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2020年12月13日日曜日

狐の毛

 
    この前、狐が寝ていた場所に、毛が沢山落ちていた。


    よく見ると、毛の中に大きなフケのような、角質化した皮膚の断片が混じっている。これは典型的な疥癬の症状だが、後で顕微鏡で見てみたものの、ヒゼンダニは発見出来なかった。もう少し早く気付いていれば良かったのかも。

   昨日、叔父の家に行く機会があって、この狐の事を話したら、叔父が興味深い逸話をしてくれた。叔父の祖父、つまり自分にとっては曾祖父に当たる人が狐を飼っていた事があるらしい。毛皮目当てに母狐を鉄砲で撃った時に、遺された子狐を引き取って育てたのではないかと言う。その狐はこの家の床下を寝床にしていたらしいのだが、今でも床下に眠っている狐の骨は、もしかしたらその狐の亡骸なのかも知れない。









2020年12月10日木曜日

またまた本土狐

 

ホンドギツネ

Vulpes vulpes japonica



食肉目イヌ科キツネ属。





   また今日も狐が現れたので、今度は二階の窓から前回とは別のカメラ、別のアングルで撮影した。







    尻尾の毛がむしれているのは、おそらくヒゼンダニかハジラミ、あるいはその両方が原因だろう。







   暫くウロウロした後、丸くなって寝てしまった。



    そのまま30分位寝ていただろうか。ちょうど正午頃、突然目を覚ましてこちらをじっと見つめているので、何があったのだろうと思ったら、うちの猫が巡回を終えて家に帰ってきたところだった。狐が猫の方に近付いてきたので放っておくわけにもいかず、こちらが玄関の戸を開けて牽制に入ったら、狐は諦めて逃げていった。寝たふりをして待ち伏せしていたのだろうか。





2020年12月8日火曜日

また本土狐

 

ホンドギツネ

Vulpes vulpes japonica


食肉目イヌ科キツネ属。


    朝食を食べ終わった頃、まず家の中にいた猫が窓の外の存在に気付いて、じっとそれを見つめていた。次に父がそれに気付き、父に教えられて自分も窓の外を見た。そこには狐がいた。





    2~3日前の昼食の時も同じ場所に狐がいた。その時は人間の存在に気付いてすぐに逃げていったが、今日はまだ気付いていないようだ。日の当たる場所ですっかり寛いで、寝転がったり、体を舐めたりしている。こうして見ると可愛いものだ。






   最近、近所の猫の数が減っているのは、この狐に襲われた為ではないかと自分は睨んでいる。我が家の猫も、狐の出没する夜間はなるべく外に出さないようにしていたが、すると狐は昼間でも堂々とやって来るようになった。なんて賢い奴なんだろう。





  小一時間程して、狐はどこかに立ち去っていった。






2020年1月22日水曜日

足跡


雪の上に足跡が2筋。


左が狐、右が猫。歩幅が違う。


それにしてもこの冬は雪が異常に少ない。例年なら1m以上積もってるはずなのに今年は降雪が少なく、たとえ降ってもすぐ融けてしまう。これも地球温暖化のせいだろうか?
    3年前に1度も雪下ろしをしないで済んだ冬があったけど、今年もそうなれば有難いと思う。しかしまだ1月だから、2月3月とどっさり雪が降る可能性もあるので油断はできない。

2019年12月26日木曜日

本土狐


ホンドギツネ


Vulpes vulpes japonica

食肉目イヌ科キツネ属



   今年になってから何度か家の前をキツネが横切っていくのを目撃している。足が速いのでなかなかカメラで捉える事が出来ない。今日はなんとかスマホのカメラで後ろ姿だけ撮る事に成功した。本当は望遠レンズつきのちゃんとしたカメラで撮影出来れば良いのだが、カメラを持ってくる前に消えてしまうのだ。去年までは夜間しか見かけなかったのに最近は昼間から堂々と里を跳梁している。


   先月、父が入院している時に我が家の黒猫「ケムシ」が行方不明になった。もうひと月半になるがまだ帰って来ない。おそらくこのキツネに襲われたのだろう。



2018年6月24日日曜日

今日の動物 17

  ノコギリクワガタ(♂)
 Prosopocoilus  inclinatus
クワガタムシ科ノコギリクワガタ属の甲虫。
近所の街灯に来ていた。
家に持って帰って測ってみたら、体長59mm程だった。



コクワガタ(♀)
Dorcus  rectus
クワガタムシ科オオクワガタ属の甲虫。






ホンドギツネ
Vulpes  vulpes  japonica
イヌ科キツネ属の哺乳類

   昨晩、庭に狐が来ていた。うちの雄猫と10m位の距離で対峙していた。追いかけたら逃げていったが、懐中電灯で照らすと立ち止まって振り返り此方を見ているので、スマートフォンのカメラで光る眼を撮影した。今までに何度かうちの子猫が襲われているので、今回もそれが目的で来たのだと思う。大人の猫が食べられる事は滅多に無いが、用心するにしくは無い。うちの雄猫は尻尾を太くしてなかったから、別に怖がってはいないようだった。多分これが初めての出会いでは無いのだろう。襲いかかられても逃げ切れると踏んでいるに違いない。その油断が命取りにならなければいいが。

   ホンドギツネは、世界に広く棲息するアカギツネの亜種とされているが、頭骨の形や乳頭の数が違っていて、別種だとする説もある。

  30年程前に、家の近くで車に轢かれて死んだ狐がいた。その頭骨を持っているのを思い出したので、ちょっと引っ張り出してみた。
   比較する標本を持ってないので、どこがどう違うのかさっぱり分からない。
  その気になればキタキツネの標本くらいなら手に入れる事が可能だと思うが、そういう事はちゃんとした研究者にまかせておいた方が良いような気もする。


今日はここまで。