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2022年12月30日金曜日

五光のB型

 

五光
B型剪定鋏  180mm  金止



   ▲最近ヤフオクで落札した五光のB型剪定鋏。出品者は山形県山辺町の千歳リサイクルサービス様。既にB型の200mmは持っていたが、今回入手したのは180mm。






▲切刃の平に打たれた商標五光の刻印。五光は山形市宮町の横倉鋏製造所の商標。







▲刃を目一杯開いた状態。開脚は控えめで恥ずかしがり屋さん。




▲裏側には刻印が無い。

   五光の鋏はあまり市場では見かけないので、こうして現物を拝めるだけでも嬉しい。おそらく他の刻印で出回っている製品が結構多いのではと思う。






2022年4月17日日曜日

五光のA型

 


五光
A型剪定鋏 180mm



   ▲最近、ヤフオクで入手した「五光」のA型剪定鋏。出品者様は丸三郎の芽切鋏と同じ「仁助屋」さん。「五光」は山形市宮町にあった「横倉鋏製造所」の商標。五光のA型を見るのはこれが初めて。





▲裏から見たところ。





    ▲刃を開いたところ。開脚は控えめでおしとやか。






   ▲鏡面仕上げされた切刃の平には「商標 五光」の刻印、左のホッペタに「A」、右のホッペタに「責任付」の刻印がある。











▲よく見ると鑞付けである事が分かる。今は飛庄くらいしか鑞付けを作っていないが、昔は意外と多くのメーカーで作っていたようだ。






▲柄の内側のモールド。軽量化の為に肉抜きされているものの、他のメーカーより分厚く作られている。このA型剪定鋏も自社生産だと思われる。














2022年3月21日月曜日

五光の剪定鋏 その2

 


五光
B型剪定鋏 200mm



   ▲昨年11月にメルカリで入手した五光の中古の剪定鋏。出品者様は愛知県の方。「五光」は山形市宮町にあった「横倉鋏製造所」の商標。五光のB型については、昨年2月にデッドストックを入手した時に投稿しているので、今さら取り上げる必要はないと思っていたのだが、最近製造元が判明したのと、ひとつ気になる部分があったのとで、再び投稿させてもらう事にした。












   ▲気になる部分というのは、右のホッペタにある「責任付」の刻印。以前入手した未使用品にはこの刻印は無かった。そしてこれと似たような刻印は、どこかで見た事がある。








  ▲2019年3月に謎の剪定鋏として投稿した「商標 横綱」の銘がある剪定鋏。我が家にかなり昔からあった物で、誰がいつどこで購入した鋏かは不明だが、これにも同じ位置に「責任付」の刻印がある。






▲全体の形状の比較。左が「横綱」。真ん中が今回入手した中古の「五光」。右が以前入手した「五光」の未使用品。肩幅とかワッシャーの大きさとか微妙に異なる部分はあるが、全体の雰囲気はよく似ている。ちなみに3梃とも元々は立バネが付いていたのを虫バネに交換している。





▲刻印の比較。左が「横綱」で右が「五光」。「責任付」の刻印が全く同じ位置に打たれている。まだ確信とまではいかないが、「横綱」の剪定鋏の製造元は、「五光」と同じ横倉鋏製造所である可能性が高いと思う。何より横倉と横綱で横つながりという点も根拠のひとつと言えるのでは。






















2021年2月19日金曜日

五光の剪定鋏

 

メルカリで五光のB型剪定鋏を入手した。


▲「五光」の剪定鋏・B型200mm。

  「五光」の剪定鋏の存在は知っていたが、今までその製品については写真さえ見た事が無かった。その実物が未使用の状態で入手出来たのは非常に幸運だったと言える。

    



▲「商標 五光」の刻印。

   残念ながら五光の剪定鋏については寡聞にして詳細は不明だが、作ったのが横倉一実氏だという事は知っている。彼は昨年引退された細谷ハサミ製作所の細谷啓氏と共に初代山形丸清の工藤清吉氏の元で修行した人物らしい。(2022年3月20日追記・横倉一実氏は山形市宮町にあった横倉鋏製造所の代表)