2023年11月29日水曜日

セルロイドのペン

 


カトウセイサクショの
万年筆とボールペン。



▲東大阪市にあったカトウセイサクショカンパニーで作られたセルロイド製の万年筆とボールペンの未使用品をメルカリで手に入れた。どちらも「カレイドスコープ」とよばれる派手な柄。万年筆の方はキャップをした状態で長さ12cm位。ペン先はドイツのSCHMIDT社のスチール製。軸の中にはカートリッジもコンバータも入っていなかったが、多分ヨーロッパ規格が使えるはず。ボールペンは10.5cm位で、中に入っていた替芯はやはりSCHMIDTだったが、D1規格ならどのメーカーでも大丈夫そう。カトウセイサクショの加藤清氏は2010年に85歳で亡くなられているのでもう新しい製品は入手出来ない。大事に使わなければ。








2023年11月28日火曜日

主役交代


 ACTION COMICS

アウトサイダーパラダイス
vol.1
涼川りん

2023年11月28日  第1刷発行
株式会社双葉社



▲昨年、惜しまれつつもヤングアニマルでの連載を終了した「あそびあそばせ」の作者、涼川りんさんが今年から漫画アクションで連載を開始した最新作「アウトサイダーパラダイス」の第1巻。「あそびあそばせ」で登場した美術部の「シャネル」と「ミュウミュウ」と「エルメス」、新聞部の「ぺんぺん」と「つーちゃん」。今作では高等部に進学したこの5人があそ研の3人に代わり主役となって群像劇を演じている。「あそびあそばせ」が全然終わった感じがしなかったので、いつか続編が描かれるのではないかと思っていたが、出版社も掲載紙も主役も変えて思ったよりも早く実現した。いつかあそ研の3人も再登場してくれたらと期待している。






   ▲特に美術部の3人とその先輩の「すいちゃん」が新聞部の依頼で描いた4コマ漫画は必見。







2023年11月25日土曜日

いもゆで工房さんのロボット その10

 


「おばけちゃん」と出逢って驚いてあんぐり口をあけている「ろぼ」達。




▲東京都府中市のいもゆで工房さんの製品4体を入手した。左から「おばけちゃん(黒化銅)」、「どらごぬ  ひつじつの (洋白)」、「つのちゃん  ずぐろ  へんつの (羊角)」、「つのちゃん  ずあか 1 (銅、洋白、水牛角)」。この内、「おばけちゃん」と「どらごぬ」は新製品。「つのちゃん」2体は角の形状違い。いもゆでさんは個人で製品の設計から製造、販売までやっているのに、かなりのハイスピードで新製品の開発を行なっている。その勤勉さは自分にはとても真似出来そうもない。







2023年11月24日金曜日

三亜種


 

いきもの大図鑑TM
アドバンス

ヘラクレスオオカブト




▲株式会社バンダイさんからヘラクレスオオカブト3亜種のアクションフィギュアが発売された。ラインナップは、

01.ヘラクレス・ヘラクレス

02.ヘラクレス・リッキー

03.ヘラクレス・セプテントリオナリス

それぞれの亜種は角の形状で見分けるらしい。





   ▲前翅の色は個体差とか湿度とかで変わるらしく、分類とはあまり関係ないようだ。






▲それにしても、バンダイさんのフィギュアは新製品が出るたびに出来が良くなっている。サイズが実物と同じくらいなので、このまま標本箱の中に入れておいたら、しばらくフィギュアだとは気付かれないだろう。







2023年11月23日木曜日

福べこ その4

 


野沢民芸の福べこ。



福島県西会津町野沢の野沢民芸品製作企業組合の工房で製作された張り子の牛。打出の小槌を背負っているタイプを「福べこ」という名で販売している。現在野沢民芸さんではこのサイズ(1号)の福べこを販売していないので、今回もメルカリで入手した。出品者様は福島県二本松市のKさん。









▲これまでに入手した野沢民芸さんの福べこ達。時代とともに少しずつ変化している。さて、それぞれの違いが分かるだろうか?









2023年11月22日水曜日

絶筆

 

MFコミックス フラッパーシリーズ

超人ロック  憧憬
聖悠紀

2023年11月22日 初版発行
株式会社KADOKAWA



▲2020年4月号から2021年8月号まで月刊コミックフラッパーに連載されていた聖悠紀氏の「超人ロック・ロックインザボックス」と「超人ロック・憧憬」の単行本化。聖氏は昨年10月に72歳で亡くなられているので、連載が中断したままだった「憧憬」の最後の22ページを長年アシスタントを務めた佐々倉咲良氏が執筆し、フラッパーの2023年7月号に掲載された事でやっとこうして単行本が出版される運びとなった。この作品の聖氏の筆致は痛々しいくらいに乱れている一方、佐々倉氏の絵はどの時代の聖氏の絵とも似ていないのだが、聖氏の絶筆をこうやってひとつの形に纏めてちゃんと読めるようにしてくれたのには感謝しかない。そもそも聖悠紀氏の絵のタッチをそっくりに描ける人は自分の知る限りひとりもいない。いや、中川翔子さんあたりなら描けるかも知れないが、彼女は超人ロックを知ってるだろうか。










2023年11月21日火曜日

万両と小紫

 

マンリョウ
Ardisia crenata

サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑灌木。




▲マンリョウの「千鳥」と「赤実恵比寿」に
実がなっていた。左の「千鳥」は地元のコメリで買った株で、右の「赤実恵比寿」は滋賀県大津市の株式会社千草園芸さんから取り寄せた株。どちらも2021年の10月に小さな苗で入手している。






▲こちらは黄色い実がなるマンリョウ「令和の栄」。今年1月に新潟市の芳樹園さんから入手した株。






▲昔、米沢のイオンで入手したコムラサキの小品盆栽にも実がなっていた。






2023年11月17日金曜日

来年は辰年

 


越後製菓の鏡餅(個包装タイプ)



  ▲近所のヤマザワに行ったら、もう鏡餅が売っていた。来年は辰年という事で、龍のフィギュアが付いた鏡餅を買ってきた。フィギュアの原型は、「おねんどお姉さん」として知られる、「ねんど職人」で「ねんドル」の岡田ひとみさん(43歳・群馬県出身)による製作。自分は毎年この人のフィギュアが付いた鏡餅を楽しみにしている。2024年版は3種類発売されているはずだが、残念ながら近所のヤマザワには2種類しか売っていなかった。







薄胡麻斑枝尺

 
ウスゴマダラエダシャク(♂)
Metabraxas paucimaculata

鱗翅目シャクガ科 Metabraxas 属。年1化で幼虫はモクレン属の葉を食べる。



▲昨晩、近所の街灯下で見付けたウスゴマダラエダシャクの雄。シャクガの仲間としては大きめの蛾。

   何故か今年はオオミズアオもウスタビガも見れなかった。






2023年11月10日金曜日

金柑の実

 

オオミキンカン
Citrus cv.

ミカン科ミカン属の常緑灌木。キンカン属(Fortunella)とされる事もある。



   ▲昨年10月に地元のコメリで買ってきた大実金柑に今年も実がなった。山吹色に熟したのが6個、まだ青い小さな実が4個で、合わせて10個。我が家には柑橘類が他に無いので、ジベレリン処理をする事も考えていたが、ほったらかしでもちゃんと結実してくれた。これでこの品種には自家結実性がある事が判明した。






2023年11月9日木曜日

帝守宮

 


ビバリウムガイド 
VIVARIUM 
GUIDE
No.103
2023年冬号

令和5年11月2日発売
株式会社 エムピージェー発行



 ▲ビバリウムガイド(VIVARIUM  GUIDE)は、株式会社エムピージェーが年4回発行する爬虫類・両生類の飼育情報誌。 1997年、月刊アクアライフの増刊号として創刊。2017年の通算77号から正式に雑誌コードを取得し、独立季刊誌になっている。

   今回の表紙は「オルナータダイヤモンドバックテラピン“アルビノ”」。

  巻頭特集は「広義と狭義のラコダクティルス」と題して、かつてラコダクティルス属とかミカドヤモリ属としてまとめられていたヤモリの仲間達の魅力や飼育方法を編集長の冨水明氏が解説。

   爬虫類ハンター加藤英明氏の現地レポートは第89弾。今回は「バハマの自然と動物~カリブ海の宝石、ホワイトケイツチイグアナ~」と題して、カリブ海に浮かぶバハマ諸島のホワイトケイという島にしかいない珍しいイグアナを紹介している。

   そう言えば、今まで生体を衝動買いしてしまうのを怖れて行くのを我慢していた米沢のとあるペットショップに昨日初めて立ち寄ってみた。久しぶりに色々生きた爬虫類や両生類を拝む事が出来て楽しかった。ヘルマンリクガメ、フトアゴヒゲトカゲ、ヒョウモントカゲモドキ、クランウェルツノガエル等、欲しい生き物が沢山いたのだが、何とか買うのをこらえられた。結局クワガタ飼育用の資材だけを購入して無事に帰ってこれた。







   ▲付録としてビバリウムガイド冬号恒例のカレンダーがもれなく付いてくる。








2023年11月8日水曜日

梟 その2

 


またメンフクロウとミミズク。


▲株式会社バンダイから「ART IN GASHAPON」として発売されている、造形作家の松岡ミチヒロ氏がデザインしたフィギュアの第2弾。ラインナップはメンフクロウ3色とミミズク3色の全6種。形状は第1弾と同じで色だけが違う。このブログで、「いつか第2弾も出して欲しい」と投稿したら、案外早く実現した。







2023年11月7日火曜日

ハンサム・ブロッサム

   

野沢民芸の赤べこ

「ハンサム・ブロッサム」



   ▲福島県西吾妻町の野沢民芸品製作企業連合から11月1日に発売された張り子の赤べこの新製品、「ハンサムブロッサム桜ピンク1号」をオンラインショップで入手した。従来のカラーに「赤」と「黒」があり、これらは「幕末のジャンヌ・ダルク」と云われた会津若松出身の「新島八重」をモデルにして野沢民芸の早川美奈子さんがデザインした創作張り子で、テレビで紹介されて自分が野沢民芸の赤べこに興味を持つきっかけをくれた製品。大胆なデザインによって伝統的な郷土玩具である張り子の世界に新たな可能性を切り開いた画期的な製品だと思う。







2023年11月6日月曜日

キセログラフィカ その2

 


ティランジア・キセログラフィカ
Tillandsia xerographica

ブロメリア科ティランジア属の常緑多年草。着生植物。中央アメリカ原産。




▲軒下に吊るして育てていたエアプランツのキセログラフィカの花が咲いた。今年はこれで2株目。







▲キセログラフィカの全体の姿。今年7月に咲いた株と比べると葉が小さい。多分これは育て方による違いではなく個体差か、もしくは地域差によるものだと思う。








▲ドゥラティも花芽が伸びてきた。












2023年11月2日木曜日

幼虫の誘惑

 


コスズメ(終齢幼虫)
Theretra japonica

    鱗翅目スズメガ科コスズメ属。幼虫はブドウ科、アカバナ科、アジサイ科などの葉を食べる。年2化で蛹態越冬。



  ▲昨晩、近所の農道で出会ったコスズメの幼虫。成虫は毎年沢山見かけるので個体数は多いようだ。スズメガの幼虫を見付けると家に持ち帰って成虫まで育ててみたいという誘惑に駆られるが、暖かい室内に蛹を置くと季節外れの真冬に羽化する可能性があり、そうなったら可哀想だからいつも我慢している。