2022年11月28日月曜日

福牛

 


野沢民芸
福べこ



   ▲最近メルカリで入手した野沢民芸のちょっと古いタイプの福べこ。体長9cm位。出品者様は東京都の方。現在、野沢民芸の福べこは在庫切れのようで販売されていない。新旧ふたつ揃えて比べてみたかったのに、なんか残念。







2022年11月27日日曜日

袖からっぱ

 

ソデカラッパ
Calappa hepatica

十脚目カラッパ科カラッパ属の甲殻類。西太平洋からインド洋にかけての浅い砂地に棲息するカニ。


▲とは言ってもこれはプラスチック製のフィギュア。株式会社バンダイから発売されたばかりの「いきもの大図鑑アドバンス・カニ」のラインナップのひとつ。

















▲今回のラインナップは4種類。
01.クマドリオウギガニ
02.ソデカラッパ
03.アカテガニ(リアルカラーver.)
04.アミメノコギリガザミ

   カニの仲間は標本にすると色褪せてしまうので、こんな風にリアルなフィギュアにして貰えると凄くありがたいと思う。それにしても、また地味な種類ばかりチョイスしたものだな。カラッパは大好きだけど。







2022年11月26日土曜日

鉄核桃

 

テツグルミ(仮称)
Juglans sigillata

  クルミ科クルミ属の落葉喬木。ヒマラヤ東部から中国西部にかけて分布。



   ▲メルカリで購入したクルミの1種の核果。中国では「鉄核桃」と呼ばれるらしい。おそらくまだ和名は無い。幅よりも奥行のある形状をしている。出品は東京文玩様。8月に入手した中国産テモミグルミは中国では「麻核桃」と呼ばれる種類で、学名だとJuglans  hopeiensis に該当する物だと思う。ペルシャグルミとマンシュウグルミの雑種起源だという説がある。








2022年11月25日金曜日

カロリーヌちゃん

 

セントポーリア
「カロリーヌ」


▲今月、岐阜県可児市のレイテストプランツさんから届いたセントポーリアのオプティマラ系品種「カロリーヌ」の花が咲き始めた。少し青みがかった濃いピンクの花。‘Caroline’で検索しても出てこないので、余程古い品種なのか、あるいは外国では別の名で販売されているのか。同じホルトカンプ社のラプソディシリーズの‘Ingrid’という品種にも似ているような気がする。








2022年11月24日木曜日

抉端枝尺蛾

 


エグリヅマエダシャク
Odontopera arida arida

   鱗翅目シャクガ科Odontopera属。 年2~4化で、幼虫は広食性。



▲ヒイラギの葉の裏にとまっていたエグリヅマエダシャク。偶然かもしれないが、まるでヒイラギの枯れ葉のような姿をしている。

   そう言えば、去年はあんなに沢山いたウスタビガの成虫が、今年は何故か1匹も見れなかった。







2022年11月23日水曜日

来年は卯年

 


越後製菓の鏡餅(個包装タイプ)




    近所のヤマザワに行ったら、もう鏡餅が売っていた。来年は卯年という事で、兎のフィギュアが付いた鏡餅を買ってきた。フィギュアの原型は、「おねんどお姉さん」として知られる、「ねんど職人」で「ねんドル」の岡田ひとみさん(42)による製作。自分は毎年この人のフィギュアが付いた鏡餅を楽しみにしている。2023年版は3種類発売されているはずだが、残念ながら近所のヤマザワには2種類しか売っていなかった。









2022年11月22日火曜日

蝟柊

 

ハリネズミヒイラギ

Osmanthus heterophyllus cv.


モクセイ科モクセイ属の園芸品種。詳細不明。


   ▲ヤフオクで最近入手したハリネズミヒイラギの小苗。出品者様は新潟県の方。通常のヒイラギは葉の縁に刺があるが、これは葉の表面にも刺が沢山生えていて、しかも斑入りという珍しい品種。でも葉の裏側にはまったく刺が見当たらない。こういう変異を病気と見なさずに保存してきた人の感性が素晴らしいと思う。









2022年11月21日月曜日

獅子舞赤牛

 

野沢民芸
獅子舞赤べこ



   ▲メルカリで購入した「獅子舞赤べこ」。出品者様は福島県の方。製造は福島県西会津町野沢の野沢民芸品製作企業組合の工房。獅子舞赤べこは今のところ、同県会津若松市七日町通りにある直営店「野沢民芸商店」でのみ取り扱っていて、期間限定という噂もある。頭の白い毛はあまり弄り過ぎると抜けやすいので、ハゲにしたくなければなるべく触らない方が良さそう。














2022年11月20日日曜日

万年青の実

 

オモト
Rohdea japonica

キジカクシ科オモト属の常緑多年草。



▲2019年6月に地元のコメリで購入した斑入りのオモトに初めて実が生った。たった2つだけだが、オレンジ色が美しい。無銘だったが玉獅子という品種に似ている。






▲これは2015年に四国ガーデンさんから取り寄せた黄実オモトの実。毎年安定してトウモロコシのような黄色い実を付けてくれる。江戸時代に富士山の裾野で見付かったと云われている黄金宝という品種に似ている。







   ▲こっちはその実生。自分で種子を播いて6年で実が生った。てっきり赤い実が生るものとばかり思っていたが、母親と同じ黄色い実が出来た。もしかしたら一般に出回っている黄金宝も江戸時代の株のクローンではなく、実生系の可能性がある。もっとも温州蜜柑のような珠心胚実生ならば、母親とDNAが同じという事になるが、オモトにもそんな事があるのだろうか。







   ▲五色柊は嬉しい事に雌株だった。ヒイラギは雌雄異株という事になっているが、雄株には雄花が咲くのに対し、雌株にはしっかりと雌蕊と雄蕊が付いた両性花が咲くようだ。ひょっとしたら1株でも結実するのかも知れないが、雄花が咲いている縞柊の花粉を付けて実が生るかどうか実験してみようと思う。見事に実が生った暁にはまた投稿するつもりだ。












2022年11月19日土曜日

碧眼の露西亜

 

セントポーリア
「ブルーアイドロシア」
Saintpaulia ‘EK-Blue Eyed Russia’
(EK-Goluboglazaia Rossiia)

イワタバコ科アフリカスミレ属の園芸品種。Elena Korshunova女史が2006年に発表したスタンダード種。


   ▲岐阜県可児市のレイテストプランツさんから今日届いたセントポーリア。花弁が青くて、縁が紫色。コルシュノワさんが作った品種は頭にEK-と付いていて、ロシア系とされたりウクライナ系とされたり、どっちが正しいのかは分からないが、いずれにしても両国は今戦争中なので、最近の新しい品種は入手が難しくなっているのではないだろうか。レイテストプランツさんからは、他にあと2種類(フローズンインタイムとカロリーヌ)を取り寄せたのだが、ちゃんと開花してから投稿しようと思う。願わくはその前に枯れませんように。

    (2022年12月16日追記=エレナ・コルシュノワ女史はロシアのトリヤッチ市在住)








2022年11月18日金曜日

縞柊と五色柊

 

ヒイラギ

Osmanthus heterophyllus


モクセイ科モクセイ属の常緑喬木。



▲2019年の11月に地元のコメリから買ってきた縞柊の花が満開になった。陽が当たると甘い香りが辺り一帯に漂う。これは雄株なので実が生らないのが残念。






▲縞柊と一緒に買った五色柊にも初めて花芽が付いた。もし雌株だったら交配出来るのだが、どうなんだろう。







2022年11月17日木曜日

南天

   

ナンテン
Nandina domestica

メギ科ナンテン属の常緑灌木。



▲ナンテンの実が赤く色付き始めた。この株は他所の家の玄関前に植えられている白実ナンテンの実を5年程前に盗んできて、播いた種から生えてきた物。昨年も花は咲いたのだが実が熟す前に落ちてしまい、今年初めてちゃんと結実した。親が白実でも子供は赤い実になった。





▲こちらはナンテンの園芸品種「雪渓錦」。3つだけ白い実が生った。本来は葉に斑が入る品種なのだが、今年の新しい葉には何故か斑が入っていない。今年6月にヤフオクで入手した株で、出品者様は浜松市のMさん。そう言えば昨年同じ人から入手したマンリョウの「峰勝錦」は、残念ながら最近枯れてしまった。せっかく貴重な種類を分けて頂いたのに申し訳ない。













2022年11月15日火曜日

羽黒山の剪定鋏 その2

 


羽黒山
A型剪定鋏 180mm



▲メルカリで購入した羽黒山のA型剪定鋏。中古だが、あまり使用された形跡の無い、良いコンディションの品。出品者様は愛知県の方。羽黒山のA型は、今年の4月に230mmを入手しているが、今回は180mmである。羽黒山は山形市宮町の「株式会社はとや」の商標。






▲切刃の平に打たれた羽黒山の刻印。





   ▲受刃には特製の刻印。切刃受刃ともに鑞付けである。





▲手持ちの剪定鋏の中では、昨年10月に入手した真室川の製品に一番形状が似ている。左が羽黒山で右が真室川。真室川は山形市円応寺町の「真室川鋏工場」の商標。






▲特に柄の内側のモールドは同じ型を使ってプレスしているように見える。230mmの方の製造元は飛庄の可能性が高いと思っていたが、もしかしたらそれも真室川の製品である疑いが浮上してきた。どうやら今度は真室川の刻印が入った230mmを入手しなければいけないようだ。


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    ところで、今日の朝刊のおくやみ欄を見ていたら、山形市の花楯産業の会長である細川俊之氏の訃報が掲載されていた。このブログを見て下さっている方の中にも花楯印の剪定鋏をお使いの人がいるのではないだろうか。花楯産業は剪定鋏の自社生産はしていないと思われるが、日本全国に山形製の剪定鋏を卸している会社で、花楯の他に、俊之とか博之とかの刻印が打たれた製品も販売している。謹んで御冥福をお祈りしたいと思う。














2022年11月13日日曜日

飛翠と飛燕

 


飛庄
飛翠と飛燕



▲今年10月に新発売された飛庄の剪定鋏「飛翠」と「飛燕」を飛庄のオンラインショップから取り寄せた。この2種類の鋏は桃農家のリクエストで開発されたそうで、細くて硬い枝を切るために、よりコンパクトで切れ味の鋭い鋏になっている。どちらも長さ165mm、重さ195g。形状は瓜二つで見分けはつかない。






▲刻印で辛うじて見分けられるようになっている。





▲裏返してみると、飛翠の方は切刃の裏面が鏡面仕上げになっている。通常の剪定鋏は刃にアサリが付けられていて、切刃と受刃が常に1点で接触するようになっていて、飛燕も同様なのだが、飛翠に関しては飛庄のフラッグシップである飛龍のように2つの刃を接触させない構造によって、刃の開閉を軽い力でスムーズに出来るようにしてある。2つの刃に隙間があるので薄い紙やビニール等は切れないが、何故か枝はきれいに切る事が出来るのだから不思議だ。









2022年11月12日土曜日

飛庄の片手刈込鋏

 


飛庄
片手刈込鋏230mm(反刃)



▲飛庄のオンラインストアから取り寄せた230mmの片手刈込鋏2挺。どちらも反刃で、左が輪無しで、右が輪付き。最近、飛庄の商品ラインナップが見直され、230mmの片手刈込鋏の販売が在庫限りで終了すると知った。とっくに自分のコレクションの中にあるものとばかり思っていたのだが、確かめてみたら1挺も持っていない事に気付いた。飛庄のオンラインストアを見たら、既に直刃の方は売り切れていて、反刃だけが注文可能だった。自分が注文した後は全て売り切れになっていたので、ぎりぎり間に合ったわけだ。ちなみに、270mmの片手刈込鋏や230mmの松葉切鋏は今後も製造していくらしいので、実用面での問題は特に無いと思う。








2022年11月11日金曜日

桜月夜

 

サザンカ
サクラヅクヨ
「桜月夜」
Camellia sasanqua ‘Sakura-zukuyo’

ツバキ科ツバキ属の園芸品種。



▲今日、地元のコメリで見つけて買ってきたサザンカ「桜月夜」。花を見て一目惚れし、香りを嗅いだら欲しくなり、値札を確かめたら元々安かったのがさらにお買い得になっていたので思わず購入してしまった。花の直径は9cm位。花の形を見ると肥後サザンカの系統だが、詳しい事は分からない。








2022年11月10日木曜日

いもゆで工房さんの猫

 


「ねこ瓶」と「真鍮NEKOでん」



▲左が「ねこ瓶」で右が「真鍮NEKOでん」。どちらも真鍮製。





▲ねこ瓶の方は分福茶釜の猫版といった感じ。蓋が取れるようになっている。全長32mm。







▲真鍮NEKOでんは、ヨーロッパ中世の伝説の拷問具「鉄の処女」(Iron Maiden)の猫版。中に入れられた人は内側の肉球で優しく拷問してもらえるという。高さ42mm。












2022年11月9日水曜日

裏波小灰蝶

 

ウラナミシジミ(♀)
Lampides boeticus

   鱗翅目シジミチョウ科ウラナミシジミ属。汎存種。幼虫はマメ科の花や新芽、若い果実等を食べる。越冬態は温暖地では不定。寒冷地では越冬出来ない。



  ▲庭に生えているシロツメクサの花の蜜を吸うウラナミシジミの雌。







▲ウラナミシジミの翅の裏。









ヒメアカタテハ
Vanessa cardui

鱗翅目タテハチョウ科アカタテハ属。汎存種。幼虫はキク科やイラクサ科の草本を食べる。越冬態は不定だが、温暖地でなければ越冬出来ない。



▲庭で日向ぼっこをするアカタテハ。ウラナミシジミと同様、おそらく山形県の内陸部では冬を越すのは無理だと思われる。






2022年11月8日火曜日

皆既月蝕

 


今夜は皆既月食。



   ▲昨年の5月26日以来の皆既月食。今年も雲間から何とか撮影出来た。これは19:27の画像。しかも今回は天王星が月の後ろに隠れる天王星食も同時に起こっている。惑星食と月食が同時に起こるのは442年ぶりの出来事だが、前回のは土星食だった。(西暦1580年7月26日=天正8年6月15日・ポルトガルがスペインに併合された年。本能寺の変の2年前。)天王星食と月食が同時に観測されたのは今回が初めてらしい。でも、どれが天王星なのか自分にはさっぱり分からなかった。






スカイダイバー

 
セントポーリア
「スカイダイバー」
Saintpaulia ‘Lyon’s  Sky Diver’

   イワタバコ科アフリカスミレ属の園芸品種。アメリカのLyndon Lyon Greenhousesの Sydney Sorano女史の作出したスタンダード種。


▲今年10月にメルカリで札幌市のNさんから入手したセントポーリア「スカイダイバー」の花が咲き始めた。 ほんのりと黄色がかった花なのだが、画像だと分かりにくい。








2022年11月7日月曜日

いもゆで工房さんのロボット その3

 


「いぬ」と「つのちゃん」


▲素材は洋白と真鍮。






「がまちゃん」と「ばじぇっとさん」


▲素材は真鍮と洋白。






「みねぽっど」と「はちぽっど」


▲素材は真鍮と洋白。









2022年11月6日日曜日

日本の山繭蛾

 

日本のヤママユガ

岸田泰則
矢野高広
三田村敏正
五島正幸
中島秀雄

2020年12月15日発行
有限会社むし社



▲日本のヤママユガ科の蛾類についての本。標本写真、生態写真、解説、そしてコラムで構成されている。この本の存在に気付いた時には、既に売り切れていて入手出来ない状態だった。今回メルカリに出品されていて、やっと手に取る事が出来た。