蛾の生態標本図鑑
今井初太郎 著
2020年4月30日 第1版・第1刷発行
株式会社メイツユニバーサルコンテンツ
▲最近買った蛾の図鑑。日本産の蛾のうち652種について、そのほとんどを生態写真と標本写真とを並べて表示している。蛾や蝶の標本は、生きている時とは翅の角度が違っていたり、経年変化で色褪せたりする。野外で生きている蛾を見た時に、標本写真しか掲載されていない図鑑を開いても同定が難しい場合がある。この本はそのような問題の解決法のひとつを示してくれている画期的な図鑑だと言えるだろう。昆虫を採集するより撮影する人の方が増えてきた昨今、生きた蛾の写真を数多く収めたこの図鑑は、一般の昆虫好きの需要に応えた図鑑だとも言える。
著者の今井初太郎氏は水戸市在住の昆虫写真家。1941年東京都出身。2011年12月のフユシャクの撮影が、蛾の世界にのめり込むきっかけだったという。
0 件のコメント:
コメントを投稿