2020年9月30日水曜日

犰狳蜥蜴

 

アルマジロトカゲ

Ouroborus cataphractus



有鱗目ヨロイトカゲ科Ouroborus属。

   南アフリカに棲息するトカゲ。全身が堅い鱗で覆われている。肉食性で主に昆虫を食べる。繁殖形態は胎生で、一度に1~2頭の子供を産む。





   株式会社バンダイからガシャポンの新製品として今度はアルマジロトカゲのアクションフィギュアが発売された。スケールはほぼ実物大。一応だんごむしシリーズの第7弾という事になっているが、ちょっと無理があるように思えるのは自分だけだろうか。






   アルマジロトカゲは天敵に襲われた時に、防御態勢として自分の尾を咥えて丸くなる事がある。

   ああ、だからだんごむしかあ……って、やっぱりちょっと強引すぎるだろ。






   可動部分が多いから自在置物みたいに色んなポーズを取らせる事が出来る。






   しかし、バンダイのフィギュアの原型作っている人達って本当にすごいなあと思う。










2020年9月29日火曜日

寺男

 

Strahl Demokratische Republik

KÜSTER

Panzer Aufklärungs T.W.47/N2



     マシーネンクリーガーの「キュスター」のプラモデルが株式会社ウェーブから発売された。スケールは1/20。「キュスター」は、シュトラール軍の無人歩行戦車「クレーテ」に夜間戦闘用の装備を追加した派生型という設定。実は2014年1月に「フリードリッヒ」とのセットで販売されていたので全くの新製品というわけではないのだが、単品として販売されるのは今回が初めてである。パッケージの格好いいイラストは今回も原作者の横山宏氏が新たに描き下ろしたものだ。もしマシーネンクリーガーのボックスアートの画集が発売されたら、自分なら少し位高くても絶対買ってしまうと思う。







▲キットのパーツ構成は、ほとんどが1984年頃に作られたNITTO製の金型によるクレーテのもの。






   ▲ウェーブ製はこれだけで、上が2004年製のガンスの金型、下が2012年製のキュスターの金型だ。






▲デカールは新しいデザインのものが付属している。





   ▲塗装見本のカード。もしかしたら2014年発売のキットに付属していたものと同じかも知れないが、今回は確認出来なかった。キットが部屋のどこに埋もれているか分からず発掘出来なかったのだ。






▲箱の裏にも塗装見本がある。でもマシーネンクリーガーのメカは空想の産物だから、別に自分の好きなように塗っても構わないはずだよね。



   ちなみに「KÜSTER」とはドイツ語で、「寺男」の事。今のドイツ人の発音だと本当は「クスター」とか言うらしい。








2020年9月28日月曜日

釣船草

 

ツリフネソウ

Impatiens textori 


ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。


    家の近くでツリフネソウの花を久しぶりに見た。去年は見かけなかったような気がする。もしかしたら毎年咲いているのに気が付かなかっただけかも知れないが、何年も前に沢山咲いているのを一度見たきりだったと思う。
     暫くしたら種子を採取してあちこちに蒔いてみたい。


   米沢の白布温泉の近くには同属のキツリフネが咲いている場所があった。もう何年も行ってないが、今年は見に行ってみたいと思う。まだあの花は咲いているだろうか?








2020年9月27日日曜日

醜神

 

リトルバリアアイランド・ジャイアント・ウェタ(♀)

  Deinacrida heteracantha





直翅目クロギリス科Deinacrida属。

   ニューギニアのリトルバリア島やプアー・ナイツ諸島に棲息する巨大な翅の無いキリギリスの仲間。動きは鈍く、性格は大人しい。よく巨大なカマドウマと言われるが、どちらかと言えばコロギスの方により近いようだ。「ウェタ」(Wētā)とはマオリ語の「ウェタプンガ」(Wētāpunga)が語源で、「醜神」(しこがみ=醜い神)と言う意味らしい。






   なんと自宅の庭で、そのジャイアント・ウェタを見つけた。







と言うのは嘘。これは2020年7月に株式会社BANDAI  SPIRITSから発売されたフィギュアで、「一番くじ  昆虫  (LIFE with INSECT) 」のD賞として販売されていた物。その時の一番くじはA賞が「ヘラクレスオオカブト」で、B賞が「ギラファノコギリクワガタ」、C賞が「ゴライアスオオツノハナムグリ」だった。実はどれも本物の生体が日本で販売されているのだが、このD賞のジャイアント・ウェタだけは生体の入手が非常に困難な虫なのだ。 メルカリを見ていてその存在を知り、思わず購入してしまった。






    この惚れ惚れする気色悪さ!






これは買うしかないでしょ。





そっと捕まえてみた。






    これで実物大と言うから驚きだが、ほとんどの野生の個体はもっと小さいようだ。






腹側のデティールはこんな感じ。






どこかで本物売ってないかなあ。

























2020年9月26日土曜日

海洋堂の団子虫

 

海洋堂

ソフビトイボックス

ダンゴムシ

(オカダンゴムシ)



    ▲2017年6月に海洋堂から発売されたダンゴムシのフィギュアを手に入れた。原型の製作は吉良かずや氏。




   ▲長さ約13mmで、だいたい本物の10倍位の大きさ。という事はバンダイのガシャポンのだんごむしと同じ位のサイズではないか!?




      ▲というわけで早速比べてみた。左が海洋堂、右がバンダイ。どっちも良く出来ている。




▲お腹側は海洋堂の方がリアル。




   ▲ただ、海洋堂の方は丸まる事が出来ない。価格も含めて総合的に判断すると引き分けと言った所か。



   ▲2匹を使ってダンゴムシの求愛シーンを再現してみた。でも、たしかダンゴムシの雌は背中に黄色い模様が入っていたはず。という事はこの2匹は雄同士、つまりオカマをほられ……、いや、別にどうでもいいけど。




オカダンゴムシ

Armadillidium vulgare

節足動物門軟甲綱等脚目オカダンゴムシ科オカダンゴムシ属。






2020年9月25日金曜日

丸清の剪定鋏 その2

 

山形丸清印 

 A型剪定鋏  180mm  金止



久しぶりに買った剪定鋏。

   山形丸清印の剪定鋏を作る「有限会社工藤製鋏所」は、山形県山形市円応寺町にある鋏メーカー。初代の工藤清吉氏は野村屋製鋏所の初代村久・衡田久作氏の元で修行している。現在は三代目の工藤清治氏が技を受け継いでいる。




▲切刃の平に「山形◯清」、左のほっぺたに「A 」、右のほっぺたに「工藤別製」と刻印が打ってある。他社同様、工藤製鋏所のA型剪定鋏も昔は鑞付けだったが、最近作られたこの製品は鑞付けではない。







   ▲受刃の側から見る。刃は他社製品に比べてあまり大きく開かないようになっている。





   ▲柄の内側にある虫バネを固定する為の突起は短く、立バネしか使えないようになっている。






▲丸清のA型剪定鋏達。
   左から180mm、200mm、230mm。全長の違いに関わらず、ボルトや立バネ、留め金の大きさは皆同じだが、特に問題はないようだ。






   自分が所有する同サイズ(170~180mm)のA型をかき集めて並べてみた。


▲左上から右に「工藤製」「飛塚製」「旧飛塚製(新国光銘、鑞付け)」「細谷製(菊一文字銘)」左下から「野村屋製(3代作)」「野村屋製(2代作?)」「野村屋製(初代作、鑞付け)」「今井製(鑞付け)」。

     

メーカーや時代によって微妙に形状が異なるのが分かるだろうか?














2020年9月24日木曜日

蛾の写真集

 

世界の美しい 

The Beautiful  Moth

岸田泰則  編著


2019年9月25日  初版第1刷発行
株式会社グラフィック社


   世界の蛾約100種を明瞭な大判の写真で紹介している、図鑑というよりは写真集と呼んだ方が良い本。表紙を飾っているのは「タナバタユカタヤガ」という種類。著者は先日取り上げた「日本の蛾」と同じ日本蛾類学会会長の岸田泰則氏。氏は東京都内の小学校で理科教員をしていた経験もあり、その時の教え子の中には今の皇后陛下雅子様もいらっしゃったらしい。





   写真の多くは標本で、一部生態写真も掲載されている。被写体の蛾は標本でもじゅうぶん美しいし、中にはヨナグニサンの雌雄型(ギナンドロモルフ)のような貴重な標本も掲載されていて、それが見れただけでも有り難いのだが、個人的にはやはり生きている蛾の方がより美しく可愛いと思うのが正直なところ。もし続編を出す予定があるなら生態写真を中心にして貰えれば絶対買うと思う。






裏表紙は「トラシャク」。




2020年9月23日水曜日

猫こけし16匹目

 

   蔵王高湯系のこけし工人、梅木直美さんの創作こけし

「猫こけし」



    この大口を開けて欠伸しているように見える猫こけしは、直美さんの御尊父で師匠でもある梅木修一氏 (91) によって「コロナを根っこから消す猫こけし」と名付けられている。この猫こけしも埼玉県のKさん宅からやって来た。身の丈は11cm位。こけしはミズキで作るものだと思っていたが、直美さんのこけしは主にイタヤカエデが使われている。右側はサボテンの「大鳳玉」の花で、今年何度目かの開花。



2020年9月22日火曜日

蛾の図鑑

 

日本の

The  Moths  in  Japan

岸田泰則



2020年8月11日  初版第1刷発行
株式会社学研プラス


   この図鑑は、2011年から2013年にかけて学研教育出版から発行された「日本産蛾類標準図鑑」の全4巻の内容を1冊にまとめ、判型をコンパクトにしたものである。著者の岸田泰則氏は、2001年から現在まで20年に亘り日本蛾類学会の会長をされており、2011年から2012年には日本鱗翅学会会長をされていた蛾類研究の第一人者。





   
    掲載されている種は約3000種に及ぶ。ただし、「標準図鑑」に載っていた蛾の中でミクロレピと呼ばれる小型種は掲載されていない。また、解説も省略されている。掲載されている蛾の写真は全て標本なので、生きている蛾の持つ色鮮やかさやぬいぐるみのような愛らしさは失われているが、日常目にする蛾のほとんどはこの図鑑があれば同定が可能だと思われる。








    今や日本の蛾のバイブルとも言える「標準図鑑」全4巻は、現在では入手が難しく、高額で取引されている状況らしい。この本が出版された事で古本の相場が下がってくれたら個人的には嬉しいのだが。












2020年9月21日月曜日

オセロ その2

 

今月のオセロのオンライン対戦の結果は、


35位だった。

自分としては上出来だと思う。


2020年9月20日日曜日

市民の河豚

 

シチズン

プロマスター

「フグ」

NY0097-87A



CITIZEN
PROMASTER
“FUGU”
NY0097-87A




  ▲2019年にシチズンがプロマスター発売30周年を記念してアジア市場向けに888本限定で発売した防水時計。空気ボンベ型の収納ボックスに入っている。左側は同梱されていたフグのマスコット。





▲ステンレス製のケースは200m防水で、直径42mm、厚さ13mm。風防はミネラルガラス製。回転ベゼルは1分ごとに1クリックで実用的。白い文字盤に白いインデックス、白い針の組み合わせが涼しげで格好いい。竜頭はネジ込み式で8時位置に付いている。




▲裏蓋には刺のあるフグ(イシガキフグ?)のマークとLIMITED EDITIONの文字。限定数が何故888本なのかは分からない。ムーブメントは1977年発表のシチズン製自動巻き「MIYOTA 8203」。手巻きも出来るが秒針停止機能は無い。21石でパワーリザーブは40時間。6振動/秒(3hz)で日差は-10~+20秒。




▲シチズンの夜光は「ナチュライト」という。青白い光が幻想的で美しい。




    シチズンの時計を買うのはこれで2つ目。前に買ったのは中古の国鉄ホーマーだったから、新品を買うのはこれが初めてだ。最近のシチズンは機械式の時計にあまり力を入れてないので、自分のように機械式にしか興味の無い者にとっては選択肢が限られてしまう。他社のブランドでムーブメントだけシチズン製というのは沢山あるのだが、どうせならシチズン名義の自動巻き時計が欲しいと思い、色々通販サイトを物色している時に目に止まったのがこの製品だった。シチズンに限らず日本の時計メーカーは海外向けには面白い製品を沢山売り出していながら、国内向けの製品はつまらない物が多いと感じるのは自分だけだろうか?



2020年9月19日土曜日

イズ

 

    プレミアムバンダイで予約注文していた

「イズ」

のフィギュアが届いた。


   「イズ」とは「仮面ライダーゼロワン」に登場する秘書型ヒューマギア。演じていたのは鶴嶋乃愛さん。






フィギュアのサイズは約16cmで、縮尺は1/10。






     顔はデジタルプリントを使って本物そっくりに再現されているという触れ込みだが、顔料インクの粒子があまり細かくないせいか、肌のキメが粗く見える。あと、口紅がぼやけたピンク系で気に入らなかったので、自分で塗り直してやった。フィギュアや模型でアクセントになるような色は、実際より少し彩度の高い色を使った方が見映えが良くなると思う。それから、前髪ももう少し微妙に長い方が良いような気がする。






   まあ色々文句を言っているが、今のところ彼女のフィギュアでこれ以上の製品がないのだから仕方がない。大量生産の玩具としては結構レベルが高い方だと思う。文句があるなら自分で1から作ってみろとかバンダイさんに言われたら反論出来ないし。






    この位の出来で良いので、次は「シェスタ」とか「刃 唯阿」とかのフィギュアも作って下さい、バンダイさん。