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2025年4月24日木曜日

会津桐下駄

 


今日、十数年ぶりに会津若松に行ってきたきた。

オートバイで出掛けて、途中で予想外の雨に降られたり、道に迷ったりしたが、何とか無事に辿り着いた。



▲会津若松市七日町の「清水屋履物店」さん。創業百年以上のお店。ここで下駄を買わせて貰った。実は自分は大の下駄好きで、その為に普段靴下を履いていない。






▲買った下駄の爪先にお店の御主人が革を打ち付けてくれているところ。店内を撮影しても良いかと尋ねた際に「レジも撮って」と言われた。最初何の事が分からなかったが、よく見ると御主人の左側に古いレジスターが置いてある。電気を使わない機械式のレジスターをまだ現役で使っているのだ。素晴しい!






▲御主人に打ち付けて貰った爪先の革。これがあると爪先が傷むのを防いでくれるし、衝撃も吸収してくれる。






▲紗綾形(さやがた)柄の鼻緒も良い。






▲履き心地も良い。これから馴染んでくればもっと良くなるだろう。







▲御主人から頂いた起き上がり小法師。隣の店で売っていると言う。






▲隣は赤べこで有名な「野沢民芸商店」さん。このお店で買った品については明日投稿する予定。






2018年7月21日土曜日

今日の靴 4


  フェラガモの革靴

   この所の猛暑の為か、父親が履いていた革靴の底が剥がれてしまった。新しい靴を買わなければいけないと言うので、もし自分のお古でも良ければ使って欲しいと思い、仕舞ってあったフェラガモの革靴を探し出してきた。

「サルヴァトーレ・フェラガモ」(Salvatore  Ferragamo)は、イタリアの同名の靴職人により1927年にフィレンツェで設立されたファッションブランドである。

   このウイングチップのドレスシューズは、髄分前に買って暫く履いていた物だが、自分の足に比べて少し幅が狭く、あまり履き心地が良くなかったので、リーガルの靴を買ってからは仕舞いっぱなしになっていた。
   父親の足のサイズは自分より一回り小さいので多分履けるはずだと思って薦めてみたのだが、結局父親は自身で靴屋に行って買ってきた合皮製の安物を履く事に決めたようだ。
   そう言えば、父親が自分で買い物をしてきたのは何ヵ月ぶりだろうか。今年になってから体調を崩してあまり出歩かなくなっていた。最近は一時期より大分元気になったような気がする。

   自分の持っている唯一のフェラガモは、当分出番が無さそうである。

2018年3月28日水曜日

今日の靴 3

  レッドウィング
   #877
  「アイリッシュセッター」
    Red Wings  #877  'Irish Setter’

   「レッドウィング・シューカンパニー」(Red Wing Shoe Company)は、1905年にアメリカミネソタ州のレッドウィング・シティで創業した靴メーカー。レッドウィングという街の名は、かつてその地域に住んでいたスー族のチーフ、ワタタ・レッドウィングに因んでおり、社名は街の名から来ている。

  レッドウィングの「アイリッシュセッター」と呼ばれるブーツは、元々この#877を指していた。1952年に発売されて以来、同社の製品で最も売れた靴だという。一般にワークブーツと言われているが、本来はハンティングブーツとして作られたらしい。グッドイヤーウェルト製法で縫い付けられたクッションクレープソールは、軽量で足音が立ちにくいという特徴を持っている。また、インソールとアウトソールの間に入っているコルクが歩く度に体重で潰される事によって段々靴が足に馴染んでいくという。アッパーにはセコイアの樹皮で鞣したといわれるオロイジナルレザーが使われていて、この革の色が猟犬のアイリッシュセッターに似ている事が名前の由来になっていると言われている。

   自分の持っている#877は、アッパーサイドにアイリッシュセッターの刻印が入っていて、これは1996年頃の2年間しか製造されなかった物らしい。








   このブーツに店先で初めて出会った時、なんて格好良い靴だろうと思った。手にとって触ってみると、オイルの染み込んだ革はフニャフニャで、初めての感触に驚いてしまった。履いてみるとまるで誂えたかのように自分の足にピッタリ。それまで革靴というと、固くて丈夫だが履き心地の悪い靴という印象しか無かったのだが、それが覆されてしまった。靴に一目惚れしたのはその時が初めてだった。本当はすぐに買いたかったけど、多分手持ちの金が無くてその時は諦めざるを得なかった。その後1ヶ月程して再びその店に行ってみると、とっくに売れているだろうと思ったその靴があの時と同じ場所に置いてある。幸い財布にはお金が入ってるし、これは何かの運命だろうと思って迷わず購入した。
  編み上げのブーツというのは、日本のような頻繁に靴を脱がなければいけない環境では不便この上ない。自分はこのブーツを殆んど雪降ろし専用にしていた。これなら靴の中に雪が入る事は無いし、どうせ雪降ろしが終わって屋根から降りて来るまでは脱ぐ必要も無いので丁度良かったのだ。雪の上でしか履いてないから靴底も殆んど減ってないし、まだ比較的良い状態を保っているのが嬉しい。

2018年3月11日日曜日

今日の靴 2

 クラークス  ワラビーブーツ







  Clarks  Wallabee Boot


   今日で東日本大震災から7年。
   天災は過ぎ去ったが人災はまだ終わっていない。

   今日はそれとは全く関係ない話。

  「クラークス」は、イギリスのサマセット州の町、ストリート(Street)に本社を置く靴メーカー。1825年の創業当初はムートン製のスリッパを作っていた。

   クラークスの「ワラビー・ブーツ」は、1966年発売。アッパーはスエード、アウトソールは天然ゴムで出来ている。昔はアイルランド製やイングランド製があったが、今は中国製かベトナム製になっているようだ。ちなみにワラビーとは、オーストラリアにいるカンガルー科の有袋類の名前。

  この靴を買ったのは大分前だ。店頭にイングランド製があったので、「これを下さい」と言ったら、店主が店の奥から箱入りの物を持ってきてそれを渡してくれた。家に帰って箱を開けてみると、中身は中国製。別に中国製でも品質は変わらないのだが、他にもその店には色々問題があって嫌な思い出しか無かった。それ以来その店には行っていない。

  あえて言っておくが、この靴自体に罪はないし、良い靴だと思う。


2018年1月31日水曜日

今日の靴 1

  チペワ  ファイヤーマンブーツ

   Chippewa  Fireman Boots

   チペワ社(Chippewa  Shoe Manufacturing Company)は1901年にアメリカのウィスコンシン州チペワフォールズで創業した。元々は地元の林業関係の労働者向けに靴を作っていたという。

   チペワのファイアーマンブーツは、その名の通り消防士の為のブーツである。編み上げのブーツであるが、いざという時すぐ履けるようにファスナーが付いている。でも、2ヶ所で編み上げている所が面白い。必要性については疑問だが、この方がカッコいいのは確かだろう。














 グッドイヤーウェルト製法で作られ、爪先には鉄板が入っている。


  社名の「チペワ」は、地名からとられたものだろうが、元々はその地域にいた先住民の部族名に由来している。
   それに因み、シャフト部分にネイティブアメリカンの横顔が刻印されている。



  靴底は、イタリアのビブラム社(Vibram)の100番が付いているが、フラットソールの製品もある。