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SBDX013
とうとう買ってしまった。セイコーの1000m防水のダイバーズウォッチ「SBDX013」。2015年8月の発売で今でも生産されているが、定価だと¥35万+消費税。でも中古だったので大分お買い得だった。
セイコーのダイバーズで外胴プロテクターが付いたタイプは「ツナ缶」(Tuna-Can)というニックネームで呼ばれているが、その中でも1000m防水のモデルは一部で「エンペラー・ツナ」(Emperor Tuna)などと言われているらしい。
1000m防水がどれだけ凄いか書くと、まずフリーダイビングの最大潜水深度が、オーストリアのハーバート・ニッチ(Herbert Nitsch)の打ち立てた記録で214m。スクーバダイビングではエジプトのアフメド・ガマル・ガブル(Ahmed Gamar Gabr)が332mまで潜っている。飽和潜水だとフランスのハイドラ(HYDRA)計画で1988年に出した記録が534mで、これが今のところ生身の人類による最深記録なのだ。つまり、1000mは人間が生きて無事に帰って来れる深さを超えているわけだ。
海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦の最大潜航深度については公開されていないが、推定で700~900mと言われているから、この時計は軍用の潜水艦をも凌ぐ無駄な素晴らしい性能を持っていると言える。
▼この時計に裏蓋は存在しない。防水性を高める為にケースがワンピース構造になっている。
ケースはチタン製。風防はサファイアクリスタル。プロテクターはセラミックで出来ている。ベルトはシリコーン樹脂製。
回転ベゼルの直径は約43mm、プロテクターの直径は約52mm、全体の厚みが約19mmとかなり大きいが、チタン製のケースのおかげで思ったよりは軽い(それでも約158g)。
ムーブメントは26石の「8L35」。8振動/秒で精度は+15~-10秒/日。パワーリザーブは約50時間。
▼明るい蓄光塗料「ルミブライト」のおかげで光が届かない深海でも視認性が高い。
まあ、ダイビングをしない自分にとってはまさに宝の持ち腐れなわけだが。