世界の傑作機 No.208
フォッケウルフ Ta152
FAMOUS AIRPLANES OF THE WORLD
FOCKE-WULF Ta 152
株式会社文林堂
令和5年1月5日発行
▲隔月刊「世界の傑作機」。今回は第二次世界大戦末期にドイツ空軍で運用された高高度戦闘機「Ta152」について解説している。執筆はドイツ空軍機と言ったらこの人、国江隆夫氏。
Ta152は、フォッケヴルフ航空機製造有限会社( Focke-Wulf-Flugzeugbau Gmbh)のクルト・タンク技師(Kurt Waldemar Tank :1898~1985)が設計した戦闘機Fw190の空冷エンジンを水冷エンジンに換装したFw-190Dの発展型で、最高時速752kmを記録した文字通りの傑作機だった。ただ、ドイツが劣勢に陥っていた大戦末期に生産が開始された為、総生産数は多くても百数十機だったという。よく知られたエピソードとして、終戦直前にコットブスでの会議に出席する為にTa152を操縦していたクルト・タンクが2機のP-51に遭遇して、水メタノール噴射装置を作動させてぶっちぎったというのがある。
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