世界の傑作機 No.190
ハインケル He 162
文林堂
第二次世界大戦末期にドイツで開発された最初機のジェット戦闘機「ハインケル He 162」についての本。解説のほとんどはドイツ機研究家の国江隆夫氏が担当している。
この飛行機が傑作かどうかは置いといて、この当時のジェット機のデザインは本当にかっこいいと思う。最近の飛行機はコンピュータを使って設計しているが、当時は全部手作業でやっていた。しかもアルミニウムが不足していた為にこの飛行機には一部木材が使われていたらしい。経験も知識も技術も材料も不足している中で産み出されたデザインが何故こんなに魅力的なのだろうか。それまで誰も作らなかった飛行機を様々な制約を乗り越えて作り上げた設計者や技術者達はまさしく天才だったと思う。この飛行機が傑作かどうかは置いといて……。
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