2021年10月17日日曜日

今年最後の仙人掌の花?

 


タイホウギョク
大鳳玉
Astrophytum capricorn   var.  crassispinum



   サボテン科アストロフィツム属。メキシコ原産。
    2017年にヤフオクで入手した株。4号駄温鉢で栽培。





カセンギョク
華仙玉
Matucana calliantha



サボテン科マツカナ属。ペルー原産。
数年前に米沢のムサシで買った株。3号駄温鉢で栽培。



   どちらも1年に何度も開花する種類で、今年も沢山楽しませてくれた。一昨日あたりから急に寒くなってきたので、そろそろサボテン達も室内に取り込む準備をしておかないと。









2021年10月16日土曜日

恐竜の花

 

ガステリア
「恐竜」
Gasteria  “Kyoryu”

ススキノキ科ガステリア属。



   ▲恐竜の花が咲いた。これは2015年8月にluz(ルース)楽天市場店から取り寄せた株。






   ▲恐竜はピランシー(G. pillansii)とエクセルサ(G. excelsa)の交配種だと云われている。







   ▲葉の枚数が増えてきて、だんだんカッコ良くなってきた。






2021年10月15日金曜日

黒薄手火蛾

 



クロウスタビガ(♀)
Rhodinia jankowskii hattoriae



   鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属。幼虫はミカン科のキハダの葉を食べる。卵態越冬。

    近所の街灯の下で見つけたクロウスタビガの雌。クロウスタビガは他のヤママユガ類とは違って地面に繭を作るらしいので、キハダの樹の根元で繭を探してみたが全く見当たらなかった。クロウスタビガの繭探しは今後の課題という事にしておこう。

そう言えば、もう10月中旬だというのに、昨日はセミが鳴いていた。




2021年10月14日木曜日

鳥海の剪定鋏

 


鳥海
B型剪定鋏 200mm 金止



▲メルカリで「鳥海」のB型剪定鋏を購入した。
「鳥海」は山形市円応寺町の「斎藤製鋏所」の商標で、初代の斎藤久太郎氏は最上川製作所で鋏作りを学んでいる。これもなかなか現物にお目にかかれる事がなく、今回メルカリに出品されて初めて目にする事が出来た。出品者は埼玉県在住の方だった。





▲刃を開いたところ。





▲切刃の「鳥海」の刻印。





受刃の「特製」の刻印。







  ▲嬉しい事に今年になって探していた鋏が次々見つかっている。今年はまあまあ良い年だったと思う。(ってまだ終わってないけど)







2021年10月13日水曜日

真室川の剪定鋏

 


真室川
A型剪定鋏 180mm



   ▲今年の9月にメルカリで入手した「真室川」のA型剪定鋏。出品者は新潟県在住の方。「真室川」は山形市円応寺町の「真室川鋏工場」の商標。初代は武田栄三氏で、初代村久の衡田久作氏に師事した人物。






▲刃を開いた状態。





▲鏡面仕上げの切刃の平に「登録 真室川」の刻印。それと左のほっぺたには「A」の刻印が打たれている。






▲切刃と受刃は真鍮で鑞付けされている。






    ▲全体的に分厚く重く、しっかりとした作り。柄の部分には村久の鋏と同じような錆止めの塗料が塗られている。






▲裏(受刃側)から見たところ。刻印は無い。


    これまで「真室川」の剪定鋏については、その存在は知っていたものの、現物はおろか写真の一枚さえも見た事がなかった。こうして直に手に取って見る機会を得たのは幸運だったと思う。













2021年10月12日火曜日

片翼の蜂

 


オオスズメバチ
Vespa mandarinia japonica



膜翅目スズメバチ科スズメバチ属。

    自宅裏庭で右の翅が無いオオスズメバチを見つけた。オオスズメバチの働き蜂は他のスズメバチ類の巣を襲って、そこにいる幼虫や蛹を奪い、自分達の幼虫の餌にする事がある。自宅の屋根裏にはチャイロスズメバチの巣があって、時々オオスズメバチが侵入しているのを観察している。おそらくこの個体はチャイロスズメバチの返り討ちにあって翅を噛みちぎられたのだと思う。




2021年10月11日月曜日

最上川のA型剪定鋏 その3

 


最上川
A型剪定鋏  180mm  (全鋼)



   ▲今年の9月にメルカリで購入した「最上川」のA型剪定鋏。すでに同じサイズの鑞付けのA型を7月に入手しているが、今回新たに見つけたのは鑞付けではなく全鋼のタイプ。出品者は山形県内在住の方。







   ▲刃を開いた状態。「最上川」の剪定鋏の製造元は山形市にあった「株式会社 最上川製作所」。







   ▲同じ最上川の、鑞付けA型との比較。全体的な形状はかなり違っている。今回入手した全鋼の方はずいぶんと軽量化されている。






▲切刃の「最上川」の刻印も微妙に違う。





   ▲受刃の刻印は、鑞付けの方が「特製」なのに対し、全鋼は「特級」となっている。


    A型の剪定鋏は一般的に鑞付けが先に作られて、後に全鋼に変わっている。最上川製作所がいつ頃まで操業していたのか分からないが、この全鋼の鋏は割と最近になって作られた物だと思われる。