2020年3月28日土曜日

東洋の渡鴉


オリエント
FAA02003B9
レイ・レイヴンII


ORIENT
FAA02003B9
`RAY  RAVEN  II ´

 2016年4月に海外市場向けに発売されたオリエントのダイバーズウォッチ。
ステンレス製のケースやベルトはガンメタル、文字盤や回転ベゼルは黒で精悍な印象。秒針の先端の赤が良いアクセントになっている。竜頭はねじ込み式で200m防水。風防はミネラルガラス製。ケースの直径は41.2mm、厚さ13.3mm。重さは169g。ムーブメントは自動巻きの「F6922」。22石の6振動、パワーリザーブは約40時間。日差は+25~-15秒。セイコーのダイアショックが組み込まれていて耐衝撃性がある。
2019年3月7日から国内向けの製品が「RN-AA0201B」という別の型番で販売されているが、オリエントではよくある事らしい。ネットでは同じ型番でカレンダーディスクが白いタイプの写真が見られるが、本当に実在しているのかは不明。また、450本限定という説もあるが、オリエントの公式サイトにはそのような表記はない。
   海外では、オリエントのダイバーズウォッチでドットインデックスのタイプに「Ray」というニックネームをつけていて、その中でもケースやベルトがガンメタル色のモデルを「Raven」(ワタリガラス)と呼んでいる。初代のRayやRavenは曜日送り用のプッシュボタンが2時位置についていたが、新機種ではそれが省略されてオリエントらしい個性が失われた半面、より洗練されたデザインになった。
 裏蓋にはカラスではなく2頭のイルカがレーザーで刻印されている。「MOVEMENT  JAPAN」と表記されている部分は、国内正規品の場合「MADE  IN  JAPAN」となっているのかも知れない。


   とうとうオリエントにまで手を出してしまった。いや、そういえば昔、オリエントの時計を買った覚えはあるのだが、たしか落として壊してしまい、修理に出したものの結局戻って来なかったというぼんやりした記憶がある。昔からオリエントの製品は低価格でありながら性能や品質が高い事で知られていたが、最近の製品にはあまり魅力的な物が無かった。今後コレクションが増えるかどうかはまだ分からない。



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「オリエント時計株式会社」は、東京都新宿区に本社を置く腕時計メーカー。1950年(昭和25年)に多摩計器株式会社として東京都南多摩郡日野町にて創業。東洋時計の日野工場を借り受け、翌年には現在の社名に変更して腕時計「オリエントスター」を発売する。業績悪化により2009年(平成21年)にはセイコーエプソンの機能子会社となり、2017年(平成29年)にはエプソンに事業統合されて、オリエントはエプソンの腕時計ブランドとなる。





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