2020年11月1日日曜日

青空色の牛

 
野沢民芸さんの赤べこ
「あおぞら」


        ▲新色の青空色の赤べこを手に入れたので、本物の秋晴れの空と比べてみた。







   ▲近くにアキアカネがやって来た。やっぱり秋の空には赤トンボがよく似合う。









2020年10月31日土曜日

獨國の剪定鋏

 
最近ヤフオクでドイツ製と思われる古い剪定鋏を2挺落札した。


    ▲左側が先に入手した鋏で、静岡県富士市の「朝美古美術」さんの出品。その後入手した右側は愛知県豊川市のアンティークショップ「レアーズ」さんの出品。どちらも長さ22cm位。






▲先に手に入れた方の刻印は3文字目位から掠れていて判読が出来ない。由来のはっきりしない鋏だったので何か手懸かりがないかと思ってあちこち探していた所、もう一品同じような鋏がヤフオクに出ていた。その2挺目は「RICH.A.HERDER  SOLINGEN」と刻印が入っているからドイツ製と考えるのが自然だろう。こうして2挺の鋏を並べてよく見ると微妙に違う部分もあるが、同じ地域で作られた可能性はじゅうぶん高いと思う。









    実はアメリカ製の鋏にも似たようなデザインの物があるので、2挺目が見つかるまではてっきりアメリカ製だと考えていた。いつかアメリカの剪定鋏も手に入れて比較してみたいと思っている。




















2020年10月30日金曜日

山広の剪定鋏

 
山広  
A型剪定鋏  200mm


   ▲「山広」の剪定鋏を新たに購入した。「山広」は山形市の「山広印山川製鋏所」の商標である。






▲刃は鑞付けではないが、鏡面仕上げを施してあり、とても美しい。切刃の平に「登録 山広」の文字、左のほっぺたにアルファベットの「A」が打刻されている。







      実は既に山川製のA型を所有していたのだが、それには「花吹雪」の刻印が打たれていた。


▲「花吹雪」は新潟県三条市の「有限会社マルワ工器」の商標。ふたつを並べてみると同じ形なのが分かる。






▲刻印の違いは見ての通り。




▲裏から受け刃を見ると、どちらにも「別打」の打刻が入っている。山広の鋏にはこの刻印が打たれている事が多いので分かりやすい。



「山広」は「飛庄」や「村久」程の知名度は無いが、他のメーカーの名前で売っている製品も多く、案外と沢山普及しているようだ。製品の品質も高いので、もっと注目されても良いのにと思っている。

2020年10月29日木曜日

猫こけし22匹目

 
蔵王高湯系のこけし工人、梅木直美さんの創作こけし
「猫こけし」



こけしです。

多賀城市のFさんの家から来ました。

「猫ひろし」じゃなかとです。

「猫こけし」です。





こけしです。

こけしです。

こけしです。

……

2020年10月28日水曜日

佛國の剪定鋏

 
   先日ヤフオクで入手したフランスの古い剪定鋏。


   典型的なボルドー・スタイルの剪定鋏で、長さ約23cm。明治初期に日本に輸入されていたのはこのタイプが多い。これを元にして日本で津軽型やB型の剪定鋏が作られたのだろう。「PAVIER & CO」と刻印が打たれているが、詳細は不明。出品者は福岡市の「フランスアンティーク JADIS」様。出品者様によるとフランスの蚤の市で仕入れた1930年頃の品だそうだが、フランス製かどうかは分からない。今でもドイツのBERKER社等でほとんど同じ形状の製品が作られているので、もしかしたらゾーリンゲン製かも知れない。




    刃は研ぎ減りも欠けもなく、ちゃんと切る事が出来る。留め皮もあまり傷んでないので、そんなに古い物ではない可能性もある。刃は蛤刃になっていて、日本の製品に極めて似ている。




    いつ、どこで、だれが作った物なのか。何か手懸かりがあれば良いのだが、今のところさっぱり分からない。








2020年10月27日火曜日

金蛇

 
ニホンカナヘビ
Takydromus tachydromoides


有鱗目カナヘビ科カナヘビ属。
日本固有種。カナチョロとも言う。

   これも家の中で捕まえた。まだ小さいので、おそらく今年生まれたばかりだろう。この時期小さな生き物達は越冬場所を探してあちこちの隙間に潜り込むから、このカナヘビもどこかの隙間から入ってきたようだ。
    自分は子供の頃、飼い方も分からずにカナヘビを飼育しようとしてミイラにしてしまった苦い経験がある。

2020年10月26日月曜日

二紋脚長蜂

 
フタモンアシナガバチ
Polistes  chinensis


膜翅目スズメバチ科アシナガバチ属。

   家の中に迷い込んでいたフタモンアシナガバチ。寒さのせいか動きが鈍かったので、手に乗せてみた。アシナガバチとしては小型の部類で、橙色の触覚が美しい。女王蜂か働き蜂かは分からないが、雄蜂でないのは確か。つまり刺される可能性があるので真似はしないように。