2019年9月24日火曜日

バウハウス100周年


JUNGHANS
Form  A
100 JAhre Bauhaus
027 / 4937.44

ユンハンス
フォームA
027/4937.44
バウハウス100周年記念限定生産
自動巻き腕時計


   ドイツの「ユンハンス」から今年の8月に発売されたバウハウス100周年記念の時計を購入した。

   ユンハンスはドイツのシュヴァルツヴァルトにあるシュランベルクでエアハルト・ユンハンス(Erhard Junghans)とその義理の兄弟クサヴァー・ユンハンス(Xaver Junghans)が1861年に創業した時計メーカー。

   ユンハンスというとバウハウスデザインの「マックス・ビル」シリーズが有名だが、この時計は同じバウハウスでも「ヨハネス・イッテン」(Johannes Itten) のデザインを取り入れている。

ヨハネス・イッテンはスイス人で1919年~1923年にバウハウスのマイスターとして予備課程を担当していた人物で、この時計のインデックスは彼の著書に出てくる12色相環で表現されている。



   ▲白い文字盤はよく見ると皿状に凹んでいる。風防はユンハンスでは珍しい平面のサファイアガラスで出来ている。直径39mmのケースはステンレス製で50m防水。



  ▲ 裏蓋はスケルトンになっているがサファイアではなく普通のミネラルガラス製。自動巻きムーブメントはスイスのETA2824-2を元にした「Cal.J800.2」。裏蓋周辺には1000本限定であることを示すシリアルナンバーが刻まれているが写真では丁度その部分に窓の光が映っていて見えなくなっている。


▲ケースの厚さは10mmあるが、横から見ても実際より薄く見える。ステンレスのメッシュブレスも薄くて軽く、着け心地は悪くない。




   最近はセイコーの時計ばかり買っていた自分だが、欲しい物はほとんど手に入れてしまった。では次に何を買おうかと色々探してみたが、あまり興味をそそられるような物が見当たらない。そんな時この時計を見つけて、なんて美しい時計だろうと思ってしまった。今まで時計を見てカッコいいと感じた事はあったが、美しいと思う事はなかった。宝石や貴金属を使わず、余計な装飾も施さずにここまで美しい製品をデザイン出来るなんて凄い事だと思う。この時計は一応紳士用として販売されているが、きっと女性に贈っても喜んで貰えるんじゃないだろうか。


    ちなみに、Junghansをドイツ人が発音すると「ユンハンツ」と聞こえるのは自分だけだろうか。

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