2021年2月28日日曜日

曲刃

 

飛庄
片手刈込鋏(根切鋏)  曲刃



  ▲ 天童市の鈴木金物店から、飛庄の片手刈込鋏を取り寄せてみた。

…のだが、実は注文した時に向こうからのメールが届かず、お店が休みなのかなとか思ってそのまま放置していたら、お店の人が痺れを切らせて電話してきた。どうも迷惑メール設定ではじかれていたようで、向こうのメールアドレスを訊いて受信登録をしてみたらやっとメールが届き、なんとか無事に入手する事が出来た。

   全長270mmの両刃の片手刈込鋏で、直刃は既に持っていたのだが、曲刃はまだ自分のコレクションに無い製品だった。




▲お馴染み、「飛庄」の刻印。

飛庄は山形市桧町の飛塚製鋏所の商標。







   ▲曲刃なので、刃はこんな風に反っている。2つの曲がった刃をピタリと揃える技術が凄い。


   ところで、この鋏の柄の部分には赤と黄色のビニールのチューブが巻いてある。これは滑り止めや紛失防止に役立ちそうだが、このままにしておくとビニールに覆われた部分が錆びてしまう事がある。気になる人はビニールを剥がして錆止めに油などを塗っておいた方が良いと思う。








2021年2月27日土曜日

村久の可愛いB型

 
村久 
B型剪定鋏  165mm  皮止


   ▲村久の小さな剪定鋏を入手した。長さ約165mmのB型である。





▲村久の刻印。

村久は山形県山形市円応寺町の野村屋製鋏所の商標。







▲立バネを虫バネに交換してみた。

   手に持ってみるといかに小さいかが分かるだろう。








2021年2月21日日曜日

脹雀

 

フクラスズメ
Arcte coerula


    ▲ 蛾の一種、フクラスズメが廊下に落ちていた。まだ生きているが、寒さで動けないようだ。おなかを上にして肢をもじもじさせている。多分天井近くで冬眠していて、何かの拍子に落ちてきたのだろう。ぬいぐるみみたいにもふもふでちょっとかわいい。




▲前翅は地味だが、





  ▲後翅にちょっと派手な模様がある。




    フクラスズメは鱗翅目ヤガ科フクラスズメ属。名前はスズメでもスズメガ科ではない。
幼虫の食草はイラクサ科の植物で、成虫で越冬する。










2021年2月20日土曜日

主食がプリン

 

マイヅルプリン


    楽天でこのプリンを見つけて、評判が良さそうだったので取り寄せてみた。京都府舞鶴市にあるイタリアンレストラン「アメイロビストロ アルル」で販売しているとろ~り系のプリン。舞鶴産の赤岩高原たまごが使われているらしい。


ごちそうさまでした。

2021年2月19日金曜日

五光の剪定鋏

 

メルカリで五光のB型剪定鋏を入手した。


▲「五光」の剪定鋏・B型200mm。

  「五光」の剪定鋏の存在は知っていたが、今までその製品については写真さえ見た事が無かった。その実物が未使用の状態で入手出来たのは非常に幸運だったと言える。

    



▲「商標 五光」の刻印。

   残念ながら五光の剪定鋏については寡聞にして詳細は不明だが、作ったのが横倉一実氏だという事は知っている。彼は昨年引退された細谷ハサミ製作所の細谷啓氏と共に初代山形丸清の工藤清吉氏の元で修行した人物らしい。(2022年3月20日追記・横倉一実氏は山形市宮町にあった横倉鋏製造所の代表)










    

2021年2月18日木曜日

飛庄三挺

 

飛庄の剪定鋏を3挺購入した。

    既に飛庄はコンプリート済みだと思っていたが、よくよく調べてみると、まだまだ持ってない製品がある事が判明した。


▲①は「A2型200mm」。飛庄のA型剪定鋏は鑞付けが特徴だが、これは鑞付けではない。既に180mmのA型は鑞付けをやめているので、売れ行き次第ではこれを定番商品にするつもりなのかも知れない。

②は「A型200mmクッションバネ付」。もちろんこれは鑞付けである。

③は「SR-1型200mmクッションバネ付」。

    クッションバネ付きの剪定鋏は、飛塚製鋏所が他のメーカーに卸している製品では見た事があったが、飛庄の刻印が入っている物があるとは知らなかった。直接注文すればどんな物でも作って貰えるのかも知れないが、自分の興味は既製品として出回っている物の方にある。特注品では意味が無いのだ。








2021年2月13日土曜日

風信子 その2

 
ヒヤシンス
Hyacinthus orientalis cv.


キジカクシ科ヒヤシンス属の園芸品種

   1月28日にコメリで買ってきたヒヤシンス。球根4つの内、1株だけ花が咲いた。あとの3つの球根も花芽が大きくなってきたので、そのうち咲くだろう。ひとつの球根に3本の花茎がついているのもあるので、結構長い期間楽しめそうだ。




     1株咲いただけで部屋の中が花の香りで満たされる。部屋に入った時に気付く程度の、きつすぎない仄かな香りなのも良い。


2021年2月12日金曜日

テグー

 

ビバリウムガイド
VIVARIUM GUIDE
No.92
2021年春号


令和3年2月3日発売
株式会社エムピージェー


    ビバリウムガイドは年4回発行されている爬虫・両生類の飼育情報誌。

   今回の表紙は南米アマゾン原産のクロコダイルテグー(Crocodilurus amazonicus)。巻頭特集もテグー科のトカゲを取り上げている。あと、ヨロイトカゲの仲間も特集されていて、去年バンダイから自在置物的なフィギュアが発売されたアルマジロトカゲの生体の写真も掲載されている。爬虫類ハンター加藤英明氏の現地レポートは、前回に引き続きアメリカ南東部ミシシッピ州のパスカグーラ川の流域の動物を紹介。罠を使って野生のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)やカミツキガメを捕獲している。

   新型コロナの影響で在宅時間が増え、ペットを飼う人が増えているという。この雑誌を参考にして何を飼うかを決めるのもありだろう。









2021年2月11日木曜日

一重のクリロー

 

クリスマスローズ
黒花一重
Helleborus  orientalis  cv.


キンポウゲ科ヘレボルス属の園芸品種。

地元のコメリで4~5年前に買ってきた株。我が家では一番の古株で、たしかメリクロン(成長点培養)だったと思う。




▲シンプルで飾り気の無い小輪一重の花だが、栄養条件が良いとたまに八重咲きになる。最近のクリスマスローズは八重咲きが増えてきて、原種に近い一重の花はだんだん少なくなってきた。




2021年2月10日水曜日

プリンが主食

 
別府  地熱ぷりん


     今日、近くのヤマザワで九州フェアっぽい事をやっていて、そこで買ってきたプリン。濃厚で硬め、量は少ないながらもしっかりとした食べごたえのある美味しいプリンだった。

    製造は大分県別府市鉄輪の温泉街にある観光施設「地熱観光ラボ  エンマ(縁間)」。

ごちそうさまでした。

2021年2月9日火曜日

アロエの花

 
アロエ  プラテンシス
Aloe pratensis


ススキノキ科アロエ属の多年草。
南アフリカ東ケープ州原産。

      アロエ プラテンシスの花が咲いた。2016年6月に買った株で、花の長さは約3.5cm。香りはない。


▲葉の刺は柔らかく、触っても痛くない。ダイソーで買った3号プラ鉢に植えてある。



2021年2月8日月曜日

量子グラフ理論

 
ハヤカワ文庫SF

シルトの梯子
グレッグ・イーガン
[訳]  山岸 真



2017年12月25日発行
株式会社早川書房


    アメリカとイギリスで2002年に刊行されたGreg Egan の“Schild’s Ladder” の全訳。のっけから「サルンペト則」だとか「量子グラフ理論」だとか訳の分からない単語が出て来てイーガン節が炸裂しているが、意味不明な言葉をスルーしてそのまま読み進めていくとだんだん面白くなってくる。(結局最後まで読んでも意味は判明しないのだが)

   物語の舞台はだいたい2万年後の宇宙。すでに人類は進化の過程で本来の肉体を失っていて、人工的な肉体を入手するか、仮想空間で生きるかを選択する事が出来る時代。量子グラフ理論の研究者であるキャスの実験が予想外の結果を招き、新たな宇宙を生み出してしまう。「ファーサイド」と呼ばれるその観測不能の宇宙は人類の住む宇宙「ニアサイド」を光の50%の速度で侵食していく。その605年後、境界面のすぐ近くでファーサイド内部を観測する為に、観測船「リンドラー」に乗り込んだチカヤは目的の異なるふたつの派閥の抗争に巻き込まれる。

    この物語の世界の登場人物達は滅多に死ぬ事がない。人工的な肉体は再生が可能だし、記憶をコピーして保存しておけるので、主人公のチカヤも4009歳という高齢である。他の恒星系に旅行する時は記憶と肉体のデータだけを送信して、肉体は現地で培養なり改造なりされたものを使う。そういった記憶こそがアイデンティティだという考え方についてはチカヤ本人も9歳の頃に疑いを抱き、父親に悩みを打ち明けている。その時父親が教えてくれたのがタイトルの「シルトの梯子」なのだが、それについては本文を読んで初めて知った。

     後半、物語は意外な方向に展開していくのだが、最後がちょっと尻切れトンボで、あとは読者の想像にお任せします的な結末だった。膨張していたファーサイドがその後どうなったのか分からないが、この話の後で書かれた「白熱光」では普通に銀河系が存在してるので、このふたつの物語が同じ世界の話ならば、境界面の侵攻は止まったという事なのかも知れない。



2021年2月1日月曜日

ムーンスノウマン

 
Maschinen Krieger

LUNADIVER
STINGRAY
“MOON SNOWMAN”


  ▲ 株式会社ハセガワから「ルナダイバー・スティングレイ “ムーンスノウマン”」の1/35キットが発売された。パッケージのイラストは原作者の横山宏氏によるもの。「ルナダイバー・スティングレイ」は、マシーネンクリーガーに登場する傭兵軍の月面揚陸支援艇である。





▲キットの部品構成は2009年12月に発売されたルナダイバーと同じ。完成すると長さは30cm近くになる。ただ前回同梱されていた「ファイアーボールSG」と「SGプラウラー」は今回のキットでは省かれ、その代わりに「ムーンスノウマン」のワッペンが付属している。






▲これが「ムーンスノウマン」のワッペン。フライトジャケットに縫い付けたらカッコいいと思う。





▲今回の塗装見本カードとデカール。「フライング・バナナ」のデカールがシュールで良い。



   ちなみに、「ルナダイバー・スティングレイ」の初出は、「月刊モデルグラフィックス」2001年3月号で、オリジナルモデルは1/20スケールだったので長さ50cm以上あったらしい。