2024年11月21日木曜日

大白鳥と小白鳥

 



オオハクチョウ
Cygnus cygnus

コハクチョウ
Cygnus columbianus bewickii


どちらもカモ目カモ科ハクチョウ属の渡り鳥。




  ▲初雪が降った一昨日の未明に、まだ暗い空を飛んで行く白鳥の鳴き声が聴こえた。明るくなってから周辺を探してみたのだが、白鳥の姿はどこにも無かった。だが今日になって自宅から少し離れた場所で白鳥の群れを見付けた。刈り取りの終わった田んぼで稲の落ち穂を食べているようで、みんなクチバシを泥に突っ込んでいる。クチバシが汚れて一見紛らわしい個体もいるが、多分上の写真の左側がオオハクチョウで、右にいるのがコハクチョウだと思う。もう少し鮮明な写真が撮れればはっきり判るのだが。














山形県川西町にて。








2024年11月17日日曜日

斑入柊

 

フイリヒイラギ
Osmanthus heterophyllus  'Variegatus'

モクセイ科モクセイ属の常緑亜喬木、もしくは灌木。ヒイラギの園芸品種。雄性両全性異株。



▲シマヒイラギ(縞柊)の花が咲いた。雌蕊が無いのでこれは雄花。






▲ゴシキヒイラギ(五色柊)は両性花を咲かせている。昨年は結実したが今年はどうなるか。






▲ゴシキヒイラギの花に来たオオハナアブ。受粉に貢献してくれているのか。









▲ハリネズミヒイラギ(蝟柊)の花はまだ咲いていない。花芽らしきものはあるが。






髭長天牛

 


ヒゲナガカミキリ(♀)
Monochamus grandis

鞘翅目カミキリムシ科ヒゲナガカミキリ属。幼虫はマツ科木本の枯死した材部を、成虫は生木の枝先の樹皮を食べる。2年1化という説と年1化という説がある。



▲今朝、自宅玄関前にいたヒゲナガカミキリの雌。隣の家の庭に立ち枯れたマツの樹があるので、そこから出てきたのかも知れない。体長約33mm。







2024年11月16日土曜日

宝貝図鑑

 


ネイチャーウォッチングガイドブック

自然が生み出す驚きの造形美
日本と世界の
タカラガイ
黒住耐二 解説  武井哲史 標本写真

2021年6月25日 発行
株式会社 誠文堂新光社



▲タイトル通り、日本周辺と世界の海に産するタカラガイ類の図鑑。同じ出版社から2009年に出版された「タカラガイ 生きている宝石」では207種掲載されていたが、本書では256種に増えている。また、一部内容の訂正もあり、より完璧な図鑑となっている。





2024年11月15日金曜日

新訂マタンゴ本

 

新訂 
とうちゅうそう
ハンドブック
盛口満 写真安田守

2023年6月30日 初版第1刷発行
株式会社 文一総合出版



▲2009年6月20日に発行された「冬虫夏草ハンドブック」の新訂版。掲載種数は68種から133種に増え、ページ数も80Pから倍の160Pになった。実物大の写真も掲載されているのがありがたい。贅沢を言えば、他の本や論文からの転用でも良いので、胞子の写真かイラストがあれば、より素晴らしかったと思う。






来年は巳年

 


越後製菓の鏡餅(個包装タイプ)



▲今日イオンに行ったら、もう鏡餅が売っていた。来年は巳年という事で、ヘビのフィギュアが付いた鏡餅を買ってきた。フィギュアの原型は、「おねんどお姉さん」として知られる、「ねんど職人」で「ねんドル」の岡田ひとみさん(44歳・群馬県出身)による製作。自分は毎年この人のフィギュアが付いた鏡餅を楽しみにしている。2025年版は3種類発売されているはずだが、残念ながら近所のイオンには2種類しか売っていなかった。






2024年11月14日木曜日

増補改訂第二版

 


アリ
ハンドブック
増補改訂 第2版

寺山守=解説  久保田敏=写真

2024年3月3日 第1刷発行
株式会社 文一総合出版



▲文一総合出版の「アリハンドブック」は初版第1刷が2009年12月6日に、その「増補改訂版」が2018年9月19日に出版されている。5年半ぶりにリニューアルされたこの「増補改訂第2版」では、掲載種数は99種から115種に増え、ページ数が88Pから112Pになっている。撮影の方法などの解説も加えられ、より充実した内容になっているが、自分が買った初版第1刷では正誤表での訂正箇所が多く、出版を急ぎ過ぎた感もある。第2刷以降ではきっと訂正されていると思うので、増刷を待って入手した方が良かったかも知れない。ちなみに表紙の顔のクローズアップはアギトアリ(Odontomachus  monticola)。








2024年11月13日水曜日

小翅稲子

 

コバネイナゴ(♀)

Oxya yezoensis


直翅目バッタ科イナゴ属。植物食で広食性。年1化で卵態越冬。成虫はよく佃煮にされる。



▲自宅の庭にいたコバネイナゴの雌。太陽光で身体を暖めているところ。







酒類廿八種類

 



カップ酒28種類。



   ▲京都市の「福島酒店」さんからカップ酒28種類を取り寄せた。日本全国のプリントカップ入りのお酒だけをセットで販売しているのを知り、いつかそのうち買いたいと思っていたのだが、考えてみたら別に我慢する理由は何もなかったのでとりあえず注文してみた。かつてはガラスに直接文字や絵を印刷したお酒のカップは今より沢山あったのだが、最近はほとんど紙のラベルを貼り付けた商品になっている。もうプリントのカップは「絶滅器具種」(←造語)なのではないかと思っていたのだが、こうして見るとどうやらまだしばらくは大丈夫なようだ。








2024年11月12日火曜日

北黄蝶と大花虻

 


キタキチョウ (秋型)
Eurema mandarina

   鱗翅目シロチョウ科キチョウ属。幼虫はマメ科植物を食べる。年4~6回発生し、成虫で越冬する。



▲サザンカ「桜月夜」の花にやって来たキタキチョウとオオハナアブ (
Phytomia zonata)。オオハナアブはすぐに飛び去ったが、キタキチョウはしばらくここにとどまっていた。






粘菌の本

 


身近な宝探しの楽しみ方
世にも美しい変形菌

川上新一/監修
高野丈/文・写真

2022年10月14日 初版第1刷発行
株式会社 文一総合出版




▲日本に棲息する変形菌600種以上のうち、130種の写真を掲載した図鑑。ほとんどは子実体の写真で、変形体や胞子についての情報が少ないので、身近で見られる変形菌の同定にどれだけ役立つのかは判らない。それでも変形菌についての基礎知識とか、採集や撮影の方法まで解説されていて、入門書としてはじゅうぶん過ぎる内容だと思う。巻末の「おすすめの変形菌本ガイド」というページによれば、もっと詳しく知りたい人には、山本幸憲氏が著した「日本変形菌誌」というありがたい本があるらしい。ただ、その本には写真が載っていないそうだ。




2024年11月11日月曜日

一文字挵

 


イチモンジセセリ
Parnara guttata guttata

鱗翅目セセリチョウ科イチモンジセセリ属。幼虫はイネ科やカヤツリグサ科の草本を食べる。年2~5化で、幼虫または蛹で越冬する。



▲咲き始めたサザンカ「桜月夜」の花にやって来たイチモンジセセリ。何時間もここから離れなかった。











苺ミルクプリン


 
Portion
Sweets

ショートケーキ
みたいな
苺ミルクプリン



▲今日、ヤマザワで買ってきた苺ミルクプリン。製造元は千葉県佐倉市の「株式会社東京めいらく 千葉工場」。原材料は、砂糖(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖、植物油脂、いちご果肉、脱脂粉乳、小麦粉、乾燥卵黄、クリーム、寒天、天日塩/乳化剤、増粘多糖類、酸味料、香料、着色料(クチナシ、紅花黄)、酸化防止剤(v.c.)。内容量は100gで156kcal。ショートケーキというよりはレアチーズケーキのような味。


ごちそうさまでした。





2024年11月10日日曜日

Shigeさんの本

 


ビーチ
コーミング
小事典
拾って楽しむ海の漂着物

林 重雄 

2024年7月7日 初版第1刷発行
株式会社 文一総合出版



▲今や日本のビーチコーマー達の神様とも言えるShigeさんこと林重雄氏のビーチコーミング本。自分も昔、村松浜で拾った小さなガラス浮きについて調べていてこの人のブログに辿り着き、その影響で海に通うようになった。カラー写真が豊富で文章も解り易く、何よりこうして紙の本として出してくれたのが凄くありがたい。







熊と兎

 


テディベアとテディラビット。




▲新潟市在住の水嶋広子さんが製作したテディベアとテディラビット。今回入手したのは新潟県上越市のテディベアアーティスト、吉川照美さんのお店「ROSEBEAR®️」の2号店「RB」で開催されていた「水嶋広子作品展」に出品されていた作品のうちの2体。どちらも素材は、モヘア、ミニチュアファー、ハードボード5ジョイント、グラスアイ(ダークアメジスト)、化繊綿、ガラスペレット等。誕生日は2024年10月27日。体重は200g。耳の長さで身長だけ異なっていて、クマは20cm、ウサギは24cm。名前をどうしようかと考えたのだが、ふたりともお店のカラーに合わせてちょっとダークな雰囲気があるので、クマは「リリス」ちゃん、ウサギは「パンドラ」ちゃんにしてみた。












2024年11月9日土曜日

千両牛

  


野沢民芸
千両べこ(金)



  ▲メルカリで千両べこを入手した。製造元は福島県西会津町の野沢民芸品製作企業組合さん。出品者様は群馬県の方。普通の千両べこは赤いのだが、これは金色をしている。岩手には「金のべこっこ」という郷土玩具があるが、ひょっとしたらそちらの方で発注したものかも知れない。体長は9.5cm位。





菊金上翅蛾

 

キクキンウワバ
Thysanoplusia intermixta

鱗翅目ヤガ科キンウワバ亜科Thysanoplusia属。幼虫はキク科、セリ科、イラクサ科、バラ科などの草本。成虫は昼間明るい時間帯から花にやって来る。年に2~3回発生し、越冬態は不定。




▲数日前から家の中にいるキクキンウワバ。よく見ると翅の一部が金色で綺麗。





















2024年11月8日金曜日

ギャオス

 

ビバリウムガイド 
VIVARIUM 
GUIDE
No.107
2024年冬号

令和6年11月1日発売
株式会社 エムピージェー発行



ビバリウムガイド(VIVARIUM  GUIDE)は、株式会社エムピージェーが年4回発行する爬虫類・両生類の飼育情報誌。 1997年、月刊アクアライフの増刊号として創刊。2017年の通算77号から正式に雑誌コードを取得し、独立季刊誌になっている。 

 今回の表紙はニューギニア島原産の「アカメカブトトカゲ」。この種がこの雑誌の表紙を飾るのは3回目。

巻頭特集は「爬虫類イベントとは〜祭の歴史〜」と題して、日本に於ける爬虫類イベントの歴史と趣旨について、編集長の冨水明氏が語っている。

 爬虫類ハンター加藤英明の現地レポートは今回で93弾目。「ラオスの自然と動物〜池の水を全部抜いてみた〜」と題して、東南アジアで唯一海に面していない国、ラオスの生き物と人々との関わりを紹介してくれている。

 巻末では「レオパ」こと「ヒョウモントカゲモドキ」の飼育の基礎について、冨水明氏が初心者向けに解説。





▲冬号恒例のカレンダーも付いている。







プリンに珈琲ゼリー

 

EMIAL

プリン
with珈琲ゼリー




▲今日イオンで買ってきたコーヒーゼリー入りプリン。製造元は長野県松本市の「安曇野食品工房株式会社」。原材料は、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、乳等を主原料とする食品、砂糖、乳製品、卵黄、粉末コーヒー、乳たん白、寒天、粉あめ/糊料(増粘多糖類、加工デンプン)、香料、グリシン、乳酸Ca、カロテノイド色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、pH調整剤、(一部に乳成分、卵、大豆を含む)。内容量190gで128kcal。プリンもコーヒーゼリーも両方食べたい人の為の製品。全体的に水分量が多めであっさりした感じ。



ごちそうさまでした。







2024年11月6日水曜日

茶の花

 

チャノキ
Camellia sinensis

     ツバキ科ツバキ属の常緑喬木。原産地はインド、ベトナム、中国南西部と云われているが、詳細は不明。



 ▲昨年1月に滋賀県大津市の千草園芸さんから取り寄せたチャノキ「紅富貴」の花が今年も咲き始めた。名前から分かるように、本来は紅茶用として改良された品種らしい。








▲小さな花だが、梅の花のような甘い香りがする。






2024年11月5日火曜日

隣の家の猿

 


ホンドザル
Macaca  fuscata  fuscata

霊長目オナガザル科マカク属。日本固有種であるニホンザルの本土産亜種。



▲今日の昼過ぎ、新居の隣家の屋根の上にいた猿。口元の色からするとさっきまで柿の実を食べていたようだ。でもまだ柿は渋いだろうからお腹いっぱい食べれたかどうか。この後この猿は隣の家のおばさんに動物駆逐用煙火で追い払われていた。




11月のオサムシ

 


トウホククロナガオサムシ(♀)
Carabus (Leptocarabus) arboreus parexilis

   鞘翅目オサムシ科オサムシ属(クロナガオサムシ亜属)コクロナガオサムシの東北地方南部亜種。



▲昨晩、いつもの街灯の下で見付けたトウホククロナガオサムシの雌。懐中電灯とスマホを近付けてもしばらく動かなかった。どうしてかなあと思ったら、







▲眼の前に長さ4cm位のクロイロコウガイビルBipalium fuscatumがいた。オサムシがコウガイビルを食べるかどうかは知らないが、もしかしたら狙っていたのかも知れない。






2024年11月4日月曜日

赤立翅

 


アカタテハ
Vanessa indica

鱗翅目タテハチョウ科アカタテハ属。幼虫はイラクサ科の草本を食べる。年数回発生し、成虫で越冬する。



▲新居の庭にやって来たアカタテハ。このブログには初めての登場。前に住んでいた所では近縁のヒメアカタテハばかりでアカタテハにはなかなか出会えなかった。距離的にはあまり離れていないのに、生物相が微妙に違うのが面白い。









2024年11月1日金曜日

星蜂雀のホバリング

 


ホシホウジャク
Macroglossum pyrrhosticta

 鱗翅目スズメガ科ホウジャク属。成虫は日中、花の蜜を吸う。幼虫はヘクソカズラやアカネの葉を食べる。年2~3化で、越冬態は不明だが、成虫での越冬が観察されている。



▲ブッドレアの花から蜜を吸うホシホウジャク。よねざわ昆虫館のある三沢コミュニティセンターの駐車場前にて。























▲動画。