2020年2月11日火曜日

奇妙な味


今日読み終えた本


創元推理文庫
12の奇妙な物語
夜の夢見の川
  著者  : シオドア・スタージョン、G・K・チェスタトン=他
編者  :  中村  融


2017年4月28日 初版
株式会社東京創元社  発行


「奇妙な味」をテーマにしたアンソロジー。

収録作は以下の12篇。




「麻酔」
クリストファー・ファウラー

歯科医になりすました殺人鬼の話。



「バラと手袋」
ハーヴィー・ジェイコブズ

偏執狂的収集家の話。



「お待ち」
キット・リード

とある田舎町の異様な性風俗の話。



「終わりの始まり」
フィリス・アイゼンシュタイン

   死んだ母親が1日だけ死んでなかった事になる話。



「ハイウェイ漂泊」
エドワード・ブライアント

高速道路にまつわる大学教授のオチの無い話。



「銀の猟犬」
ケイト・ウィルヘル

ノイローゼの主婦が自分になついている野良犬を射殺する話。



「心臓」
シオドア・スタージョン

   別れた男の心臓だけを呪ったらその男が心不全で死んでしまった話。



「アケロンの大騒動」
フィリップ・ホセ・ファーマー

死人を蘇生する詐欺師達の話。



「剣」
ロバート・エイクマン

とある行商人の不思議な初体験の話。



「怒りの歩道 ー 悪夢」
G・K・チェスタトン

あらゆる物に敬意を払う変な男の話。



「イズリントンの犬」
ヒラリー・ベイリー

しゃべる犬が家族の秘密をばらす話。



「夜の夢見の川」
カール・エドワード・ワグナー

精神病の女の妄想話。





   3年近く前に出版された本だから、この程度のネタバレは赦して欲しい。どの作品も読んだ後でモヤモヤが残ってスッキリしない話ばかりで、人によって好き嫌いが分かれると思う。自分はシオドア・スタージョンの名前にひかれて買ったので、他の作品はオマケみたいなものだったが、飽きずに最後まで読む事が出来た。









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