2022年8月31日水曜日

アドバンス版犰狳蜥蜴

 

アルマジロトカゲ
Ouroborus cataphractus

有鱗目ヨロイトカゲ科Ouroborus属。南アフリカ原産。 



▲南アフリカに行ってアルマジロトカゲを見てきた。







   ▲というのは嘘で、これは株式会社バンダイから発売されたアルマジロトカゲのアクションフィギュア。そもそもアルマジロトカゲはペットショップでも売っているので、わざわざ南アフリカまで行く必要はない。ただ、結構高価なので買えないけど。





▲2020年にガシャポン「いきもの大図鑑」の「だんごむし07」のラインナップにもアルマジロトカゲがあったけど、今回は「いきもの大図鑑アドバンス」として、完全新規造形のグレードアップされた製品として帰って来た。





   ▲原型は佐藤真啓氏で、彩色監修は冨水明氏が担当している。







▲体長は210mmで、ほぼ実物大。








▲今回の「アドバンス版」は「だんごむし07」版より体長が3cm位大きく、パーツ数や可動箇所も多い。また、造形・彩色共によりリアルになった。






▲今回発売されたアドバンス版アルマジロトカゲのラインナップは全4色。

01.イエロー
02.ダークブラウン
03.ブラック
04.モザイク







   ▲アルマジロトカゲは天敵に襲われた時は逃げたり隠れたりするのが基本。でも追い詰められた時は自分のしっぽを咥えて丸くなるのでアルマジロの名が付いているらしい。このフィギュアもちゃんと丸まったポーズを再現出来る。








2022年8月30日火曜日

飛庄二挺

 


飛庄
曲両刃剪定鋏



▲最近メルカリで購入した少し昔の飛庄の剪定鋏2挺。出品者様は富山県の方。左は現在ニンニク切鋏の名称で販売されている製品とほぼ同じで、長さは約180mm。右は柿軸切鋏として販売されていた物に似ていて、長さは約165mm。どちらも両刃で反刃、そして皮止めである所が共通している。






  ▲新旧の製品を比較してみた。左が現在も販売されているニンニク切鋏。右が今回入手した古い鋏。違いは虫バネの取り付けが可能かどうかくらいで、あとはほとんど変わらない。





▲柿軸切鋏も比較してみた。左が最近まで販売されていた物で、右が今回入手した古い製品。刃の形状とボルトの頭の直径が異なる。







▲裏返してみると、新しい製品には真鍮のナットが付いていない。紛失したのではなく、最初から使われていないのだ。






▲刃を開き切った時の角度の違い。新しい方が大きく開く。






▲紙箱の蓋には「曲両刃 501 型7吋」と表記されている。



「飛庄」は山形市桧町の「株式会社 飛庄」の商標。かつては「飛塚製鋏所」として知られていたが、今年2月の飛塚靖仁氏の急逝に伴い、3月より社名が変更された。現在は4代目の飛塚大貴氏が家業を受け継いでいる。












2022年8月29日月曜日

楤の花



タラノキ
Aralia elata

ウコギ科タラノキ属の落葉灌木。


▲タラノキのてっぺんに花が咲いていた。その二回奇数羽状複葉に負けない大きさの、先端が繖形になった複総状花序をつけている。花序の直径は1m位はありそう。






   ▲もしかしたら花もタラの芽同様に食べられるのかも知れないが、高さが4m以上あって手が届かない。

気象庁によると、今朝の米沢の最低気温は11.4℃。8月としては異例の寒さだった。









2022年8月28日日曜日

ミニコレクション登場

 

   株式会社バンダイからガシャポンの「いきもの大図鑑」の新シリーズとして、「ミニコレクション」が発売された。これまでのアクションフィギュアよりもリアルな造形と彩色を目指して、関節の可動を廃してポーズを固定式にしてある点が異なる。



▲ミニコレクションの第1弾として発売された「昆虫01」のラインナップ。

01.ヤマトカブトムシ(飛型)
02.ヤマトカブトムシ(歩行)
03.ヘラクレス・ヘラクレス(黄褐色)
04.ヘラクレス・ヘラクレス(黒色)
05.ギラファノコギリクワガタ
06.ノコギリクワガタ(本土)

この中でカブトムシは頭部だけが可動、クワガタムシは大顎だけが可動となっている。







▲大きさは実物よりもかなり小さくて、昔のチョコエッグのおまけを彷彿させる。コレクションするのにはあまり場所をとらなくてかえって良いかも。カプセルの中に入っている時はいくつかのパーツに分かれているのだが、組み立てる際には細い部分を折らないように気を付けないといけない。今回のフィギュアは塗装が定着しやすい素材を使っている為に、曲げに少し弱くなっているようだ。自分もヤマトカブトムシ(歩行)を組み立てる時に跗節を2箇所折ってしまったので、0.5mmのピンバイスで穴を空けて、そこに同じ太さの真鍮棒を突っ込んで、瞬間接着剤で固定して修理した。あと、カプセルの中で曲がってしまっているパーツは無理に手で修正したりせずに、熱湯に浸けてやると本来の形に戻ってくれる。







▲ヘラクレス同士の闘い。本物でこれをやると傷が付いちゃう可能性もあるので、フィギュアで遊んだ方が無難ではある。







2022年8月27日土曜日

蝦柄雀の死

 

エビガラスズメ(♀)
Agrius convolvuli

     鱗翅目スズメガ科Agrius属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べる。年2化で蛹で越冬する。


   ▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたエビガラスズメの雌。前日見たのと同じ個体。既にお亡くなりになっていた。







▲オオカマキリの雄。







▲今年初めてのコカマキリの成虫。









2022年8月26日金曜日

車雀蛾

 

クルマスズメ
Ampelophaga rubiginosa rubiginosa

   鱗翅目スズメガ科Ampelophaga属。幼虫はブドウ科の植物の他、ノリウツギやキウイフルーツの葉も食べる。年1化で蛹態越冬。


▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたクルマスズメ。







▲エビガラスズメの雌。特徴的な腹部の模様が隠れているので、現場では種名が分からなかった。エビガラスズメはこういうとまり方をする事を覚えておかないと。









   ▲ヤママユの雌。前日見た雄に比べると黄色が鮮やか。どちらもそれぞれ美しい。







2022年8月25日木曜日

大蟷螂緑色型

 

オオカマキリ(緑色型♀)
Tenodera aridifolia

蟷螂目カマキリ科カマキリ属。


▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたオオカマキリ。この辺りで緑色型はちょっと珍しい。






  ▲着地に失敗して仰向けになったノコギリクワガタの雄。体長60mm。







   ▲ヤママユの雄。羽化したばかりの完全無傷の翅。ピンクがかった色が美しい。












2022年8月24日水曜日

ゴージャス

 

ゴージャス
Malus × atrosanguinea ‘Gorgeous’    

   バラ科リンゴ属の交配種。 クラブアップルの1種で、ハナカイドウ(M.halliana)とズミ(M.sieboldii)の雑種と云う説もあるが、詳細は不明。自家和合性があり、1株でも結実するらしい。


▲小品盆栽の林檎「ゴージャス」にひとつだけ青い実が生った。これからもう少し赤く色付いていくと思う。クラブアップルとしては少し大きめかも知れない。







2022年8月23日火曜日

夏水仙

 
ナツズイセン
Licoris  squamigera

   ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。日本全土に自生しているが、おそらく中国原産の帰化植物。L.sprengeriL.stramineaの自然交雑種だと云われている。


▲いつの間にかナツズイセンの花が咲いていた。





白燈蛾のヘアペンシル

 
シロヒトリ(♂)
Chionarctia nivea

   鱗翅目トモエガ科Chionarctia属。幼虫は広食性で様々な草本の葉を食べる。年1化で幼虫で越冬する。


  ▲昨夜、近所の街灯の下で見付けたシロヒトリの雄。雌を誘引する為の性フェロモンを放出する器官「ヘアペンシル」を出している。ヘアペンシルは、正式には“coremata”(コアマタもしくはコレマタ)というらしい。もっと鮮明な写真を撮りたかったのだが、照明を当てるとすぐにヘアペンシルを引っ込めてしまうので、こんなぼやけた写真しか撮れなかった。それでも、ヘアペンシルはいつかこの目で見てみたいと思っていたので、それなりに満足している。




2022年8月21日日曜日

星蜂雀

 

ホシホウジャク
Macroglossum pyrrhosticta

鱗翅目スズメガ科ホウジャク属。成虫は日中、花の蜜を吸う。幼虫はヘクソカズラやアカネの葉を食べる。年2~3化で、越冬態は不明。


   ▲玄関の下駄箱の上にいたホシホウジャク。一応生きてはいるものの、かなり弱っているように見えた。飛んでいる姿はよく見かけるが、じっとしているのは初めて見た。







薄翅蟷螂

 
ウスバカマキリ(♂)
Mantis religiosa

蟷螂目カマキリ科ウスバカマキリ属。汎存種。


▲家の近くの草原で見付けたウスバカマキリの雄。





   ▲家の前で拾ったカマキリの脱け殻。これは多分、




  ▲このオオカマキリのものだと思う。今年初めて見るカマキリの成虫達。カマキリの成虫が出現する前に、池や側溝でハリガネムシを何匹か見ているが、あれは多分ヤブキリに寄生していたものだろう。





2022年8月19日金曜日

三角龍

 
1/32 Imaginary skeleton
Triceratops


▲今年7月23日に株式会社BANDAI SPIRITSより発売されたトリケラトプスのプラモデル。スケールは1/32。昨年発売されたティラノサウルスに続いて、トミキョーさんこと富田京一氏が監修を務めている。






▲部品点数は72。スナップフィットキットなので組み立てに接着剤はいらないが、合わせ目を完全に消したいのなら接着剤やパテが必要になる。






▲素組みなら1時間もあればよい。全長は23cm。関節は固定式だが、首だけはボールジョイントで可動する。








   次に発売される種類は何だろう。ステゴサウルスか、イグアノドンか。竜脚類で1/32だとバカでかいキットになりそう。発売が年1回のペースだとすると来年の7月まで待たされるのかなあ。