2022年3月5日土曜日

エンペラースコーピオン

 



ダイオウサソリ
Pandinus  imperator

サソリ目コガネサソリ科Pandinus属。 



   ▲タンザニアで「ダイオウサソリ」を捕まえてきた。






▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイから発売されたダイオウサソリのフィギュア。ガシャポンの「いきもの大図鑑 サソリ」のラインナップの中のひとつ、「ダイオウサソリ 大」である。






▲そもそもダイオウサソリの生体は日本のペットショップでも販売されているので、わざわざ原産地の西アフリカ方面まで行かなくても入手出来るのだ。






▲このフィギュアは関節が可動式なので、様々なポーズをとらせる事が可能だが、






▲やはりサソリは尻尾(終体と尾節)を上げた状態が格好良い。




▲大きさはほぼ本物と同じ。尻尾を伸ばした状態だと、鋏を含めて全長17cm。頭部から尾節までだと15cm。一般に出回っているのは大型の個体でもせいぜいこの程度ではないだろうか。





▲「いきもの大図鑑 サソリ」のラインナップは全5種。01「ダイオウサソリ 大」、02「レッドクロウエンペラースコーピオン 大」、03「ダイオウサソリ 小」、04「レッドクロウエンペラースコーピオン 小」、05「イスラエルゴールデンスコーピオン」。コスト削減の為、形状は皆同じ。






  ▲3年前に発売された海洋堂のリボジオ版ダイオウサソリとの比較。左がガシャポンで右がリボジオ。こうして見るとリボジオの方は、やはりちょっとオーバーサイズ気味だと思う。ガシャポンの方は本物の標本を3Dスキャンして原型を製作しているので、形状的にもより正確に出来ている。でも迫力ではリボジオの勝ちかな。





2022年3月4日金曜日

米織小紋

 

鷹山堂の「くまじろう」



▲「くまじろう」が我が家にやって来た。くまじろうは米沢市の「鷹山堂」で販売されているクマのぬいぐるみ。「米織小紋」という名の、綿100%の生地で出来ていて、全部で6色のバリエーションがある。大きさは座った状態で約35cm、立つと約49cmなので、だいたい新生児位のサイズ。
   鷹山堂は山口道子さんが代表取締役を務める米沢織の織元「山口織物鷹山堂 有限会社」の直営店で、自社生産の雑貨や小物を取り扱っている。






   ▲頭を上から見たところ。様々な模様が一見パッチワークのようになっているが、実際は一枚の生地を色々な模様に織り分けている。数えてみたら12種類の模様が織り込まれていた。そう、通常は小紋というと捺染で作られている物が多いが、米織小紋は織で表現されている。昔ながらのジャカード織機だと紋紙を作る手間がかかるのだが、今は電子ジャカードなので、コンピュータに入力するだけで小紋だけでなく写真や絵画まで比較的容易に織物で表現出来るようになっているらしい。もっとも新しい機械の導入には費用もかかるだろうし、特許の問題もあって、どこででもこういった生地が作れる訳ではないと思うのだが、鷹山堂では自社で全て生産出来る所が凄いと言える。











2022年3月3日木曜日

大鍬形蟲

 

オオクワガタ
Dorcus hopei binodulosus
鞘翅目クワガタムシ科オオクワガタ属。



   ▲家の近くの雑木林で巨大なオオクワガタを捕まえた。






▲大きさを測ってみたら、なんと11cmを超えていた。飼育個体も含めて、ぶっちぎりの新記録だ。






▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイから発売されたフィギュア。全国のガシャポンで販売されている「いきもの大図鑑 くわがた03」のラインナップのひとつ。







▲例によって本物の標本を3Dスキャンして原型を製作しているので、大きさ以外は本物そっくりに仕上がっている。






▲クワガタムシの中でも一番人気のあるオオクワガタを、第3弾まで引っ張った理由はよく分からない。







   ▲後翅のパーツを取り付けると飛行状態を再現出来る。






   ▲オオクワガタの小型の雄は、たまに灯りに飛んで来る事があるけど、大型の雄は飛ぶのが苦手なので、滅多に灯りにやって来ない。雌は比較的よく見かけるけど。







   ▲今回発売された「くわがた03」のラインナップは全部で5種類。01「オオクワガタ」、02「ローゼンブルグオウゴンオニクワガタ(ゴールド)」、03「ローゼンブルグオウゴンオニクワガタ(黒)」、04「ノコギリクワガタ(黒)」、05「トカラノコギリクワガタ」。

   この中でトカラノコギリクワガタはアマミノコギリクワガタの亜種で、トカラ列島に分布している。トカラ列島では採集が禁止されているのに、何故か飼育個体が市場に出回っているという。禁止される前に採集された個体の子孫なんだろうか?













2022年3月2日水曜日

草臥しの騎士


 

最近読んだ本。

ハヤカワ文庫SF
「七王国の騎士」
〈氷と炎の歌〉
ジョージ・R・R・マーティン
酒井昭伸 訳


2020年1月25日発行
株式会社早川書房


   2015年に発行されたGeorge R.R.Martinによる“A Knight of the Seven Kingdoms”の全訳。アメリカの大手ケーブルテレビ局、HBOによって製作されたテレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011~2019)の原作小説「七王国の玉座」の約100年前の時代の物語。舞台は同じ「ウェスタロス大陸」という架空の世界。放浪の騎士「ダンク」と、その従士「エッグ」の冒険譚。収録作は以下の中篇3話。

「草臥しの騎士」
“The Hedge knight”
(初出は1998年)

「誓約の剣」
“The Sworn Sword”
(2003)

ミステリ・ナイト
「謎の騎士」
“The Mystery Knight”
(2010)

    ジョージ・R・R・マーティンの作品はどれもハズレが無く面白い話ばかりなのだが、執筆以外の仕事をする事が多いせいか、なかなか新作が出てこない。ドラマのゲーム・オブ・スローンズは完結したのに、原作の続きはずっと待たされっぱなし。早く第6部の「冬の狂風」が読みたい。







2022年3月1日火曜日

レオパ

 


  ヒョウモントカゲモドキ
Eublepharis macularius

   有鱗目トカゲモドキ科ヒョウモントカゲモドキ属。アフガニスタンからパキスタン、インドにかけて棲息する地上性の爬虫類。



   ▲株式会社バンダイの通販サイト「プレミアムバンダイ」から「いきもの大図鑑アドバンス」の「ヒョウモントカゲモドキ」のフィギュア3種が届いた。昨年発売された5種のカラーバリエーションである。





   ▲ビニール袋に入ったままだと可哀想なので、早速出してあげた。大きさは15cm位で、ほぼ実物大。原型監修は動物フィギュア作家の「真工房」氏。彩色監修はビバリウムガイド編集長の「冨水明」氏。







▲「スノーボールドストライプ」





▲「ベルアルビノ」。






▲「ジャングル」。







    ▲昨年発売の物も含めると、これで全部で8種類。フィギュアは餌をやったりしなくてもいいから助かるけど、これを見ているうちにだんだん生体を飼育してみたくなってきた。あまり高価な品種でなくてもいいし、ノーマルでもいいから1~2匹買ってこようかとか一瞬思ったものの、家にはリクガメ達が既にいるので、これ以上増やせない事を忘れていた。我慢、我慢。










2022年2月28日月曜日

テントウムシの王様

 

カメノコテントウ
Aiolocaria hexaspliota

    鞘翅目テントウムシ科カメノコテントウ属。クルミハムシ、ドロノキハムシ、ヤナギハムシなどの幼虫や蛹を食べる。



   ▲昨夜、これから寝ようとしていた時に、布団の上に落ちてきたカメノコテントウ。どこかの隙間で冬眠していたやつが出てきたようだ。







▲前にも書いたが、カメノコテントウは日本三大テントウムシのひとつ。
ちなみに他の2つは、オオテントウ(Synonycha  grandis)とハラグロオオテントウ(Callicaria superba)である。






2022年2月27日日曜日

葱牛

 

「茶房やまだ屋」×「野沢民芸」
ネギべこ



    ▲メルカリで「ネギべこ」を入手した。出品者様は大阪府の方。
   「ネギべこ」は、福島県下郷町の喫茶店「茶房やまだ屋」さんで販売している張り子の牛。製造元は同県西会津町の「野沢民芸品製作企業組合」さん。茶房やまだ屋さんのある大内宿は葱蕎麦が名物。福島は隣県なので、いつか行ってみたいのだが、残念ながら今は我慢するしかない。