2023年8月30日水曜日

日本猪

 

ニホンイノシシ(足跡)
Sus scrofa leucomystax

イノシシ科イノシシ属。



▲昨晩、近所の農道を歩いていたら、草むらからいきなり大きな猪が目の前に現れた。自分にとって猪は初対面。幸いにも向こうから逃げてくれたので助かったが、体当たりでもされたらひとたまりも無かっただろう。冬期間の積雪量が多い山形県では猪の棲息が100年以上確認されていなかったが、2002年から少しずつ目撃されるようになった。特に東日本大震災以降は急激に個体数が増えており、おそらく福島の原発事故によって生じた帰還困難地域や狩猟禁止地域で殖えたものが棲息範囲を拡大しているのだと思われる。







2 件のコメント:

さんのコメント...

車で出逢ってもアタックされることがあるというのに、逃げてくれてよかったですね。
こちらでは、原発事故以来、キノコを食べるイノシシの放射能濃度が高いということで長く捕獲する人がいなくて増えてしまいました。今も捕獲する人は少ないみたいです。
しし鍋の店はいくつかあるのですが、値段協定を結んでいてどこも同じ、しかも高い料金です。イノシシ肉は年齢、屠殺方法などによって味が全然違うのに不当、一度食べたらうんざりしてしまうので逆効果だと思います。
あちこちに、イノシシ除けの鉄の網が張られていて、農村風景はすっかり変わってしまいました。

かねぽん さんのコメント...

春さん、山形県でも最近まで放射線の関係で熊の狩猟などが禁止されてました。
解禁された後も、衛生上の理由からか現場で解体する事が出来ないので、ハンターの高齢化もあって銃を使った狩猟があまりおこなわれなくなりました。
今のところ我が家周辺では火薬の爆発音で害獣を追い払うくらいしかしていません。
農家の高齢化も進んでいるので、電気柵とか作ってまで農業を続ける人がいるかどうかも分かりません。