2023年1月31日火曜日

万両色々 その2

 


最近買った万両達。



ふくほう
「福鵬」
Ardisia crenata f. leucocarpa
Fukuhou

サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑灌木。



▲奈良県香芝市の「こぼんさい」さん (株式会社楽樹さん)から取り寄せた白実の万両。ひとつひとつの実が大きく、しかも沢山生る優良品種。








れいわのさかえ
「令和の栄」
Ardisia crenata  f. xanthocarpa
  ‘Reiwa no  Sakae’


▲新潟県新潟市の「LEAFS」さん(株式会社芳樹園さん)から取り寄せた黄色い実の万両。一昨年7月にメルカリで入手して育てていた株が枯れてしまったのでリベンジという事で購入した。





はくほう
「白鵬」
Ardisia crenata f. leucocarpa
‘Hakuhou’


▲滋賀県大津市の株式会社千草園芸さんから取り寄せた白実で斑入りの品種。一昨年10月に楽天市場の「園芸ネットプラス」さんで買った株が枯れてしまったのでもう一度購入した。







ほうしょうにしき
「峰勝錦」
Ardisia crenata f. leucocarpa
‘Houshounishiki’



▲新潟県新潟市の片岡笑幸園「悠々の森」さんから取り寄せた白実で斑入りの万両。通常の万両と比べて葉の幅が広く、斑が三色迷彩になっている。万両の王様「東錦」の白実で、静岡県富士市の石川勝之氏が作出、命名した品種。たしか「桃姫」というピンク色の実が生る品種を作ったのも石川さんだったと思う。一昨年7月にヤフオクで入手した株を枯らしてしまったのでこれも再挑戦する為に性懲りも無く購入。諦めが悪いとしか言いようがない。









2023年1月30日月曜日

棒千歳蘭

 


サンセベリア・ボンセレンシス
Sansevieria Boncellensis
(Dracaena angolensisboncellensis’)

   キジカクシ科チトセラン属の常緑多年草。イギリス生まれの植物学教授、David John Mabberley による「Mabberley’s Plant-book」第4版(2017年)には、チトセラン属をドラセナ属に含めるとする学説が記載されている。



   ▲2017年に地元のコメリで買ってきたボンセレンシスに初めて花が咲いた。






  ▲白くて清楚な花。香りは全く感じられないが、もしかすると夜になったら香ってくるかも知れない。花の付け根の所に付いている水滴は、おそらく蟻を引き寄せて花を守ってもらう為の蜜だと思う。嘗めてみると仄かに甘い。








▲同時期に買った別の株にも蕾が付いている。








   ▲同じお店で今日買ってきた沈丁花の「パフューム・プリンセス」。通常の沈丁花より花が大きいらしい。開花したらまた投稿したい。








2023年1月27日金曜日

白花沈丁花も開花

 

ジンチョウゲ(白)
Daphne odora  f. alba

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑灌木。



   ▲今年1月4日に地元のコメリで買ってきた白花のジンチョウゲが開花した。香りは他のジンチョウゲと多分変わらないと思う。一緒に買った斑入りのジンチョウゲはまだ咲いていない。






2023年1月26日木曜日

楸子核桃


 

マンシュウグルミ(核果)
Juglans mandshurica

   クルミ科クルミ属の落葉喬木。中国、ロシア東部、朝鮮半島に分布。中国名は楸子核桃。



▲最近ヤフオクで入手したマンシュウグルミの核果。長さ67mm以上ある。自分が新潟県の村松浜で拾ったマンシュウグルミは最大でも47mmしかないので、それらに比べるとはるかに巨大に見える。中国で販売されている物の中には88mmというのもあるので、マンシュウグルミは核果の長さではクルミ科で最大だと思われる。ちなみに幅については日本で販売されていた中国河北省産テモミグルミ・麻核桃 ( Juglans  hopeiensis ) で57.5mmというのがある。おそらくどちらも中国ではもっと大きいのがあるはずだと思う。










2023年1月25日水曜日

聖甲蟲




セントポーリア
「EK-スカラベ」
Saintpaulia ‘EK-Scarab’
(EK-Skarabei=ЕК-Скарабей)

    ロシア・トリヤッチ市のエレナ・ヴァシリエヴナ・コルシュノワ女史(Elena Vasilevna Korshunova=Елена Васильевна Коршунова)が交配したスタンダード種。2005年発表。



▲昨年11月にヤフオクで落札したセントポーリア「EK-スカラベ」が開花した。出品者様は茨城県守谷市のYさん。本来もっと花が大きく、葉や花に斑が入る品種なのだが、セントポーリアの咲き始めはいつも今一つの出来になる。最初の花芽を摘んで株が充実してから咲かせたらもっと良い花が咲くのは分かっているが、早く花が見たいが為につい咲かせてしまう。







▲作出者のE.コルシュノワさん。














2023年1月24日火曜日

炎華

 

セントポーリア
「LE-ファイアフラワー」
Saintpaulia ‘LE-Fire Flower’
(LE-Ognennyi Tsvetok=ЛЕ-Огненный Цветок)

イワタバコ科アフリカスミレ属の常緑多年草。ウクライナ・ヴィニツァ市のエレナ・アナトリエフナ・レベツカヤ女史 (Elena Anatolyevna  Lebetskaya=Елена  Анатольевна Лебецкая)が交配したスタンダード種。2013年発表。



▲昨年11月にヤフオクで落札したセントポーリア「LE-ファイアフラワー」が開花した。出品者様は茨城県守谷市のYさん。原種には無いバーガンディ色の八重咲きの花。






▲2013年頃のE.レベツカヤさん。








2023年1月23日月曜日

薔薇のフリル

 


セントポーリア
「ロージーラッフルズ」
saintpaulia ‘Rosie Ruffles’

   イワタバコ科アフリカスミレ属の常緑多年草。アメリカ合衆国・ミネソタ州ミネアポリス市の故ドロレス・メアリー・ハリントン女史(Dolores Mary Harrington:1924~2013)が交配したスタンダード種。1994年登録。




  ▲昨年11月にヤフオクで落札したセントポーリア「ロージーラッフルズ」が開花した。出品者様は茨城県守谷市のYさん。花冠が開く時にフリルが引っ掛かるのか、形が乱れるのはこの品種ではよくある事のようだ。そのうちちゃんと咲いた花も見られると思う。






▲作出者のD.ハリントンさん。








2023年1月22日日曜日

雪椿の小品盆栽

 


ユキツバキ
Camellia rusticana

ツバキ科ツバキ属の常緑灌木。



▲小品盆栽のユキツバキの花が咲いた。この株は2016年頃に家の近くの山林で発見したユキツバキの突然変異を挿し木で殖やしたもので、通常のユキツバキは花弁の数が5枚位だが、これは15枚ある。














2023年1月21日土曜日

金色の眼

 


セントポーリア
「ゴールデン・アイ」
Saintpaulia ‘Golden eye’

イワタバコ科アフリカスミレ属の常緑多年草。アメリカのLyndon Lyon Greenhousesのシドニー・ソラノ女史(Sydney Sorano)が交配した黄花のセミミニ種。葉には ピンクの斑が入る。 



▲昨年10月にヤフオクで落札したセントポーリア「ゴールデン・アイ」が開花した。出品者様は茨城県守谷市のYさん。ほんのりと花冠が黄色っぽく見えるが、言われなければ誰も気付かないだろう。まだ送られて来た時の2号スリット鉢のまま育てている。花が終わったら植え替えてやるつもりだ。






2023年1月20日金曜日

正月の虹

 


   買い物に行った先で虹を見た。



  ▲この10日間程、あまり雪が降っていない。今日も小雨だった。この辺りのこの時季では珍しい。天気予報によると明日からは寒波が来て大雪になるらしい。










ローンスターの婦人

 

セントポーリア
「ローンスター・レディ」
Saintpaulia ‘Lonestar Lady’

イワタバコ科アフリカスミレ属の常緑多年草。アメリカ・テキサス州のリチャード・ニコラス氏(Richard Nicholas)が交配したスタンダード種。2006年登録。ローンスターとはテキサス州の市の名前。



  ▲昨年10月にヤフオクで落札したセントポーリアの「ローンスター・レディ」が開花した。本来は葉に斑が入る品種だが、まだ本領を発揮していない。出品者様は茨城県守谷市のYさん。







   ▲この人が作出者のリチャード・ニコラスさん。








2023年1月19日木曜日

信濃錦も開花

 

ジンチョウゲ
しなのにしき
「信濃錦」
Daphne odora ‘Shinano-Nishiki’

ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑灌木。雌性両全性異株。中国原産と云われているが自生地は不明。「信濃錦」は新潟で作出された斑入りの園芸品種。かつては「三光中斑」と呼ばれていた。



▲2021年10月に横浜市の「ペットエコ&ザガーデン楽天市場店」(有限会社ヨネヤマプランテイション)さんから取り寄せた沈丁花「信濃錦」が今年も開花した。鉢植えを室内で育てているので、良い香りが部屋に充満している。








2023年1月18日水曜日

万両色々

 

マンリョウ
Ardisia crenata

サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑灌木。



▲2021年9月にヤフオクで落札したピンクの実が生る万両。我が家では初めての結実。濃いピンクの大きな実。品種名は不明。出品者様は新潟県南魚沼市のK氏。






▲2021年12月に地元のコメリで買ってきた「宝船」という大きな実が生る品種。現物の実は写真よりも濃い赤色をしている。







   ▲こちらは「宝船」の葉に斑が入った「宝船錦」。2021年7月にヤフオクで入手。出品者様は栃木県鹿沼市の園芸店「ランドフリーズ」のW氏。




   ▲2021年7月に大分県宇佐市の有限会社SORAさんから取り寄せた白実の万両。品種名は不明だが、比較的実が大きいので一般に「宝船」の白実として出回っている品種と同じ物かも知れない。





   ▲左が2021年7月に奈良県香芝市の「こぼんさい」さんから取り寄せたカラス葉で斑入りの「紅孔雀」。右が同じ時期に新潟県長岡市の「一起園芸」さんから取り寄せた斑入り葉の「曙大鵬」。葉の色以外はとてもよく似ている。






▲2021年7月にメルカリで栃木県宇都宮市のT氏より入手した斑入りの万両。品種名は不明でおそらく実生から生まれた株だろう。入手してから気付いたが、他の万両と比較して葉の色が薄く黄色っぽい。





▲万両の実生苗。左が2021年7月にヤフオクで静岡県の方より入手した「桃姫」というピンクの実で葉が斑入りの品種から生まれた株。親株は今年は実が生らなかった。右は2021年10月に「園芸ネットプラス」さんから取り寄せた白実で斑入りの「白鵬」から生まれた株。親株は多分枯れてしまったと思う。種子から芽生えたばかりでも葉に斑が入っているところを見ると、万両の斑はウイルスが原因ではないと推測できる。







▲2021年7月にメルカリで購入した 黄色い実の品種「令和の栄」。出品者様は新潟市の「花香園」さん。今年も沢山黄色い大きな実を付けてくれたものの、残念ながら根腐れを起こして枯れてしまった。まだ地上部分はかろうじて生きていたので挿し木で更新出来る可能性もあるが、とりあえず同じ新潟市の「芳樹園」さんに新しい株を注文しておいた。


   以上、万両の園芸品種の多様性について取り上げてみた。他にも葉っぱの幅が広いのとか縁が波打っているのとか色々あるのだが、その辺りはまた日を改めて紹介したい。












2023年1月17日火曜日

角蛙

 


ベルツノガエル
Ceratophrys ornata

   無尾目Ceratophryidae科ツノガエル属。アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルに生息。ペットとして一般に出回っている個体は別種のクランウェルツノガエルとの雑種である事がほとんど。体長100mm~140mm。



▲これは昨年11月に株式会社バンダイから発売されたベルツノガエルのアクションフィギュアで「いきもの大図鑑アドバンス・ツノガエル」のラインナップのひとつ。いきもの大図鑑シリーズでは初のカエル類。原型は「カエル工房」の桶本和男氏。監修は「ビバリウムガイド」編集長の冨水明氏。











▲フィギュアの大きさは鼻先からお尻まで7cm。最大級の個体の1/2位のスケール。





▲今回のラインナップは全4種。

01.ベルツノガエル(グリーン)
02.ベルツノガエル(レッド)
03.クランウェルツノガエル(アルビノイエロー)
04.クランウェルツノガエル(グレー)

ベルツノガエルとクランウェルツノガエルは一見同じ形だが、よく見ると微妙な違いを作り分けている。





▲冷蔵庫の卵に紛れるクランウェルツノガエル。




▲茶碗蒸しにされてしまったクランウェルツノガエル。





▲コーヒーカップに入ったベルツノガエル。






▲ワンカップの中ですっかり出来上がっているベルツノガエル。







▲急な客人をもてなす為にお茶と一緒にお出ししてみた。







    実は当初、このフィギュアは買わないつもりだった。だってツノガエルは本物が簡単に入手出来るのだから、フィギュアなんかいらないと思っていた。でも、世話が大変だからこれ以上生き物を増やすわけにもいかないし、それに今回の売り上げが良ければ第2弾として他のカラーバリエーションや同属別種のアマゾンツノガエルやブラジルツノガエルなんかも発売してくれるかも知れないので、ちょっと買ってみる事にした。実際に手にとってみるとこのフィギュアは形状も色彩も物凄く良く出来ているので、すっかり気に入ってしまった。買って損は無かったと思っている。