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2019年5月17日金曜日

藤の花


フジ
Wisteria floribunda


マメ科フジ属の蔓性落葉木本。

   車庫の近くに生えている藤の花が咲き始めた。


   この辺りの藤の花は、去年はほとんど咲かなかったが今年は沢山咲きそう。


   林業の衰退で山林の手入れが行き届かなくなったせいか、昔に比べて藤が増えたような気がする。藤蔓の利用が減少した事も一因かも知れない。

   今年は見渡す限りの山々を全て紫色に染める勢いだ。

2018年5月9日水曜日

今日の植物 50

  クサノオウ
  Chelidonium  majus  var.  asiaticum













   近くの田んぼの畔に咲いていた。花弁の縁に鋸歯がある物は初めて見た。



  ケシ科クサノオウ属の越年草。









  ノハラムラサキ
  Myosotis  arvensis













   これも田んぼの畔に咲いていた花。



   ムラサキ科ワスレナグサ属の一年草、もしくは二年草。ヨーロッパ原産。










   フジ(ノダフジ)
  Wisteria  floribunda













  田んぼの近くでフジの花がもう咲き始めていた。


  マメ科フジ属の蔓性落葉木本。











   リンゴの花。
   Malus  pumila







   バラ科リンゴ属の落葉高木。

   向かいの家にリンゴの木がある事を今まで知らなかった。

   この家には、かつて老夫婦と知的障害のある息子さんが暮らしていた。今は3人とも亡くなって空き家になっている。誰も雪降ろしをしてないので屋根がつぶれかかっているが、時々うちの猫が勝手に出入りしているようだ。

   昔、この家の奥さんが山に山菜採りに行って行方不明になった事がある。近所の人達が警察と一緒に捜索したが見つからず、もう駄目だろうと諦めかけた頃、3日目になって数㎞離れた場所で道路を歩いている所を発見された。特に外傷もなく、いたって元気だったという。奥さんが言うには、息子さんに「こっちに山菜がいっぱいあるよ」と言われてついていったら道に迷って帰れなくなったそうだ。でもその時息子さんは家にいて、奥さんは独りで山菜採りに行っていたらしい。

   今はそんな出来事を覚えている人もほとんどいなくなってしまった。いつの日かあの一家の事も全て忘れ去れてしまい、ただここに立つ一本のリンゴの木だけが、彼らを知るよすがとなるのかも知れない。