ヤンマガKC
喧嘩稼業⑫
木多康昭
講談社
2019年11月6日発行
2019年11月6日発行
待ち焦がれていた喧嘩稼業の12巻がやっと発売された。11巻が発売されたのが去年の9月6日だから、なんと1年2か月ぶりの新刊である。
「喧嘩稼業」は、講談社が発行する週刊ヤングマガジンの2014年 2・3合併号から連載が始まった木多康昭氏の描く格闘技漫画で、前作「喧嘩商売」の続編である。「喧嘩商売」では格闘技に関係無いギャグシーンが内容の半分を占めていたが、「喧嘩稼業」ではほぼ全てが格闘技の話になっている。
今回の12巻は世界最強の格闘技をきめる陰陽(インヤン)トーナメントの5戦目、合気道の芝原剛盛と空手の上杉均の闘いが描かれる。ヤングマガジンを読んでいればどちらが勝ったかは分かっているのだが、連載が途切れ途切れなので単行本だと一気に読めるのがありがたい。また、雑誌掲載時にはなかった加筆部分もあるで買わないわけにはいかないのだ。
しかし、このペースで行くと主人公の次の試合まであと何年もかかりそうだし、トーナメントが終わるまで何十年もかかりそうな気配だ。それでも途中で投げ出さずに最後までちゃんと描き切ってくれれば良いのだが、木多さんの場合、夢オチで強引に完結とかいう前科もあるので非常に心配である。
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