マシンガンダンディーの部屋
モノにまつわる無駄話
2022年1月31日月曜日
鼈甲猫
大雪を物ともせずに我が家にやって来た見知らぬ鼈甲猫。
玄関の戸を閉めていたら、開けてくれとにゃーにゃー鳴く。撫でてやると寝転がって甘える。どこか近所で飼っている猫だと思うが、この猫は初めて見る。君は一体誰?
鼈甲猫や錆猫は三毛猫の系統なので、そのほとんどは雌。この猫も雌だった。そろそろ猫の発情期なので、雄猫も雌猫も相手を求めて活発に歩き回るようになる。近頃我が家の雄猫は毎日他の雄と喧嘩ばかりしていて、全身傷だらけだ。
2022年1月30日日曜日
日本産天南星属図鑑
最近買った本
「日本産テンナンショウ属図鑑」
邑田 仁
大野順一
小林禧樹
東馬哲雄
平成30年3月25日 初版発行
株式会社 北隆館
2011年に発行された「日本のテンナンショウ」の増補版。マムシグサやウラシマソウ、ユキモチソウ等の、日本のサトイモ科テンナンショウ属全種類のデータが詳しく掲載されていて、この1冊さえあれば日本全国のあらゆるテンナンショウ類の同定が容易に出来る……のなら良いのだが、地方差や個体差が大きく交雑個体もあるテンナンショウ類の種の特定は、そう一筋縄ではいかない。それでも日本産テンナンショウについては、今のところこれ以上の図鑑はなく、とりあえず植物や山野草が好きな人は今のうちに本書を確保しておかないと、あとで後悔する事になるかも知れない。
2022年1月29日土曜日
紅孔雀と曙大鵬
万両
Ardisia crenata
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑灌木。
▲左が奈良県香芝市の「こぼんさい」さんから取り寄せた「紅孔雀」で烏葉の斑入り、右が新潟県長岡市の「一起園芸」さんから仕入れた「曙大鵬」で青葉の斑入り。どちらも昨年7月に花芽付きを入手して人工授粉したので赤い実が沢山生っている。でも他の品種の実に比べるとかなり小さめ。というか、多分これ位が標準的な原種の実の大きさなのだろう。
2022年1月28日金曜日
青木
アオキ
Aucuba japonica
ガリア科(アオキ科)アオキ属の常緑灌木。雌雄異株。
▲福島県只見町の富士園芸さんからアオキの苗木を2種取り寄せた。左は「駿河弁天」で、右が「夏の雲」という品種。
「駿河弁天」は美しい黄色の掃込斑が入った葉が亀甲型をした珍しい品種。来歴は不詳だが、江戸時代の文献に似たような品種があるという。雄木なので実が生らないが、他の雌木に実を付ける為の花粉親に丁度良い。既に蕾が沢山付いている。
「夏の雲」は新葉が真っ白になる品種。岐阜県八百津町の丸山ダム付近の山林で山口清重さんという方が発見されたらしい。これは雌木で赤い実が生る。
富士園芸さんからは他にも色々取り寄せたので、いつか花が咲いた時にでも披露出来たらと思っている。
2022年1月27日木曜日
黄実の名は
万両
「令和の栄」
Ardisia crenata
f.
xanthocarpa
“Reiwa no Sakae”
▲昨年の7月にメルカリで入手した黄色い実がなるマンリョウ「令和の栄」の新しい実が色付いてきた。自分にとっては、マンリョウという植物に興味を持つきっかけになった品種であり、思い入れが深い。出品者は新潟市の花香園さん。
▲ただ昨年入手した時についていた実より、まだ色が薄く粒も小さい。育て方が悪いのか、それともこれから変わっていくのか。とにかくマンリョウは実の観賞期間が長いのが嬉しい。もっとも外に置いてあったらすぐに鳥に食べられて失くなってしまうのだろうが。
2022年1月26日水曜日
外国産椿の本
最近買った本
小川 秀世 西村 舜子 共著
洋種ツバキ図鑑
2019年3月28日 初版発行
2020年2月25日 第2刷発行
株式会社 草土出版
海外で作られたツバキの園芸品種の事を洋種ツバキと言うらしい。元々は日本原産のツバキが欧米に渡り、それに中国産のトウツバキ等が掛け合わされて生まれた品種群で、欧米人の好みに合わせて、より花が大きく派手に改良されている物が多い。何故かまだ日本ではあまり普及していないので、今までそれについての書籍も皆無に等しかった。そもそも日本でツバキの木は社寺の敷地で見られる事が多く、陰気で不吉な花と思っている人も少なくない。華やかな洋種ツバキが約180種掲載されたこの図鑑を見れば、ツバキに対するそういう偏見も変わるだろう。この本をきっかけに外国産の園芸品種に興味を持つ人が増えて、この先もっと様々な品種が輸入されるようになってくれたらと思う。
2022年1月25日火曜日
園芸文化史
最近読んだ本
花と緑と、20の情熱
日本園芸界のパイオニアたち
椎野昌宏
平成29年7月18日 初版発行
株式会社 淡交社
主に明治から昭和にかけての、日本の園芸界の偉人達について書かれた本。新たな園芸植物の普及や品種改良、その栽培知識の啓蒙に尽力した20人の日本人の生涯や人となりが紹介されている。美しい花や珍しい植物について書かれた本は沢山あるが、園芸界を陰で支えてきた人達に焦点を当てた本は他にあまり無く、とても興味深く読ませて貰った。著者の椎野昌宏(しいの・まさひろ)氏は、1931年生まれ。現在日本ベゴニア協会の理事長を務める園芸研究家で、今まで園芸植物関連の書籍を何冊も著しており、平成28年度園芸文化賞を受賞している。
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