ビバリウムガイドNo.89
VIVARIUM GUIDE
2020年夏号
令和2年5月21日発売。
株式会社エムピージェー発行。
ビバリウムガイド(VIVARIUM GUIDE)は、株式会社エムピージェーが年4回発行する季刊誌。
1997年、月刊アクアライフの増刊号として創刊。2017年の通算77号から正式に雑誌コードを取得し、独立季刊誌になっている。
内容は、主に爬虫類や両生類の飼育に関する記事と写真だが、たまに蜘蛛やサソリ等の陸棲の無脊椎動物を取り上げる事もある。
今号の表紙は根付作家としてお馴染み(?)の「守亜」さんの描いたアマビエのイラスト。表紙だけ見ても何の雑誌だか見当が付かない。
今回の巻頭特集は「緊急事態宣言」と名打って、外出自粛中だからこそ飼育している生き物達の世話に精を出そうという内容(適当)。
「爬虫類ハンター加藤英明の現地レポート」は第76弾。今回の舞台はウズベキスタンのアラル海周辺の砂漠。今では干上がってしまったアラル海。そのかつて湖底だった場所の地面の下で野生のロシアリクガメが冬眠しているという。
ロシアリクガメといえば昔はホームセンターなどで¥9800くらいで売っている、最もありきたりで安価な陸亀だった。棲息地から野生の亀がおそらく何万匹も輸入されて、そのほとんどはろくに世話もされずに死んでいったのではないだろうか。あの当時ロシアリクガメを買って今でもちゃんと飼い続けている人はほんの一握りしかいないだろう。今では野生の個体は保護され、養殖個体だけが流通しているらしいが、それでも自分にとってロシアリクガメは「かわいそうな亀」というイメージしかない。でも現地にはまだ相当数が生き残っているのを知って少し安心した。
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