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2024年8月26日月曜日

茶甲羅蛞蝓

 


チャコウラナメクジ

Ambigolimax  sp.


有肺目コウラナメクジ科 Ambigolimax属。



▲最近購入した家の玄関前にいたナメクジ。日本でチャコウラナメクジと呼ばれているナメクジにはいくつかの種が含まれているようで、これがどの種に当たるのかは分からないのだが、ヨーロッパ原産の外来種であることに変わりはない。






2022年6月17日金曜日

甲羅蛞蝓

 

コウラナメクジ科の1種


    ▲ 流しで見つけたコウラナメクジの1種。多分スーパーで買った野菜にくっついてきたのだろう。日本には外来のナメクジが何種類もいるらしい。これが何て言う種類なのかは分からない。







2018年10月13日土曜日

今日の動物 73


夜に蠢く者達
もしくは
三竦みの怪



クスサン
Saturnia  japonica
鱗翅目ヤママユガ科Saturnia属。
   幼虫は多食性で、繭はスカシダワラと呼ばれる。卵で越冬する。

夜中に街灯の下でじっとしていた。





ウシガエル
Lithobates catesbeiana
無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属。
   北アメリカ原産の大型のカエル。世界中に帰化している。

  まだ若い個体が街灯の近くにいた。
  この辺りでウシガエルの声を聴くようになったのは10年程前からだと思う。今までに車に轢かれた死体を見た事はあったが、生きているのを間近で見たのは初めて。だんだんと川上の方に分布を拡げている。





シマヘビ
Elaphe quadrivirgata
有鱗目ナミヘビ科ナメラ属。

   農道の橋の上で、まるで生きているかのような姿のまま死んでいた。特に目立った外傷は見られなかったので、車に轢かれたわけではなさそうだ。何か悪い物でも食べたのだろうか。





ヤマナメクジ
Meghimatium  fruhstorferi
柄眼目ナメクジ科ナメクジ属。

   普通昼間は広葉樹の落ち葉の下などでじっとしている。





ハナタテヤマナメクジ
Meghimatium  sp.
柄眼目ナメクジ科ナメクジ属。
おそらく未記載種。
 
   ヤマナメクジと同じくキノコが大好きなナメクジ。杉林で見かける事が多い。





ヒダリマキマイマイ
Euhadra  quaesita  quaesita
   柄眼目ナンバンマイマイ科マイマイ属。

   カタツムリが大発生していた例の場所で、またヒダリマキマイマイの大人を見つけた。最近小さい個体ばかりみていたので、現場でこれを見た時随分大きく見えたが、実際の殻径は40mm程度だった。ヒダリマキマイマイとしては小さい方だが、この場所で見つけた個体の中では最大だった。




これもヒダリマキマイマイ
   うちのカタツムリの学校の4匹目の卒業生。殻径30mm。一応大人になったので自然に帰してあげた。




そしてこれもヒダリマキマイマイ
   在校生の中にちょっと変わった子供がいた。軟体部の色が部分的に白くなっている。単なる怪我の痕かも知れないが、もしかしたらパイボール(piebal)と呼ばれる突然変異の可能性もある。



今日はここまで。

2018年10月5日金曜日

今日の動物 71

  
ヤマナメクジ
Meghimatium  fruhstorferi
   柄眼目ナメクジ科ナメクジ属。
  日本を代表する大型ナメクジ。

   6月に出会って以来、久しぶりのヤマナメクジ。今回のはせいぜい5~6cm程なので、まだまだ子供。
   この種類はキノコが大好きで、美味しいキノコを求めて高い樹に登る事もある。這った跡に粘液を残すのですぐにそれと分かる。キノコを露地栽培している人にとっては害虫だが、個体数が少ないので被害額はそんなに大きくはないはず。昼間は落葉の下や樹のウロなどに身を隠しているが、多分人が山を歩く時に知らないうちに踏んづけているに違いない。山中で卵を見る事も時々ある。
この辺りにいるものは、おそらくダイセンヤマナメクジ(Meghimatium fruhstorferi  daiseniana)という亜種だと思われる。



  今日はここまで。

2018年9月28日金曜日

今日の動物 66


   祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす


ここは、原田城址
   伊達家の重臣だった原田氏の居城跡である。現在は置賜公園の一角を成しており、近くに川西ダリヤ園がある。


   夜中にこの場所を訪れてみた。目的は夜行性の生物の生態調査だったのだが、そこで見たのは、


キイロナメクジ
Limax  flavus
   柄眼目コウラナメクジ科Limax

   明治初期に日本で見られるようになったヨーロッパ原産の帰化種である。かつては日本中に棲息域を拡げていたが、戦後になってアメリカ経由で日本に入って来た同じヨーロッパ原産のチャコウラナメクジ(Ambigolimax valentianus)が勢力を拡大するにつれて数を減らし、今では一部の地域に細々と生き残っているだけだと言う。

   キイロナメクジが減少した真因は不明だが、外来ナメクジの世界にも栄枯盛衰があるのだから面白い。



 奢れる人も久からず
ただ春の夜の夢のごとし
 猛き者も遂にはほろびぬ
 偏に風の前の塵におなじ



   何分素人の同定なので間違っている可能性もある事をお断りしておく。ここではとりあえずキイロナメクジとしたが、もしかしたらノハラナメクジ(Derocerus larvae)かも知れない。それから、この前発見したマダラコウラナメクジも、改めて見返してみるとチャコウラナメクジのようにも見える。



今日はここまで。




2018年9月23日日曜日

今日の動物 64


マダラコウラナメクジ
Limax maximus
  柄眼目コウラナメクジ科Limax属。
ヨーロッパ原産の外来種。

  山形県の「川西ダリヤ園」入口付近で発見。ひょっとして山形県で確認されたのはこれが初めてだろうか。でも一体どこに通報したら良いのだろう。

   はっ、駆除される前に確保しとくべきか?



今日はここまで。

2018年9月20日木曜日

今日の動物 62


森の中で


トウホククロナガオサムシ
Carabus (Leptocarabus) arboreus  parexilis
   鞘翅目オサムシ科オサムシ属(クロナガオサムシ属)

   家の近くの森の中、落ち葉の下でお休み中。




ヤマキサゴ
Waldemaria  japonica
   アマオブネガイ目ヤマキサゴ科ヤマキサゴ属

   カタツムリに似ているが、どちらかと言うとアマオブネやイシマキガイ等に近いらしい。地面に落ちていた樹の皮をめくってみたら沢山いた。




ハナタテヤマナメクジ(仮称)
Meghimatium  sp.
柄眼目ナメクジ科ナメクジ属

   キノコの根元にいた、この辺りでよく見かけるキノコが大好きなナメクジ。おそらく未記載種。

   写真をよく見ると背中に極小の巻貝が付いている。ウゼンゴマガイ(Diplommatina uzenensis)だろうか。




今日はここまで。


2018年6月28日木曜日

今日の動物 19

 ムラサキツヤハナムグリ
Protaetia cataphracta
  コガネムシ科シロテンハナムグリ属の甲虫。

    2階の部屋の中で発見。暑かったので部屋の窓を開けっ放しにしていたせいだが、何か得した気分。捕まえて掌に乗せたらウンコされてしまった。背中の白線が泣き顔のように見える。






ゲンジボタル
Luciola  cruciata
ホタル科ゲンジボタル属の甲虫
幼虫はカワニナを餌にしている。

   一昨日の夜、今年初めてゲンジボタルを見た。これの他にもう1匹飛んでいるのを見かけたが、この辺りでは数が少ないので、いつも2~3匹見れたら良い方である。

   ゲンジボタルは東日本と西日本では発光パターンが異なっていて、西日本の方が発光のテンポが早いらしい。





ムラサキトビケラ
Eubasilissa  regina
トビケラ科ムラサキトビケラ属。

   日本最大のトビケラ。世界最大という説もある。
   幼虫は肉食で水中に棲んでいる。枯れ葉を長方形に噛み切り、口から吐いた糸で繋いで筒状にした物を「着て」いる。
  成虫は樹液にやって来る事もある。






ヤマナメクジ
 Meghimatium  fruhstorferi
ナメクジ科ナメクジ属の腹足類。
キノコを好んで食べる。

今朝見つけた大きなナメクジ。
   体の色からすると、亜種のダイセンヤマナメクジ(M. fruhstorferi  daiseniana)だと思うが、解剖して受精嚢の形状を比較してみないと正確な同定は出来ないだろう。
  縮こまった状態でも10cmを超えている。

お顔拝見。
   大丈夫だよ、解剖なんかしないからね。



今日はここまで。