじっと見つめているので、何があったのだろうと思ったら、うちの猫が巡回を終えて家に帰ってきたところだった。狐が猫の方に近付いてきたので放っておくわけにもいかず、こちらが玄関の戸を開けて牽制に入ったら、狐は諦めて逃げていった。寝たふりをして待ち伏せしていたのだろうか。





2020年12月9日水曜日

望みは薄いが


家の近くで黒猫を見た。


    先日、父を病院へ送っていく途中、家からそう遠くない所で黒猫を見かけた。もしかしたら昨年行方不明になった「ケムシ」ではないかと思い、車から降りて呼び掛けてみた。黒猫はじっとこちらを見つめていたものの、近付いては来なかった。多分違う猫なのだろう。







2020年12月8日火曜日

また本土狐

 

ホンドギツネ

Vulpes vulpes japonica


食肉目イヌ科キツネ属。


    朝食を食べ終わった頃、まず家の中にいた猫が窓の外の存在に気付いて、じっとそれを見つめていた。次に父がそれに気付き、父に教えられて自分も窓の外を見た。そこには狐がいた。





    2~3日前の昼食の時も同じ場所に狐がいた。その時は人間の存在に気付いてすぐに逃げていったが、今日はまだ気付いていないようだ。日の当たる場所ですっかり寛いで、寝転がったり、体を舐めたりしている。こうして見ると可愛いものだ。






   最近、近所の猫の数が減っているのは、この狐に襲われた為ではないかと自分は睨んでいる。我が家の猫も、狐の出没する夜間はなるべく外に出さないようにしていたが、すると狐は昼間でも堂々とやって来るようになった。なんて賢い奴なんだろう。





  小一時間程して、狐はどこかに立ち去っていった。