今日、前に注文していた6本のナイフが我が家に届いた。
デンサンの電工ナイフである。
上から
- DK-670E
- DK-670C
- DK-670B
- DK-670D
- DK-670A
- DKF-175
昔、電工ナイフに興味がわいて、いくつか集めてみた事がある。最近、ジェフコムという会社からデンサンというブランドで新製品が出ている事を知り、まとめて取り寄せてみた次第である。
かつての電工ナイフは、殆どが背バネ式で、刃のロック機構が無かった。今回届いた物は全てライナーロック式になっている。しかも、6本中5本はハンドルにクリップがついており、1~5は刃にサムスタッドがつき、素材が鋼では無くステンレス(8cr13mov)になっている。
果たしてこれらを電工ナイフと呼んで良いのだろうか。
折り畳んで裏返すとこうなる
そもそも電工ナイフというのは便宜的な名称である。
その起源は、ヨーロッパやアメリカの海軍で使われた折り畳み式のナイフだと云われている。それが日本に伝わり、海軍ナイフとか折メスとか呼ばれ、国内で生産されるようになった。
やがて戦後になって、軍用ナイフだと生産や販売に支障を来すという事で、電気工事用のナイフとして売り出したらしい。
だから西洋の電気工事用のナイフとは全く違う形をしている。
日本の道具には、名が体を表さない物が多い。薬鑵でお湯を沸かしたり、洗面器を湯おけとして使ったり、茶碗で御飯を食べたり……。
電工ナイフもそんな物のひとつなのだろう。
上から
- 海軍折メス
- 古い電工ナイフ
- 割と最近の電工ナイフ
- 米軍のエレクトリシャン・ナイフ
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